Ⅱ-1 環境にやさしい農業を推進する研究の強化 [16] 農業生産環境の維持管理技術の確立 1 農業生産環境維持保全のための調査及び対策 (3)土壌くん蒸による硝酸化成抑制の持続性と対策技術の評価
摘要 クロルピクリンで土壌くん蒸した黒ボク土露地畑において秋冬ニンジンを栽培し、クロルピクリンの施用が硝酸化成に及ぼす影響を調査した。その結果、土壌くん蒸後、6週間にわたってクロルピクリンによる硝...
Ⅱ-1 環境にやさしい農業を推進する研究の強化 [16] 農業生産環境の維持管理技術の確立 1 農業生産環境維持保全のための調査及び対策 (4)緑肥作物を活用したニンジンのリン酸減肥技術の開発
摘要 エンバクすき込みによって土壌の可給態リン酸は増加しなかったが、無栽培に比べて生育中期以降のリン酸吸収量は高くなった。ニンジンの収量はリン酸の施肥量に関わらず、エンバク栽培区で多くなり、リン酸...
Ⅱ-1 環境にやさしい農業を推進する研究の強化 [16] 農業生産環境の維持管理技術の確立 1 農業生産環境維持保全のための調査及び対策 (5)水田土壌の乾田化に関する実態把握
摘要 農研機構が作成した全国デジタル農耕地土壌図で、グライ低地土に分類されている君津地域の水田99箇所において乾田化の実態を調査した。その結果、約6割の圃場が灰色低地土に分類され、乾田化が進んでいる...
摘要 砂質土においてMITC剤を潅注し、被覆資材及び被覆の有無が大気中のMITC濃度に及ぼす影響を調査した。その結果、ガスバリア性フィルムで被覆することにより、ポリフィルムで被覆した場合と比較してMITC剤の...
Ⅱ-1 環境にやさしい農業を推進する研究の強化 [16] 農業生産環境の維持管理技術の確立 2 環境に配慮したネギ黒腐菌核病総合対策システムの構築 (2)ネギ黒腐菌核病対策選択支援システムの構築
摘要 プロジェクトの研究成果をもとに、前作の発病程度や周辺圃場の発病程度、ネギの作型等に応じて各種の黒腐菌核病対策を選択できるネギ黒腐菌核病対策選択支援システムを構築した。
Ⅱ-1 環境にやさしい農業を推進する研究の強化 [16] 農業生産環境の維持管理技術の確立 2 環境に配慮したネギ黒腐菌核病総合対策システムの構築 (3)ネギ黒腐菌核病の防除技術の確立
摘要 ネギの最重要病害である黒腐菌核病について、土壌中で越夏した菌核の生存率及び前作の被害程度と次作の被害程度の関係を明らかにした。また、センター内圃場で育苗時及び生育期処理薬剤を用いた体系防除の...
摘要 適期のパレード20フロアブル処理で、ネギ黒腐病に対して高い防除効果が得られることが明らかとなった。また、効果的な薬剤散布のタイミングは、日最高・最低平均気温から推定することができると示唆された...
Ⅱ-1 環境にやさしい農業を推進する研究の強化 [17] 安全な食料生産に寄与するリスク管理対策 1 土壌有害物質のリスク管理対策 (1)コメ中のヒ素とカドミウム濃度を同時低減可能な栽培管理技術の確立
摘要 出穂期後に2回落水処理を行う水管理法で栽培した結果、常時湛水処理区と比較してコメ中無機ヒ素濃度は35%低減し、カドミウム濃度も基準値を大きく下回る濃度であった。また収量品質についても大きな問題...
摘要 天敵類に影響の少ない殺虫剤を使用した現地ナシ園において、ナミハダニは多発せず、カンザワハダニが優占することが複数年にわたる調査から確認された。また、ハダニ類の密度抑制にはスペシャリストカブリ...
摘要 事例調査から、利用次元として3つのレベルを考察した。経営の規模と雇用の状況で活用する機能・特徴、使い方が変化し、利用次元が異なると考えられた。利用上の課題は、「情報の一覧性は紙ベースにかなわ...
摘要 水稲作に大規模に取り組んでいる経営体を対象に調査を行った。農業技術のイノベーション実施段階は、高い順に、防除用ドローン、自動操舵・直進アシスト・ガイダンスシステム、除草剤散布用無人ボートであ...
摘要 加工・業務用キャベツにおいて、出荷期間までの積算温度等による予測指標を策定し、定時定量出荷に適する品種・作付時期の構成を地区ごとに明らかにするため、4品種4播種時期でキャベツを栽培した。その...
摘要 4月下旬~6月中旬に播種した場合、「千葉半立」と「千葉P114号」ともに、播種日から開花期までの日照不足が収量予測に影響を及ぼすことが明らかになった。生産力検定試験の解析結果から、「千葉半立」と...
摘要 生育及び気象データの蓄積を進め、これらのデータを利用し、開花予測式の更新を行った。また、花芽分化以降からのLED電照による開花促進の程度と生育に与える影響を明らかにした。
摘要 収穫日や収穫盛日の果重(果実肥大)を予測できるシステムを作成し、生育情報などで活用した。フィールドサーバーなどの観測装置の実用性を検討したところ、フィールドサーバーの気温データを基準として各...
摘要 水稲温暖化対策研究室内の土壌を用いて生育期間中の水田土壌窒素発現量をモデル化することができ、これにより窒素発現量を予測することが可能となった。このモデルを用いた窒素発現量予測について、メッシ...
摘要 スクミリンゴガイ被害が多い水田と、これに隣接する被害が少ない水田において、UAV(ドローン)撮影とRTK測量を活用した画像撮影を行い、田面の均平度合が大きく異なることを明らかにした。また、稲刈り後...
摘要 根重の予測モデルを検証した結果、9月下旬播種の「冬自慢」では、積算温度、抽根部の根径、栽培方法を説明変数とした予測モデルの予測精度が最も高いことが明らかとなった。 9月中旬播種の「福誉」や「...
摘要 春系及び寒玉系キャベツの結球内部障害の発生条件を明らかにするため、計5品種の内部障害を調査したところ「夢いぶき」で黒変症の発生が少ない傾向であった。また、日中の気温が高く、気温の日較差が大き...
摘要 「ベニアズマ」、「べにはるか」及び「シルクスイート」を用い、在圃期間を変えて、サツマイモの肥大状況と生いもの乾物率、デンプン含量及び糖含量を継時的に調査した結果、在圃期間92日から168日の範囲...