圃場別データセットを活用した大規模水稲作経営に対するデータ駆動型改善提案の要点
要約 多くの圃場を管理する大規模水稲作経営において、栽培管理記録や面積あたりの推定収量を圃場別に集約したデータセットを構築することにより、収量と各種要因との関係を「見える化」することができる。推定収...
短紙筒狭畦移植機と自走式多畦収穫機等を用いたテンサイの狭畦栽培
要約 本狭畦栽培は、短紙筒狭畦移植機、自走式多畦収穫機等を用い支援組織が行う。1年間に1台で移植機は60ha、収穫機は移植栽培と直播栽培を合わせて140haの作業が可能である。慣行の移植栽培に比べて糖量が14%向...
大規模温暖地水田作経営における長ネギの機械化栽培体系の導入効果
要約 大規模温暖地水田作経営における長ネギ栽培に、機械化による規模拡大および複数品種の栽培による出荷期間の延長を組み合わせた機械化栽培体系を導入することで、長ネギ部門の労働生産性が向上し、労働報酬の...
北海道水稲の発育予測モデルにおける品種の早晩を適切に推定するパラメータ作成法
要約 北海道の水稲品種の発育予測モデルのパラメータ作成に際し、道内の広範な地域でデータが取得されている品種を基準品種とし、そのデータを用いて他品種のデータを推定・補完することにより、早晩の違いを適切...
予測を含む気象データを利用した水稲、小麦、大豆の栽培管理支援システム
要約 気象情報と利用者が登録した作付け情報から、発育ステージを予測するとともに、適切な追肥量や施用時期、病害の予測情報等の栽培管理支援情報をインターネット経由で届ける農業情報システムである。農業気象...
加工・業務用ホウレンソウの機械収穫体系を利用した刈り取り再生栽培技術
要約 歩行型の加工・業務用ホウレンソウ収穫機を利用することで、省力化と生産費の削減が図られ、刈り株から再生した2番草を再収穫することが可能となる。再収穫により厳冬期の収穫量確保とともに、さらなる生産...
人工光閉鎖型育苗と水耕栽培等によるトルコギキョウの年3作周年生産技術体系
要約 人工光閉鎖型育苗装置による大苗の計画生産と、NFT水耕栽培、病害対策、および複合環境制御システムを用いることで、1棟のハウスで年3作の栽培が可能である。ハウス3棟を用い、栽培期間を組み合わせることで...
車速連動ブロードキャスタの播種作業への適用による水稲乾田直播栽培の省力化
要約 車速連動ブロードキャスタを水稲乾田直播栽培での播種作業に適用できる。適正な作業幅は約8mであり、一般的なグレーンドリルによる播種作業に比べて所要時間を約1/3に短縮できる。表面散播での苗立ち率は砕...
中山間地の精密な気象データをアメダス等から推定する農地環境推定システム
要約 地形が複雑な中山間地の任意地点の気温、日相対湿度、日積算日射量、日積算降水量、日積算基準蒸発散量、6時間先降水量を、短期間の気温の実測とアメダス観測値等から推定し、推定データをパソコン、スマー...
関東地域のトウモロコシ二期作の新たな適地判定指標策定と栽培適地拡大状況
要約 関東地域のサイレージ用トウモロコシの二期作栽培において1作目・2作目ともに全植物体乾物率が30%以上となる新たな適地判定指標を策定するとともに、トウモロコシ二期作の現在の栽培適地拡大状況、並びに今...
オリエンタル系ユリにおける温度と個体光合成および呼吸、乾物蓄積との関係
要約 オリエンタル系ユリの個体光合成の適温は、20~25°Cの範囲にある。夜温を15°Cとし、昼温を28°C、24°C、20°Cとする、あるいは昼...
要約 東北および北陸地域におけるタマネギの春まき夏どり作型の開発により、これら地域での生産性が慣行の秋まき作型より向上し、端境期出荷も可能となる。公表した栽培マニュアルから、適品種選定等栽培技術情報...
要約 キャベツの倒伏性は、押倒し抵抗測定により、解析・評価が可能である。キャベツセル苗の深植え定植では、浅植え定植に比べ、少し深い(3-5cm深)層に多数の側根を発達させるため、転び型倒伏への抵抗性が増し...
クラウン温度制御技術による宮城県被災地でのイチゴ促成栽培における収量増加
要約 寒冷地の宮城県におけるイチゴ促成栽培でも、クラウン部の温度を20℃前後に維持するクラウン温度制御技術により、低温期の生育促進と、出葉、ならびに第1および2次腋果房の出蕾が早まることで、総商品果収量...
傾斜地の多い中山間地において多目的に利用できる小型栽培管理ビークル
要約 各種作業機を交換することにより、田植えおよび管理作業など多目的に利用できる農用車両である。また、前後方向および左右方向への耐転倒性が高いため、圃場の出入りや傾斜路面の走行時の安定性が向上する。...
要約 高精度水田用除草機等を活用した除草体系をはじめ水稲の有機栽培管理技術についてわかりやすく解説したマニュアルである。現地実証試験の概要や生産費についても掲載しており、慣行栽培を行っている生産者が...
高精度水田用除草機と米ぬか散布を中核技術とする水稲の有機栽培体系
要約 有機栽培圃場において、高精度水田用除草機による除草作業と移植時の米ぬか散布等を組み合わせることにより雑草を顕著に抑制できる。本技術を中心とした水稲有機栽培体系では、慣行栽培に比べて穂数は減少す...
要約 キャベツセル苗の培地表面が地表面から2cm程度下になるよう深く定植することで、機械収穫で問題となる収穫期の結球部の傾きを軽減できる。その際、苗を深植えしても収量は低下しない。 キーワード 加工業務...
要約 淡色黒ボク土において、地下30cmに埋設した遮水シート溝式地下灌漑システムを用いて給水すると、給水管直上から水平距離50cmまでは速やかに水が移動し、75cm地点でもレタスの生育に十分な土壌水分を維持でき...
飼料用稲麦二毛作体系によるホールクロップサイレージの生産技術
要約 水田を活用したダイレクト収穫による飼料用稲麦二毛作体系において、地域に適した品種を用い、乳苗移植栽培や堆肥と液肥を活用した栽培技術、作業競合回避技術等の導入により、年間実乾物収量で1.8t~2.0t/1...