不良環境に適応性が高く、新たな利用に適した多収性さとうきび育種素材の開発
摘要 i)既存の飼料作物と比較して乾物収量が多く、数年にわたる多数回の株出し栽培が可能な「KRFo93-1」を飼料用サトウキビ新品種候補として選定した。ii)黒穂病に抵抗性を具える新たな飼料用サトウキビ有望系統...
不良環境に適応性が高く、新たな利用に適した多収性さとうきび育種素材の開発
摘要 i)選抜した飼料用さとうきび系統は種子島の11、12月収穫でも株再生が優れることを確認し、2年3回収穫等の栽培方法を提案した。ii)中程度の黒穂病抵抗性を具える「S5-33」を飼料用さとうきび有望系統とし...
不良環境に適応性が高く、新たな利用に適した多収性さとうきび育種素材の開発
摘要 多収性さとうきび(モンスターケーン)系統95GA-22、95GA-24、95GA-27の乾物収量は610、481、664kg/aとバイオマス生産力がきわめて高く、かつ糖収量は162、214、203kg/aで、製糖用の極多収系統に匹敵する糖...
摘要 降雨量の多い春~夏の施肥量を減らし、有機物を有効利用するため、年間の堆肥を冬作開始前に全量投入する冬作前堆肥施用区を設定し、由来の異なる11品種・系統を供試して、生育・収量を慣行栽培区と比較した...
摘要 生物エネルギ素材としてスイートソルガムの高糖性と多収性に注目してアルコール原料用の高糖性多収F1品種を開発を図り、ほぼ計画通りソルガムとしては最高の糖生産力を有する純系系統SIL-05と、それを花粉...
摘要 降雨量の多い春~夏の施肥量を減らし有機物の有効利用を図る栽培法への適応性の差違を見るために、年間の堆肥を冬作開始前に全量投入する試験区を設定し、由来の異なる11品種・系統を供試して普通栽培と比較...
摘要 かんしょの直播栽培を用いてトウモロコシを補完する青刈用飼料生産を行い冬季はイタリアンライグラスを作付けして翌春かんしょを再萌芽させることにより、低コストで安定な自給飼料生産システムの開発に資す...
暖地向き飼料用トウモロコシの障害抵抗性育種法の開発(152)
摘要 暖地における晩播・夏播き栽培用品種には南方さび病抵抗性が必須である。そこで、本病抵抗性の春播き接種検定法を開発するとともに、遺伝解析により抵抗性には相加効果が最も重要であることを明らかにした。...
摘要 暖地の飼料作物の栽培では、施肥窒素の溶脱による地下水汚染等の環境問題が指摘されている。この問題の解決は特定の技術のみに依ることが難しいと予想され、施肥時期のコントロールや堆厩肥の利用促進など、...
東北タイにおける飼料用さとうきび品種育成のための遺伝資源調査
摘要 乾燥、塩類集積土、白葉病汚染など、東北タイの厳しい環境下で持続的に生産が可能な飼料作物としてのさとうきび優良品種育成の可能性・方向性を検討するため、育種素材を調査した。タイ農業局の育成系統、及...
暖地向き飼料用トウモロコシの障害抵抗性育種法の開発(149)
摘要 暖地におけるトウモロコシの晩播・夏播き栽培用品種には南方さび病抵抗性が必須である。そこで、本病抵抗性の遺伝解析を行い、抵抗性には一般組合せ能力が重要であるが、部分的に系統ヘテローシスも関与して...
摘要 南九州における飼料用トウモロコシ作は、台風被害による収量の低下が不安定要因となっており、夏季の青刈飼料として有望な飼料作物も少ない。一方、かんしょは台風災害にも強く、茎葉にはビタミンや無機塩類...
摘要 暖地におけるトウモロコシの晩播・夏播き栽培用品種には南方さび病抵抗性が必須で、新品種開発には本病抵抗性をもたない春播き用品種とは異なる育種素材が必要である。そこで、本病抵抗性の育種母材集団の特...
暖地向き飼料用トウモロコシ育種素材における茎部消化性の変異の解明(96)
摘要 茎部消化性には育種母材集団で7~8%、親自殖系統で26%の変異幅が見られ、デント種よりフリント種で高い傾向が示された。ダイアレル分析の結果、一般組合せ能力は細胞内容物含量と高消化性繊維含量のい...