タマネギ品種「クエルゴールド」のりん茎におけるケルセチン配糖体蓄積の経時変化
要約 タマネギを春まき栽培すると、りん茎における単位乾物重あたりのケルセチン配糖体含量は6月半ば以降に増加する。球あたりのケルセチン配糖体含量は肥大に伴って増加するため、ケルセチン高含有品種を用いて...
要約 東北地方の春まきタマネギ栽培において、収穫時にタマネギの地上部全体を圃場から持ち出す場合、タマネギが持ち出す養分(窒素、リン酸、カリ)の量は数式を用いて収量から推測することができる。 キーワード ...
タマネギの育種的特性を組み込んだシミュレーションに基づくゲノム選抜法の評価
要約 他殖性や近交弱勢等のタマネギの育種的特性を組み込んだシミュレーションにより、タマネギでのゲノム選抜法の有効性を評価できる。また、複数の育種工程をシミュレートし、遺伝的改良度や近交弱勢の程度を比...
東北地域での春まき・秋まき栽培の特性データに基づいたタマネギ品種・系統の分類
要約 国内外のタマネギ95品種・系統は、各2回の秋まき・春まき作型における特性データに基づいて、4つのグループに分類し、早生、中生および晩生を判定できる。また、両作型間で高い相関を示す形質については、栽...
東北地方北部におけるセット球を用いたタマネギ初冬どり新作型に適した栽培条件
要約 東北地方北部において、タマネギ極早生品種のセット球を8月12日頃に定植することにより、暖地のセット球を利用した慣行作型に比べて1ヶ月程度早い11月に生食用タマネギを収穫することができる。被覆マルチの...
要約 有機農業に取り組む生産者等が活用できる、麦作適期除草技術を導入した暖地水田二毛作体系、生物的土壌消毒を導入したホウレンソウ施設栽培体系、不織布浮きがけ法を導入した高冷地露地レタス栽培体系等をわ...
要約 東北および北陸地域におけるタマネギの春まき夏どり作型の開発により、これら地域での生産性が慣行の秋まき作型より向上し、端境期出荷も可能となる。公表した栽培マニュアルから、適品種選定等栽培技術情報...
要約 次世代型DNAシーケンサーを用いて取得したネギの5.5万の独立遺伝子配列には、2,000以上のSSRが含まれるとともに、系統間の配列比較からDNA多型を検出することにより効率的にDNAマーカーを作成できる。 キー...
チャ品種「そうふう」「さえみどり」は機能性成分ケルセチン配糖体が多い
要約 既存緑茶品種の中では「そうふう」と「さえみどり」の2品種が、主力品種「やぶきた」に比べてケルセチン配糖体を特に多く含む。ケルセチン配糖体は一心一葉と茎には少なく、熟した葉に多く含まれる。 キーワ...
要約 タマネギ中のケルセチンを塩酸酸性メタノール抽出し、加水分解後にHPLC分析する方法であり、室間再現性試験で妥当性が確認されており信頼性が高い。本分析法により、育成品種「クエルゴールド」は他品種より...
要約 「クエルゴールド」は可食部にケルセチンを高含有するタマネギF1品種である。「クエルゴールド」のケルセチン含量は春播きタマネギの主要品種と比べ安定して6割以上多い。 キーワード タマネギ、ケルセチン...
要約 「カロエワン」は縦長形の球外観を持つ加工用タマネギF1品種である。標準品種よりも生育が旺盛で、球が重く多収となる。既存品種よりも球の縦径が長いため剥皮加工における製品歩留りが高く、作業性も良い。...
要約 剥きタマネギ加工における歩留まりはタマネギの球高により変動し、球高の値が大きくなるほど歩留まりは向上する。異なる加工形式においてもその関係性は維持されるため、剥きタマネギ加工には球高の値が大き...
淡色黒ボク土における地下水位制御がタマネギの生育に及ぼす影響
要約 淡色黒ボク土における秋まきタマネギ栽培で地下水位を-30cmまたは-40cmで制御すると、平年降水量25%相当の地表灌水条件下であっても、地下水位を制御せず平年降水量相当を地表灌水する場合と同等の球重が確...
要約 高血圧時特異的に血圧降下能を有するノボキニンペプチドを可食部(胚乳)に蓄積させた遺伝子組換えイネを作出した。この組換え米を先天性高血圧ラットに経口投与したところ、有意な血圧降下作用を示した。継...
要約 イネ、トマト、タマネギ、ヒマワリ、ダイズを供試して水耕栽培を行い、イノシンを添加すると、イネ、トマト、ヒマワリ、ダイズで根、特に根毛の発育促進効果が認められる。この効果はイノシンの窒素成分によ...
染色体に対応付けられた単純反復配列(SSR)を基にしたネギ連鎖地図
要約 約250個のネギ単純反復配列(SSR)マーカーおよびタマネギ発現遺伝子配列タグ(EST)マーカーで構築された連鎖地図は、17連鎖群、全長2116cMである。これらの連鎖群は、ネギおよびタマネギの染色体と対応...
要約 大豆後作に早生タマネギ「七宝早生7号」を栽培する場合、大豆の茎葉をすき込んでも移植機の作業性や収量には影響がない。また、9月下旬に播種し、12月中旬に移植した場合の収量は5t/10a程度である。 キーワ...
要約 たまねぎ「HT46」は、青果用品種「スーパー北もみじ」より大球・多収で、加工用品種「純心」より倒伏期が早く、貯蔵性に優れる。加熱・加工適性に優れ、紅色根腐病発生ほ場での被害が小さい。 キーワード た...
アイリスイエロースポットウイルスによるニラえそ条斑病(新称)の発生
要約 栃木県で発生したニラの白斑症状は、アイリスイエロースポットウイルス(IYSV)による新病害である。IYSVは、ニラに全身感染するが汁液伝染の可能性は低い。 キーワード ニラ、えそ条斑病、IYSV 背景・ねら...