要約 空知型4年4作(移植水稲-大豆-小麦-乾田直播水稲)の水田輪作栽培体系において、移植水稲では無代かきの疎植栽培等、乾田直播水稲では前年整地等の技術を導入すると、省力化や大豆収量向上により、大規模経営...
小麦カバークロップ不耕起栽培は大豆のアーバスキュラー菌根菌相を変化させる
要約 小麦カバークロップ不耕起栽培は、大豆のアーバスキュラー菌根(AM)菌感染を促進するだけでなくその群集構造にも影響を及ぼし、慣行体系で栽培される大豆とは異なるAM菌相を形成する。 キーワード カバークロ...
FOEAS導入圃場で不耕起播種機を用いた低コストな水稲・小麦・大豆輪作体系
要約 FOEASを導入した大規模営農において、高能率な大型不耕起播種機の使用、事前の耕起・整地による水稲乾田直播、小麦の追肥重点施肥、大豆の不耕起播種等を用いた技術体系により、全算入生産費を慣行対比で稲...
要約 播種から収穫まで耕起しない狭畦不耕起栽培は、慣行の耕起播種・中耕培土栽培と比較して、ダイズ白絹病の発生を減少させる。狭畦不耕起栽培による白絹病の抑制は中耕培土前の段階でも認められる。 キーワー...
経済的インセンティブを考慮した省耕起栽培による温室効果ガス削減効果
要約 省耕起栽培による温室効果ガス削減量は、経済的インセンティブを考慮した場合、慣行栽培比で1.7%(CO2換算)にとどまる。技術的な削減ポテンシャル(3.8~18.1%)を生かすには、3,000円/t CO2eq...
要約 二毛作での作業競合を回避するため、飼料イネ作付け後に牛糞堆肥2t/10aを施用することにより、あと作の小麦の収量及び外観品質は向上し、子実粗蛋白質含有率もランク基準に近づく。 キーワード 飼料イネ、牛...
要約
大麦によるリビングマルチと狭畦密植栽培を組み合わせた大豆の雑草防除技術
要約 秋播き性の高い大麦によるリビングマルチと大豆の狭畦密植栽培を組み合わせることで、地表面の光量子密度の低下が早まることから、無中耕・無除草剤でも雑草防除が可能である。リビングマルチの有無は大豆...
道央水田転換畑における秋まき小麦「ホクシン」の大豆畦間ばらまき栽培法
要約 秋まき小麦の連作回避を目的とした大豆畦間ばらまき栽培技術について、道央地域の「ホクシン」に適応した栽培基準である。 キーワード 道央、転換畑、秋まき小麦、大豆畦間播種、連作 背景・ねらい 秋まき小...
要約 飼料イネと飼料用麦類を組み合わせることにより、関東北部でも水田における飼料イネ・飼料用麦類の1年2毛作体系が可能となる。最も多収で省力的な栽培体系は、飼料イネはホシアオバを直播で、飼料用麦類は...
要約 飼料イネが現行の生産費用を償い米麦2毛作経営に導入されるには、助成金が2万円に低下した場合、59.4円/乾物1kgの価格もしくは1,281kg/10aの乾物収量の実現が必要である。助成金がない場合では現行の生産...
作業競合を回避して実収量を高めるための飼料イネ生産体系の要点
要約 収穫時に「コシヒカリ」との作業競合がなく、1t/10a以上の乾物実収量を得たのは、直播栽培では「夢あおば」を用いて穂数が400本/m2程度の時である。6月中旬の移植では、「クサユタカ」を用いた時であるが、...
気象観測ロボット網を活用する 250m メッシュの小麦成熟期予測マップ
要約 市町村レベルの面積内に複数配置される気象観測ロボットからのリアルタイムデータを使用して、250mメッシュ気象値(気温、相対湿度、降水量)を推定できる。気温のメッシュ値を使用すると小麦の成熟期推定マ...
要約 簡単な改造を加えた市販の播種機で寒冷地における大豆・麦の3年5作を可能とする栽植様式と作業体系である。合理的な条間設定により播種・管理作業が行い易く、播種作業能率が高い。麦収穫時の大豆踏圧害も...
要約 「春よ恋」の初冬まき栽培では越冬性が劣る場合があるため、「ハルユタカ」より地域が限定される。倒伏は窒素吸収量が13kgN/10aより発生するため、窒素施肥は春まき栽培の標準量を越冬直後と出穂期以降に分...
要約 簡単な改造を加えた市販の播種機で寒冷地における大豆・麦の3年5作を可能とする栽植様式と作業体系である。合理的な条間設定により播種・管理作業が行い易く、播種作業能率が高い。麦収穫時の大豆踏圧害も...
作業競合を回避して実収量を高めるための飼料イネ生産体系の要点
要約 収穫時に「コシヒカリ」との作業競合がなく、1t/10a以上の乾物実収量を得たのは、直播栽培では「夢あおば」を用いて穂数が400本/㎡程度の時である。6月中旬の移植では、「クサユタカ」を用いた時であるが、...
要約 北海道の黒ボク土壌畑作地帯における亜酸化窒素の年間発生量は、窒素施用量と キーワード 温室効果ガス、亜酸化窒素、畑作、窒素施肥、黒ボク土壌 背景・ねらい 亜酸化窒素(N2O)は、農地土壌面から発生する...
要約 北海道の黒ボク土壌畑作地帯における亜酸化窒素の年間発生量は、窒素施用量と 高い相関があり、窒素施用量の0.36 %に相当する窒素が亜酸化窒素として発生する。 キーワード 温室効果ガス、亜酸化窒素、畑作...
要約 イタリアンライグラス等の牧草による浄化システムは家畜尿汚水の高次処理に適応でき、牧草種をいくつか組み合わせることで年間窒素平均302mg/d/m2、りん平均167mg/d/m2の汚水浄化が期待できることが判った。...