デオキシニバレノール汚染に対応した秋まき小麦の赤かび病の薬剤散布方法
要約 発病とデオキシニバレノール(DON)汚染の関係解明と薬剤評価の結果から秋まき小麦の赤かび病に対する薬剤防除対策として、効果の高い薬剤を開花始と1週間後の2回散布でDON汚染低減とMicrodochium nivaleによ...
デオキシニバレノールおよび農産物検査規格に対応した小麦調製法
要約 赤かび粒率の基準値を目安に比重選別を行えばデオキシニバレノールの基準値および他の農産物検査規格も満たすことができる。安定した調製を行うためには整粒割合による仕分け・ロット形成が有効である。 キ...
上川地域における春まき小麦「春よ恋」に対する尿素葉面散布効果と追肥要否判定
要約 開花期以降3回の尿素葉面散布追肥で、タンパク含有率が向上する。また、千粒重も増加し増収する。生育診断値(穂揃期の草丈(cm)×止葉直下葉葉色値)と推定粗子実重水準より、倒伏を抑えつつ、タンパク含有率を...
要約 RQフレックスを用いて土壌硝酸態窒素を簡易測定する場合は、風乾細土を用い、土:液比=1:2.5で水抽出し、棒攪拌・濾液採取装置で検液を得る。この測定値は、秋まき小麦の窒素吸収量と相関が高く、窒素診断...
要約 2年間の大豆栽培後の2作目水稲では水稲栽培後の場合よりも生育・収量とも向上するが、玄米タンパク質含有率は上昇し、3作目小麦では生育・収量は低下傾向にある。大豆栽培後2作目の堆肥連用田の水稲では窒素...
穂発芽耐性に優れ、かび毒汚染の少ないパン用春まき小麦「北見春67号」
要約 「北見春67号」は「ハルユタカ」、「春よ恋」に比べ穂発芽耐性が優れ、赤かび病菌による子実中デオキシニバレノール濃度が低い。収量は「ハルユタカ」より多く、「春よ恋」並かやや多い。製パン性は「ハルユ...
要約 ナンブコムギを用いた冬期播種栽培において、普通畑、初年目水田転換畑のいずれも基肥窒素量を10kg/10aとすることで、秋播栽培並みの収量を確保することができる。さらに、穂揃期の窒素追肥を組み合わせるこ...
小麦生地物性を低下させる高分子量グルテニン・サブユニットの簡易判別法
要約 小麦の生地物性を低下させる高分子量グルテニン・サブユニット遺伝子Glu-A1cとGlu-B1eを簡易に同定できるPCRマーカーを開発した。このマーカーの利用により,生地物性を低下させる遺伝子を持つ系統を選別で...
製粉性およびめん色に優れる秋まき小麦新品種候補系統「きたほなみ」
要約 秋まき小麦「きたほなみ」はやや早生で、「ホクシン」と比較して製粉性、めん色が優れ、多収である。穂発芽性、赤かび病抵抗性、赤さび病抵抗性、コムギ縞萎縮病抵抗性が「ホクシン」より優れる。 キーワー...
要約 早熟で収穫が梅雨にかかりにくく、短稈で耐倒伏性が強く、多収で品質が優れる小麦品種「イワイノダイチ」を奨励品種に採用する。 キーワード コムギ、早熟、イワイノダイチ、奨励品種 背景・ねらい 本県の小...
要約 交配当年度に葯培養再生個体を温室において養成し、これを次年度圃場に移植して栽培すると、従来の葯培養と比較して育種年限を1年短縮可能で、温室栽培の労力の軽減、種子の大量増殖、併せて圃場における予...
要約 早生で、多収の硬質小麦「ハナマンテン」を奨励(認定)品種として採用する。 キーワード コムギ、奨励品種、硬質、製パン性、早生 背景・ねらい 埼玉県では、パン用硬質小麦「ハルイブキ」を認定品種として...
要約 短稈で、耐倒伏性に優れ、多収で、めん色、食感が優れる小麦「きぬの波」を奨励(認定)品種として採用する。 キーワード 小麦、奨励品種、加工適性、きぬの波、耐倒伏性 背景・ねらい 埼玉県における小麦栽...
食品残さを活用した安価な乳酸発酵飼料による肉用牛の低コスト肥育
要約 水分含量を45%程度に調整した食品残さを主体とする混合飼料を密閉貯蔵して調製した乳酸発酵飼料は、黒毛和種去勢牛の嗜好性が高く、増体成績は配合飼料給与と比べて劣ったが、肉質が優れ枝肉単価は向上した...
要約 小麦を水稲のコンバイン収穫跡に浅耕播種する場合には、外周明渠とフレールモアによる再生稲処理に加えて、小明渠浅耕処理を組み合わせて実施することで、コンバイン旋回跡の解消や圃場の乾燥につながり、播...
要約 食品残さを飼料利用するための、採卵鶏への天ぷらカスの10%混合給与は、卵重が増加し、消費者における卵の嗜好性は向上する。 キーワード ニワトリ、天ぷらカス、食品残さ飼料、官能評価 背景・ねらい 外食...
県産パン用小麦「ハルイブキ」の各種ブレンドによるパン加工適性
要約 「ハルイブキ」に発芽玄米や発芽小麦全粒粉及び、農林61号とアヤヒカリを一定割合ブレンドすることにより、外観を損なわず、風味と食感を活かしたパンができる。 キーワード コムギ、ハルイブキ、パン、ブレ...
コムギのふ色遺伝子Rg1は低分子量グルテニン・サブユニットのGlu-B3座の遺伝子型の簡易圃場選抜マーカーとして利用できる
要約 小麦の生地物性に寄与するとされる低分子量グルテニン・サブユニットのGlu-B3 座は、ふ色遺伝子Rg1 と強く連鎖しており、Rg1 をGlu-B3 座の遺伝子型選抜マーカーとして使用することができる。これによりほ場...
原麦β-グルカン含量が低いビール大麦は麦芽蛋白質の分解が過剰になりやすい
要約 ビール大麦の麦芽蛋白質分解にはプロテアーゼ活性のほかに原麦β-グルカン含量も影響する。50%エタノール不溶性原麦β―グルカン含量が低く、プロテアーゼ活性が高い系統は麦芽蛋白質分解が過剰になりやすい...
要約 米粉に少量のグアーガム、乳化剤、βアミラーゼ剤を添加することを基本組成とし、イースト等の一般的な製パン材料を加えることにより、グルテンを用いずに嗜好性の高い米粉パンが製造できる。 キーワード 米...