摘要 1)原油や穀物の需給逼迫と世界金融危機による価格反落というドラスティックな情勢変化に焦点を当て、穀物価格高騰の構造分析と今後の動向予測を行うとともに、国内食料供給力の増強、食料生産と燃料生産の...
拮抗微生物を核とした特産マメ類立枯性病害防除システムの開発-有用拮抗微生物の選抜及び施用技術の開発-
摘要 ダイズ黒根腐病の生物的防除法開発のため、温室試験と野外設置ポット試験でともに高い黒根腐病防除効果を示したトリコデルマ属菌を圃場試験で効果検定し、ふすま培養物を大豆播種時に圃場にすき込むことで45...
摘要 オオタバコガの生物的防除技術の開発を目指し、圃場内でのオオタバコガと捕食・寄生性天敵の発生消長を追跡するとともに、室内飼育を試みながら生態について調査を行った。オオタバコガの個体数は2月と7月...
摘要 ハスモンヨトウNPV(SpltNPV)を生物防除剤として開発するため、SpltNPVの対象害虫への感染並びに増殖過程の特性を解析し、有効な感染方法を確立して効果的なSpltNPVによる微生物農...
摘要 マツノマダラカミキリ成虫に有効なBacillus thuringiensisを検索するため、各地の松林と雑木林で採集した土壌から、加熱により芽胞細菌を選択的に分離した。これを染色して検鏡し、毒素結晶を形成しているも...
摘要 チャバネアオカメムシの無菌飼料の開発に着手し、落花生、大豆、玄米にビタミン混合物を加えた組成の中から羽化率が40%、前胸背板幅と産卵数が落花生・大豆・水を与えた非無菌飼育による対照区と同等になる...
白紋羽病に対する有用微生物等の探索及び作用機作の解明(222)
摘要 12年度は、白紋羽病菌に対して強い拮抗性を示すことで11年に選抜したBacillus subtilis菌株 No. 302072について以下の成果を得た。各種煎汁培地上で4日前培養した後に白紋羽病菌を対峙させると、白紋羽...
果実せん孔性及び吸汁性害虫の天敵微生物の探索と利用技術の開発(237)
摘要 果実せん孔性害虫及び吸汁性害虫の天敵微生物を探索し、利用法について検討した。鱗翅目、甲虫目、半翅目昆虫の病死虫を多数採集し、昆虫病原糸状菌を分離同定した。分離した菌は対象害虫に対して接種試験を...
摘要 吸汁性害虫の発育制御に関わる要因解明の一環として、チャバネアオカメムシ体内共生細菌がカメムシ幼虫発育に及ぼす影響を明らかにする実験系を確立する目的で、滅菌処理が可能な人工飼料の開発を行い、落花...
摘要 マツノマダラカミキリ成虫に殺虫性のあるBacillus thuringiensis(BT)を検索するため、同虫の生息環境から芽胞細菌の分離を試みた。BTの特徴を持つ菌はマツ林土壌から50株得ら...
土壌環境要因の制御によるダイズシストセンチュウ防除技術の開発
摘要 ダイズシストセンチュウは豆類における難防除性の重要害虫である。そこで、天敵微生物の利用による生物的防除法や、生理活性物質を利用した生態的防除法に注目が集まっている。各種環境条件下における卵寄生...
天敵昆虫(卵寄生蜂)の利用による大豆害虫カメムシ類の防除技術(239)
摘要 九州地域でのダイズ栽培にとって問題とされているイチモンジカメムシについて、その天敵の働きを明らかにした。イチモンジカメムシの卵期の最大の死亡要因は卵寄生蜂 Telenomus triptus ...
摘要 薬剤による防除が困難なカメムシ類の生物的防除の手段として卵寄生蜂が有望である。これら卵寄生蜂は寄主範囲の広いものが多く、寄主カメムシと卵寄生蜂の寄主・寄生者関係は極めて複雑である。この寄主・寄...
摘要 プロトプラスト化により作出したダイズ白絹病菌の弱病原性クローンと、元の病原性母株との混合接種による発病抑制効果を判定した。ガラス室試験では、弱病原性クローンの混合割合の増加に伴って発病程度が漸...
野菜害虫およびその天敵に対する新殺虫剤の作用性に関する基礎研究
摘要 ハスモンヨトウはだいず害虫であるばかりでなく、野菜の重要害虫である。現在有効な薬剤がほとんどなく、難防除害虫となっている。受託薬剤は本害虫の防除薬剤として期待できるが、生物的防除法の開発を進め...
ダイズシストセンチュウ卵寄生菌の探索と菌の活動に及ぼす環境要因の影響
摘要 豆科作物の重要害虫であるダイズシストセンチュウは極めて防除困難な害虫であり、殺線虫剤使用による化学的防除法は毒性の高い薬剤を使用しなければならないことや、コストが高いことから、大規模な畑作地帯...