要約 土塊分析は、圃場から採取した土壌を砕土したのち、得られた土塊のサイズ分布から土壌構造を評価する手法である。土塊のサイズ分布は、土壌構造の評価に従来用いられている粗孔隙率や乾燥密度等と相関があり...
土壌物理性簡易診断として圃場全面深さ60cmまでの土壌硬度を三次元分布で評価する
要約 GNSSレシーバーと貫入式土壌硬度計を用いて圃場全面に対し深さ60cmまで土壌硬度を測定した後、深さ1cmごとの土壌硬度等高線マップを作成し、土壌硬度の三次元分布を構築する手法である。土壌硬度の偏りを根...
要約 直径45cmの円筒を下層土に達するまで打ち込んで測定した湛水開始60分後のインテークレートと、同測定の24時間後に測定した円筒内の作土の土壌水分張力との組み合わせを評価指標にして、転換畑の排水性を評価...
要約 トマト青枯病およびかいよう病は、病徴と選択培地への罹病茎断面のスタンプにより出現したコロニーにより診断できる。青枯病対策には深耕還元消毒と抵抗性台木の組み合わせが、かいよう病対策には薬剤の茎葉...
本暗渠間隔の広幅化と弾丸暗渠の施工による輪換畑の排水性簡易回復手法
要約 暗渠排水機能が低下した輪換畑では、本暗渠を40m間隔で施工し、弾丸暗渠を密に組み合わせることで、本暗渠間隔10mの現行輪換畑に比べ、降雨後の土壌の乾燥が1~2日遅れる程度まで、排水機能が回復する。水稲...
要約 造成された諫早湾干拓地では、緑肥のすき込みと牛ふん堆肥2t/10aを2年連用すると、全炭素、可給態窒素が露地野菜畑の改善目標値まで改善し、冬キャベツでは目標収量5,600kg/10a程度の収量が得られる。またバ...
要約 石狩川流域に存在する客土材の土取り場とその各成分を含量水準別にマップ化す ると共に、利活用方策として水稲及び転作作物の生育を考慮した汎用田に対する客土材の 利用指針を設定する。 キーワード 客土、...
重粘土転換畑での促成トマトのかん水施肥栽培における最適施肥・灌水量
要約 有明海沿岸部重粘土壌転換畑での促成トマトのかん水施肥栽培は、有効土層からの豊富な養水分の吸収により、窒素施肥量6~12kg/10a、灌水量12~24t/10aで慣行施肥栽培と同等の収量・品質が確保できる。 キー...
要約 食用ゆりの生理障害であるあんこ症は、りん茎(球)肥大の中後期におけるカルシウム、ホウ素の吸収不足によって発生する。当面の対策として、カルシウム、ホウ素の補給、作土の保水性向上、培土の改良による根...
要約 基肥窒素を施用せず、生育に応じて液肥で追肥することにより、窒素の総施用量を慣行の55~61%に低減しても、同等の収量が得られる。高知県農業技術センター・生産環境部・土壌肥料科 背景・ねらい 近年、環...
要約 平成5年の水稲冷害において,気象・品種・栽培条件がほぼ同一な圃場間に見られた被害程度の局地的変動は,透水性が過小・過大な土壌で被害が大きく,作土が深いと軽減されるなど土壌要因とも関連していた...