要約 「あきあかね」は、食味が優れる水稲粳系統である。収量性に優れ、大粒で炊飯米の外観、なめらかさ、粘りにすぐれるため、中食・外食などへの利用が期待される。寒冷地南部では晩生に分類され、中生の主力品...
要約 「ほしみのり」は温暖地東部における熟期が早生のうるち米品種である。「コシヒカリ」並の良食味で、収量および玄米品質は「コシヒカリ」より優る。縞葉枯病抵抗性を有し、稲麦二毛作地帯等で普及が期待され...
要約 東北地域における水稲品種・系統の高温耐性を評価するため、ガラス温室で高温条件の栽培を行い、高温耐性の基準となる品種・系統を選定した。検定基準品種は登熟期間の気温条件が異なる熟期に分けた15品種・...
幼穂形成前の低水温が穂ばらみ期の水稲穎花の耐冷性を低下させる分子機構
要約 穂ばらみ期に冷害処理(12°C、5日間)した水稲では、穎花の低分子量型HSP及びその制御因子と推定される蛋白質群の遺伝子発現が著しく高まる。しかし幼穂形成の前に低水温処理(18°C、14日間)をするとそ...
水稲登熟期の高温ストレスにより玄米において蓄積が増加するフェノール性化合物
要約 3',6-di-O-sinapoylsucrose、3'-O-sinapoyl-6-O-feruloylsucrose、24-methylenecycloartanyl ferulate、およびγ-oryzanolは、水稲登熟期の高温ストレスにより玄米において...
要約 温風導入型オープントップチャンバーは遮光の影響を少なくしながら太陽エネルギーのみを利用して人工熱源を用いずに昼温を均一に上昇させることができる。この方法は低コストで多数のサンプルを高温処理でき...
要約 水稲「笑みの絆」は寒冷地南部では中生に属し、高温耐性が強く、粘りが少なく硬めの良食味品種で、寿司米への利用が期待される。 キーワード イネ、高温耐性、調理用、寿司、笑みの絆 背景・ねらい 「食の外...
登熟期間中の温水処理による高温登熟性に優れる水稲品種の選抜方法
要約 登熟期間中に温水処理を利用して登熟温度を27℃以上にすることにより、白未熟粒歩合の品種間差を大きくできる。また、白未熟粒歩合10%未満を指標にすると、高温登熟性に優れる水稲品種を効率よく選抜できる。...
要約 「ヒノヒカリ」は移植時期を遅らせることで白未熟粒の発生が減少する。また、6月上中旬移植では、基肥、穂肥及び晩期穂肥(出穂約10日前)の施肥体系で、かつ、登熟期の水管理は落水時期を出穂後35日以降ま...
要約 摂氏25度以上の高温登熟条件下における食味を評価する指標としては、テクスチャー特性値(H/-H)が有効である。 キーワード 高温、食味、水稲、理化学的特性 背景・ねらい 近年、水稲の登熟期間中が高温にな...
背白・基白粒の発生程度を利用した水稲の高温耐性検定法の基準品種
要約 背白・基白粒の発生程度を利用した水稲の高温耐性検定の精度を高めるために,極早生~早生の早,早生の早~中生及び晩生の熟期に分けて基準品種を選定する。 キーワード 水稲、高温耐性、背白、基白、基準品種...
背白・基白粒の発生程度を利用した水稲の高温耐性検定法の基準品種
要約 背白・基白粒の発生程度を利用した水稲の高温耐性検定の精度を高めるために,極早生~早生の早,早生の早~中生及び晩生の熟期に分けて基準品種を選定する。 キーワード 水稲、高温耐性、背白、基白、基準品...
要約 水稲の玄米品質に関する高温耐性を評価するための基準品種を選定した。世代促進温室を利用した簡易検定法において、短日処理を行うことで精度良い高温耐性の検定が可能である。またその結果は圃場での結果と...
要約 暖地の圃場では水稲を7月中旬に出穂させると、高温登熟により玄米品質を低下させることができる。高温登熟による玄米品質の劣化程度は、背白と基白の発生程度の合計値で表わせ、この合計値を基準品種と比較...