土壌物理性簡易診断として圃場全面深さ60cmまでの土壌硬度を三次元分布で評価する
要約 GNSSレシーバーと貫入式土壌硬度計を用いて圃場全面に対し深さ60cmまで土壌硬度を測定した後、深さ1cmごとの土壌硬度等高線マップを作成し、土壌硬度の三次元分布を構築する手法である。土壌硬度の偏りを根...
地域資源、畦連続使用栽培、緑肥間作を活用した南九州地域の有機畑輪作体系
要約 ダイコン作付前焼酎廃液濃縮液施用、ダイコン作付後無施肥サツマイモ畦連続使用栽培、畦間エンバク間作の組み合わせによる有機栽培体系でダイコン、サツマイモともに慣行栽培とほぼ同等の生産性を複数年得る...
ナタネを核とした水田由来バイオマスエネルギー生産・利用シミュレーションモデル
要約 ナタネのエネルギー利用を核とした農耕エネルギーの自給計画を設計するに当たり、エネルギー自給率の目標設定値達成に必要となるナタネ栽培面積の経時的変化を推計して、計画の事前評価を支援することを可能...
要約 赤黄色土で栽培されるバレイショは,石灰資材の無施用および過剰な化学肥料の施肥により強酸性を呈する土壌で,交換性アルミニウム含量も高く,交換性カルシウム含量は,調査した92%のほ場で土壌診断基準値以下...
要約 VA菌根菌の宿主作物を前作物として栽培すると、後作のダイズ栽培ではVA菌根菌の感染率が増加する。その結果、ダイズのリン酸吸収が促進されて、5~10 kg P2O5/10aのリン酸減肥が可能となる。 キーワード VA...
本暗渠間隔の広幅化と弾丸暗渠の施工による輪換畑の排水性簡易回復手法
要約 暗渠排水機能が低下した輪換畑では、本暗渠を40m間隔で施工し、弾丸暗渠を密に組み合わせることで、本暗渠間隔10mの現行輪換畑に比べ、降雨後の土壌の乾燥が1~2日遅れる程度まで、排水機能が回復する。水稲...
要約 連作および短期輪作では、各作物とも土壌病害虫の発生に伴って収量低下が認められる。収量の長期変動パタ-ンは作物によって異なるが、いずれも4年以上の長期輪作より低収で推移する。根菜類、麦類、豆類を...
要約 市販F1品種にはキャベツバーティシリウム萎凋病に対し、激発圃場でも被害を回避できる強い抵抗性を有する品種が存在する。固定品種の抵抗性検定結果との比較により、今後の抵抗性育種の可能性が示唆された。...
要約 こんにゃく連作畑では、一般に土壌のりん酸濃度が高く、輪作作物として陸稲を栽培すると鉄欠乏症が発生しやすいが、硫酸第一鉄を100kg/10a施用することにより回避できる。 背景・ねらい こんにゃく栽培では...
土壌窒素無機化予測に基づく春キャベツ跡水稲の基肥窒素施用基準
要約 春キャベツ跡水稲では前作残渣により土壌窒素無機化量が増加する。その程度は残渣鋤込みから水稲移植までの期間が短いほど大きく、基肥無窒素でも倒伏する危険性が高い。このため、鋤込み後1ヶ月以上畑状態...