ワラビー萎縮症及び南方さび病抵抗性飼料用トウモロコシ新品種「なつひむか」
要約 飼料用トウモロコシの新品種「なつひむか」は、九州の夏播き栽培の減収要因であるワラビー萎縮症と南方さび病に抵抗性の晩生品種で、耐倒伏性や折損抵抗性も強い。晩播適性も高く、九州の夏播き及び晩播栽培...
夏播き飼料用トウモロコシにおけるワラビー萎縮症発生地域と発生量の予測地図
要約 夏播き飼料用トウモロコシにおけるワラビー萎縮症の発生地域は温暖化の進行に伴って拡大すると予想される。九州、四国、中国地方では2060年ごろに、関東地方の太平洋沿岸部では2080年ごろに現在の耐性品種に...
飼料用トウモロコシのフモニシン汚染リスクを低減するための栽培管理法
要約 飼料用トウモロコシ中のかび毒の一種フモニシンによる汚染のリスクは絹糸抽出5-6週後から時間とともに増加するので、刈り遅れないことが有効な対策になる。また、雌穂が傷を受けるとフモニシン汚染リスクが...
要約 飼料用トウモロコシF1品種の根腐病抵抗性は、絹糸抽出期のトウモロコシ株元に菌培養した爪楊枝を接種することで安定的に評価できる。接種部直上の稈断面を0~4で評点し、評点2以上発病個体率の逆...
飼料作物病害標本データベースの作成と飼料作物病害図鑑による公開
要約 畜産草地研究所で保管する飼料作物病害さく葉標本の病名、採集地等の情報をデータベース化し、これをインターネット版飼料作物病害図鑑で公開する。この図鑑には主要病害の病徴、病原菌、生理・生態および防...
ワラビー萎縮症発生地域における飼料用夏播きトウモロコシの播種適期
要約 飼料用夏播きトウモロコシのワラビー萎縮症は、植物が若い時期に加害を受けるほど激しく発症する。減収を防ぐためには、感受性品種では播種適期のなるべく早い時期に、抵抗性品種でも8月第1半旬までに播種す...
要約 フタテンチビヨコバイは、イネの芽出し苗を用いて累代飼育が可能である。累代飼育虫を用いて、播種後6日目のトウモロコシ幼苗に成虫を放飼して草丈伸長量とワラビー萎縮症の病徴スコアを測定することによっ...
九州で発生するトウモロコシ南方さび病の抵抗性に関与する遺伝子座
要約 九州で発生するトウモロコシ南方さび病に対して抵抗性極強の自殖系統IM-150は、優性の抵抗性遺伝子を持つ。この遺伝子は第10染色体のSSRマーカ-phi052とphi063の間に位置する。 キーワード トウモロコシ、南...
要約 トウモロコシごま葉枯病の圃場抵抗性には少なくとも2つのQTLが関与しており、第10染色体のQTLが最も効果が大きい。QTL近傍のDNAマーカーを選抜マーカーの開発に利用できる。 キーワード トウモロコシ、ごま...
要約 トウモロコシごま葉枯病の圃場抵抗性には少なくとも2つのQTLが関与しており、第10染色体のQTLが最も効果が大きい。QTL近傍のDNAマーカーを選抜マーカーの開発に利用できる。 キーワード トウモロコシ、ごま...
九州で発生するトウモロコシ南方さび病の抵抗性に関与する遺伝子座
要約 九州で発生するトウモロコシ南方さび病に対して抵抗性極強の自殖系統IM-150は、優性の抵抗性遺伝子を持つ。この遺伝子は第10染色体のSSRマーカーphi052 とphi063間に位置する。 キーワード トウモロコシ、南...
要約 次作に対する肥効、菌根菌感染、根粒菌着生、ネグサレセンチュウ発生抑制から、エンバク(野生種)はダイズと、ヒマワリ、マメ科緑肥はタマネギ、トウモロコシと、シロカラシ、マメ科緑肥はテンサイと組み合...
トウモロコシ北方斑点病菌レース間交配後代集団を用いた連鎖地図の作製
要約 トウモロコシ北方斑点病菌のレース1とレース3の菌株を交配した後代集団を用い、DNAマーカー連鎖地図を作製した。25個のAFLPマーカーと,レース1に特異的なHC-toxin産生遺伝子に由来するPCRマーカーについ...
要約 小麦から、種子の休眠性やアブシジン酸感受性に重要な役割を果していると考えられているトウモロコシ等のVP1転写因子と相同のcDNAクローンを単離した。単離したcDNAは、全翻訳領域を含み、TaVP1遺伝子と命...
要約 とうもろこしF1の黒穂病抵抗性は、圃場において生育初期の8~12葉期に捲葉内接種を行うことにより検定できる。 背景・ねらい
とうもろこし黒穂病には品種間差異があり、本病による被害の防止には...
要約 トウモロコシ南方さび病は西日本地域に広く発生し、その発生程度は初発時期の早晩、夏期の気温と降雨、秋期の気温、栽培品種の抵抗性などとの関わりが深い。第一次伝染源は海外から飛来する夏胞子と考えられ...
リーフディスク等への夏胞子接種によるトウモロコシ南方さび病菌の培養
要約 トウモロコシ南方さび病菌をカイネチン・ショ糖液で保水したリーフディスク上で培養する方法を確立した。本法により、菌株の継代培養、品種抵抗性の簡易検定、葉位・葉齢と感受性の関係及び本菌冬胞子の形成...
要約 吸収パット入りシャーレにカイネチン・ショ糖液を分注し、それに5~6葉期のとうもろこし葉片を置床して南方さび病菌を接種し品種抵抗性を検定する方法を考案した。 背景・ねらい トウモロコシ南方さび病は晩...