摘要 作物が持つ病害抵抗性を利用することは最も経済的な防除手段である。省力及び農薬施用量軽減の観点から単一の病害だけでなく、いもち病、苗腐敗症、紋枯病等の病害に対して複合抵抗性を有する水稲品種を育成...
抗菌性ペプチド遺伝子の導入によるリンゴの病害抵抗性台木育種素材の開発(251)
摘要 台木に発生する病害は主として土壌病害であり、薬剤による防除が困難であるため、台木品種の病害抵抗性を強化する必要がある。そのため、抗菌性ペプチド遺伝子をリンゴに導入し、新しい病害抵抗性素材の獲得...
摘要 てんさいの栽培において、高齢化、離農による大規模化に伴う労働不足、北海道の多様な気象条件が引き起こす病害の発生による生産の不安定性が重要な農業問題となっており、直播栽培による省力・生産コストの...
REMI法によるキャベツ萎黄病菌の変異株のスクリーニングと形質転換ベクター挿入部位の解析
摘要 化学農薬に替わる有用微生物を利用した生物的防除技術の開発が進められているが、その開発には、植物病原菌、病原性欠損菌及び非病原菌の植物における病害抵抗性誘導、植物への侵入・共生などの病害防除上重...
抗菌性ペプチド遺伝子の導入によるリンゴの病害抵抗性台木育種素材の開発
摘要 果樹栽培においては、樹勢調節や環境適応性の向上等を目的として台木を使用するが、台木に発生する病害は主として土壌病害であり、薬剤による防除が困難であるため、台木品種の病害抵抗性を強化する必要があ...
摘要 環境保全型農業を推進するためには、農薬散布量を低減する必要があり、そのためには抵抗性品種育成が不可欠である。しかし、果樹からの病害抵抗性関連遺伝子の単離は進んでおらず、育種に利用できるに至って...
非殺菌性化合物による作物病害抵抗性誘導機構の解明と利用技術の開発(51)
摘要 非殺菌性化合物アシベンゾラルSメチルはキュウリ炭疽病や黒星病に対して局部的及び全身的獲得抵抗性を極めて速やかに誘導し、その効果は処理3時間後に菌を接種した場合でも認められた。同化合物の処理によ...
非殺菌性化合物による作物病害抵抗性誘導機構の解明と利用技術の開発
摘要 ベンゾチアジアゾール化合物CGA245704の各種病害に対する防除効果を温室内のポット試験及び圃場試験によって調べた結果,キュウリの黒星病,炭疽病,ナシの黒星病,赤星病に効果が認められた。同化合物はこれら...
ブドウのフィトアレキシン合成酵素遺伝子の構造解析と抵抗性育種への利用
摘要 ブドウ栽培地帯は気候温暖で、しかも多雨多湿のため病害が発生しやすい。これら病害を防除するため、栽培地では度重なる薬剤散布が行われており、農家の健康、食品の安全性及び環境に対する悪影響が懸念され...
摘要 本技術開発の実験系の福原オレンジ(F)と川野なつだいだい(N)を用いて、効率的なキメラ作出法を検討した。FとNの実生を暗黒下で育て、約8から10cmに生育した時に寄せ接ぎし、約10日後に活着部...
摘要 コスタリカの農業と農業研究の現状について調査した。コスタリカは中央に山脈が走り中央部の大部分が山岳地帯で占められ、耕地率は10.3%と極めて低い。しかも、その耕地の46%でコーヒー、バナナ、牧...
摘要 PR1aタンパク質遺伝子は病原体感染による壊死班形成、或いはサリチル酸等の薬剤処理によって、その発現が強く誘導される。この点を利用して遺伝子導入を行う際の誘導性高発現プロモーターカセットの作製...
摘要 ピーマンの重要病害としてはTMV、CMV、疫病、斑点細菌病、青枯病等がある。この中で疫病と青枯病は土壌伝染性の病害で、一旦発生すると効果的な薬剤がなく、被害が著しい。疫病については抵抗性育種が...