深層学習で熱帯の多様な生態系における土壌のリン供給能を推定するモデル
要約 土壌の分光データを使用した深層学習により、農耕地および自然植生を含む熱帯の多様な生態系における土壌のリン供給能を迅速かつ高精度に推定できる汎用性の高いモデルを開発できる。 キーワード 土壌診断 ...
リン欠乏水田でのリン施肥による水稲増収量は土壌リン吸着能から推定できる
要約 マダガスカルに広く分布するリン欠乏水田において、リン肥料を施用した際のイネの増収量は、近接する圃場間でも大きく異なり、土壌のリン吸着能が高いほど低下する。 キーワード 土壌診断 施肥管理 マダガス...
データ駆動型土壌管理のための土壌データ配信サイト「日本土壌インベントリー」
要約 データ駆動型土壌管理の早期実現に向け、「日本土壌インベントリー」ではデジタル土壌図の他に、土壌特性数値地図、土壌温度・水分推定値、土壌断面データを配信する。デジタル土壌図と作物栽培指針との連携...
わい化栽培リンゴ「ふじ」での着色向上のための窒素施肥基準の策定
要約 わい化栽培「ふじ」における着色を考慮した窒素施肥基準を策定した。これまでの慣行窒素施肥量から、栽培地域の年平均気温により区分した必要施肥量に削減することで、収量や果実品質を低下させることなく、...
除染農地においてそばで営農再開するためのカリおよび窒素肥料の増施
要約 農地除染後も土壌中には放射性セシウムが残存しているが、カリ増施や牛ふん堆肥の施用によりそばへの移行を低減できる。また、表土の剥ぎ取りとマサ土の客土により肥沃度が低下している場合が認められること...
予測を含む気象データを利用した水稲、小麦、大豆の栽培管理支援システム
要約 気象情報と利用者が登録した作付け情報から、発育ステージを予測するとともに、適切な追肥量や施用時期、病害の予測情報等の栽培管理支援情報をインターネット経由で届ける農業情報システムである。農業気象...
画像解析による作物形質評価のための入力画像データ正規化法の開発
要約 圃場等栽培現場での非破壊的な作物画像データの取得において、光や影の影響を排除した一定の画像を取得することにより、ストレス耐性等有用農業形質の定量的解析の精度を向上するとともに、一般農業者が簡便...
要約 簡略化したpH(KCl)測定法は土壌酸性を簡易迅速安価に評価できる手法であり、バレイショのそうか病対策のための土壌酸性の指標として、生産者自身による測定や現場での即時診断に活用できる。 キーワード バ...
飼料用トウモロコシの新たなカリ減肥指針「土壌養分活用型カリ施肥管理」
要約 飼料用トウモロコシ栽培において、カリ施肥が不要と判定される交換性カリの基準値を従来値よりも大幅に引き下げた36mg/100gとし、低カリ肥沃度条件におけるカリ施肥量を10kg/10aに抑える施肥管理により、目...
要約 「コシヒカリ」の作期・窒素施肥法による生長・収量の変動を説明する水稲生育予測モデルによって推定された一籾あたり利用可能炭水化物量と同窒素量は、実測の乳白粒率および背基白粒率と強い負の相関関係に...
UHPLCを用いたイオンペア法による野菜汁液中硝酸イオンの迅速定量法
要約 HPLCよりも高圧条件下で分析可能なUHPLC用に開発されたC18カラムを用いるイオンペア法では、1点あたりの分析時間は8分程度であり、従来法のICと比べて分析時間は約40分短縮し、ICを用いる定量値と一致度は高...
牧草中放射性セシウム濃度低減のために、草地更新後もカリ施肥継続は必要
要約 草地更新による除染を行った採草地は、更新後も適切なカリ施肥の継続が必要である。カリ施肥を怠り、交換性カリ含量が大きく低下すると、牧草中の放射性セシウム濃度は再び暫定許容値を超えることがある。 ...
転炉スラグを用いた土壌pH矯正による土壌伝染性フザリウム病の被害軽減
要約 転炉スラグを原料とした石灰肥料を施用して土壌pHを矯正すると土壌伝染性フザリウム病の被害が軽減し、土壌pH7.5前後までは微量要素欠乏による生育の影響は見られない。また、耐病性品種の利用や太陽熱消毒...
土地、労働生産性ともに高いダイコン-サツマイモ畦連続使用有機栽培体系
要約 南九州地域を対象としたダイコン-サツマイモ畦連続使用有機栽培体系は、サツマイモ、ダイコンとも地域平均収量以上の生産量が得られる。本体系のサツマイモ作は単作の慣行より土地生産性が52%、労働生産性が...
絶乾土水振とう抽出有機態炭素量による水田風乾土可給態窒素の迅速評価
要約 絶乾土から水振とうで抽出された有機態炭素量を測定することにより、標準法である風乾土30°C4週間湛水培養による可給態窒素量を迅速評価できる。 キーワード 水田土壌、可給態窒素、有機態炭素量、風乾...
傾斜放牧草地における省力化と省資源化を可能とする新たな施肥法
要約 傾斜放牧草地では牛の排ふん尿による養分還元が地形面毎で異なり、養分偏在が生じる。被覆尿素を用いて年1回、地形面毎に播き分けを行う施肥法は、年2回の全面施肥と比較して、同等の放牧実績と施肥コストの...
要約 カラシナやダイコン残渣などの植物バイオマスを用いた土壌還元消毒法は、ホウレンソウ萎凋病に対し顕著な発病抑制効果がある。土壌還元消毒では、酢酸、酪酸などの抗菌物質を産生するクロストリジウム属菌な...
要約 地力増進基本指針における改善目標の下限値を基準とし、安全を見越した幅を持たせて、有効態リン酸が10~15mg/100gの場合には各地の土壌条件に応じて標準施肥量~その半量の施肥を、15mg/100gより大きい場合...
草地更新後に牧草への放射性セシウム移行の低減を維持するためのカリ施肥量
要約 草地更新後の牧草中放射性セシウム濃度を低減するため、土壌交換性カリ含量を維持するには、標準施肥の2倍量以上のカリ施用が必要となる。窒素単肥の追肥は土壌交換性カリ含量が低下し、牧草中放射性セシウ...
畑土壌中リン酸の不振とう水抽出法に基づく施設キュウリのリン酸減肥
要約 不振とう水抽出法によって土壌から1.00 mg P2O5 / 100g風乾細土を超える水溶性リン酸が抽出される施設キュウリ栽培圃場においては、基肥無リン酸栽培が可能である。 キーワード 施設...