肥効調節型被覆肥料を利用した穂肥一括施用による玄米品質の向上
要約 速効性窒素肥料とシグモイド型被覆尿素を組み合わせた配合肥料をコシヒカリの穂肥として一括施用すると、慣行分施と同等以上の収量性を維持しながら、乳白粒や胴割粒などの発生を抑え、良質粒割合や食味値を...
要約 試作した畝立てマルチ同時局所施肥機は、目標の施肥量を畝面から約15cmの深さに縦横径1~2cmのすじ状に、2.3h/10aの能率で施肥できる。また、30%程度施肥量を削減しても慣行全層施肥と同等の生育、収量が得...
要約 早掘りジャガイモの速効性窒素肥料と30日タイプの肥効調節型窒素肥料を成分配合割合7:3で施用した全量基肥栽培は、2割減肥しても速効性窒素肥料利用の基肥+追肥の標準栽培と同等の収量が得られ、追肥作業...
茨城県の早期・早植栽培におけるロングマット水耕苗移植栽培の作業体系
要約 ロングマット水耕苗移植栽培での作業体系を確立した。育苗の作業時間は、ha当8.5時間と慣行の約27%と省力性が高く、苗の重さは慣行苗の約5分の1で労働低減効果も高い。移植は、乗用田植機に苗ホルダーを装...
要約 カーネーションの養液土耕において、給液濃度を窒素で100~180ppm、1日の給液量を1平方メートル当たり1.5~5リットルの範囲で時期ごとに変化させ、毎日3回以上に分けて給液することにより、収量および切り花...
要約 ランナーを少量の培地を用いた高設床に直接定植し、開花を促進する技術を確立した。培地はマサ土とパーライトの配合土(容積比、1:1)がよく、クラウン径5~8㎜以上のランナーを8月上旬に定植する。培地冷却...
要約 点滴かん水装置を利用し早生温州を液肥で栽培すると、年間の窒素量を慣行の70%としても、収量、果実品質は変わらない。 キーワード 早生温州、点滴かん水装置、液肥、減肥栽培 背景・ねらい かんきつ産地...
要約 傾斜ミカン園用の自走式肥料散布機を開発した。肥料散布機は、配合肥料、ペレット肥料、化成肥料に対応し、車速連動とロータリフィーダによる繰り出しのためムラなく散布できる。送風による搬送と噴口の角度...
要約 赤黄色土露地畑におけるキャベツ、スイートコーンの栽培において、牛ふん堆肥施用1年目の硝酸性窒素浸透量は化学肥料単用より低減する。また、肥効調節型肥料を利用しても同様に低減する。 キーワード 赤黄...
要約 流通堆肥に化成肥料、牧草種子等を混ぜて成形したシードキューブを急傾斜荒廃草地などに散布することにより、表面耕起せずに簡易に草地更新できる。シードキューブ成形散布機による急傾斜草地での作業能率は...
春まき夏秋どりネギの窒素吸収パターンに合わせた全量基肥施用技術
要約 窒素吸収パターンに合った被覆尿素肥料の育苗箱施用や本圃の条施用で、9、10月どりネギの全量基肥栽培が可能である。本技術により、慣行栽培に比較して、育苗箱施用で約70%、条施用で50%の窒素成分が...
要約 後作の肥料分を前作の基肥施用時に肥効調節型肥料で施肥したうねを連続利用する春ブロッコリーの機械移植不耕起栽培法を確立した。本法により、春作業の安定・省力化が図れ、慣行栽培並の収量が得られる。移...
被覆尿素を利用した苗箱施肥法による「コシヒカリ」の穂肥の省力化
要約 溶出特性の異なる2種類の被覆尿素を混合し、育苗箱に層状に施用することによって、本田への穂肥を省略し、安定生産できる「コシヒカリ」の苗箱施肥法を確立した。 キーワード コシヒカリ、被覆尿素、苗箱施...
要約 水稲ロングマット水耕育苗において、あらかじめ種子消毒してある購入種子を用いた場合でも、育苗装置に土壌フィルターを取り付けることにより、根の伸長阻害を軽減し、巻取り可能な苗マットを作ることができ...
要約 分解性ポット(サブストレートポット)は小型・軽量で輸送性に優れ、そのまま定植できるため、イチゴの挿し苗に利用すれば育苗および定植作業を大幅に省力化できる。また、窒素中断がしやすく定植後の活着も...
要約 露地栽培のウンシュウミカン「白川」では、夏重点溶出型の肥効調節型肥料を用いた11月上旬の年1回施肥における収量及び果実品質は、有機配合肥料を用いた慣行の年3回施肥と同等で、施肥の省力化と窒素施用量...
カキ「新秋」のボックス栽培における用土の種類、量および施肥量
要約 カキ「新秋」のボックス栽培では、用土の量は果実品質、収量のバラツキが小さく、運搬の利便性を考慮して25L、用土は粒状培土か真砂土とし、肥料は肥効調節肥料の1回施用、1樹当たり窒素成分7~14gで栽培で...
イタリアンライグラス連作後の点播直播栽培における「ヒノヒカリ」の施肥法
要約 イタリアンライグラス連作後における「ヒノヒカリ」の打込み式湛水土中点播直播栽培においては、慣行分施体系の中間追肥を省略する必要がある。また、肥効調節型肥料を用いることで30%の減肥と施肥作業の省...
要約 中山間地域のシグモイド型緩効性肥料を用いた点播直播の全量基肥栽培では、ひとめぼれ級熟期品種には80日タイプ、こいごころ級熟期品種には100日タイプが適する。速効性肥料を30%、緩効性肥料を70%とするこ...
産業連関分析の手法を用いた食品循環資源の再生利用による経済・雇用波及効果並びに環境負荷の計測
背景・ねらい 食品の製造・加工過程において発生する食品残さ、流通過程、外食産業等で発生する残飯などを、肥料・飼料への再生利用、バイオマスエネルギーへの利用など、有用な食品循環資源として活用促進を図る...