要約 ポンカンとヒュウガナツが示すカンキツかいよう病抵抗性には、葉の油胞組織にあらかじめ高含有に蓄積される香気成分リナロールが抗菌物質として寄与する。また、高含有するほど本病抵抗性が高まる。 キーワ...
カンキツの健康機能性成分β-クリプトキサンチンを高含有化する遺伝子セット
要約 カンキツ果実に蓄積されるβ-クリプトキサンチンはカロテノイド代謝系の中間に位置しており、高含有品種・系統では上流のフィトエンシンテース遺伝子座に対立遺伝子PSY-aが、下流のゼアキサンチンエポキシダ...
リナロールを高含有化した遺伝子導入オレンジはカンキツかいよう病菌の生育を抑制する
要約 カンキツかいよう病に罹病性の'ハムリン'オレンジにリナロール合成酵素遺伝子を導入した遺伝子組換え体の葉では、カキツかいよう病菌を接種しても生育が著しく抑制される。 キーワード 香気成分、抵抗性、遺...
要約 農研機構で育成したカンキツ33品種についてDNAマーカーを用いて親子関係を検証すると、「せとか」、「サザンレッド」、「麗紅」の親子関係の矛盾が明...
リナロールの抗菌活性とウンシュウミカンでのリナロールを合成する遺伝子の発現
要約 カンキツ類の果皮に含有されるリナロールは、カンキツかいよう病や緑かび病菌に対して抗菌活性を示す。ウンシュウミカンの果実や葉では、これらの菌の接種や傷害処理によって、リナロール合成酵素遺伝子の発...
要約 無核紀州の有する無核性が分離した交雑集団のRAPD解析から作成したSTSマーカーを利用し、葉のDNA分析を行うことにより、無核紀州型の無核性を有する個体を早期に推定することができる。 キーワード カンキ...
高糖度で特徴的な食感の、中晩生カンキツ新品種「せとみ」の特性応じた台木の選択
要約 中晩生カンキツ新品種「せとみ」は高糖度で独特な食感を持ち、水田転換園においても安定した品質が得られる。 キーワード 交雑育種、中晩生カンキツ、糖度、予措貯蔵 背景・ねらい 近年、消費者嗜好の変化か...
要約 カンキツ珠心胚実生の成育は低い線量でも影響を受け、特に15Gy以上の照射で抑制される。 キーワード カンキツ、珠心胚実生、重イオンビーム 背景・ねらい 重イオンビーム照射による変異誘発技術は、カンキツ...
要約 カンキツ類からがん予防成分を多く含む次の品種を選び出した。β-クリプトキサンチンはウンシュウミカン、オーラプテンはイーチャンレモン、ノビレチンはキング、リモノイドはユーレカレモンが高含有品種、が...
ガンマ線を照射した「太田ポンカン」種子から獲得した珠心胚実生の果実品質の差異
要約 かんきつ「太田ポンカン」では、珠心胚実生の育成により減酸が早く、糖酸比の高い個体が得られ、種子にガンマ線を照射し、育成した珠心胚実生では、さらに減酸が早く、糖酸比の高い個体が得られる。鹿児島県...
要約 沖縄県の、みかん、かんきつ類に発生している、カンキツグリーニング病を短時間で大量に検定するための、PCR大量検定システムを確立した。沖縄県農業試験場・病虫部・病理研究室 背景・ねらい 沖縄県内に発...
要約 発がん抑制効果の高い物質として注目されるプロビタミンAのβ-クリプトキサンチンは、特にウンシュウミカン、ポンカン等のミカン類と、キンカンに多く含まれる。 背景・ねらい
カンキツの果実には、数十...