クライオプレートを用いた栄養繁殖性植物遺伝資源の超低温保存法
要約 アルミニウム製のクライオプレートを用いた超低温保存法は、茎頂をプレート上に固着して脱水処理等を行うため、作業効率の向上、茎頂の損傷の最小化や冷却・加温速度の急速化による高い再生育率を得ることが...
フェストロリウム「東北1号」は排水不良な耕作放棄水田跡地等でも導入できる
要約 フェストロリウム「東北1号」の耐湿性はきわめて強く、オーチャードグラスが導入できない排水不良な耕作放棄水田跡地等にも容易に導入できる。このような不良環境下でも、利用初年目は年間約1250kg/10aの乾...
要約 「秋音色」を早植栽培(5月中旬移植)すると、春キャベツとの栽培体系が可能である。その場合、疎植栽培が有効であり、施肥は残さ物の窒素発現を考慮し、基肥及び晩期穂肥を省略しても慣行栽培並みの収量が...
要約 イグサ「ひのはるか」は部分変色茎が極めて少なく、「岡山3号」に比べ畳表の品位が優れる。収量は「ひのみどり」より多い。7月中旬以降の収穫では適度な硬度となり、上質な畳表原料用品種として適している。...
要約 畳表筵面に発生する黒変色茎の主な原因は、部分変色茎と考えられ、イグサ栽培において追肥を基準より10日早く開始した場合に、より多く発生し、部分変色茎の少ない「ひのみどり」は、黒変色茎が少ない。 背...
要約 イグサ品種「夕凪」は、「いそなみ」より生育中の花序着生は多いが、収穫物の花序着生は少なく、多収で、茎の太さが細く、変色茎の発生が少ない。畳表の評価も優れる。 キーワード イグサ、品種、畳表、夕凪...
要約 いぐさ「夕凪」は多収で、部分変色茎が少なく、茎も硬いので耐摩耗性の優れる畳表製織原料用いぐさに適する。 キーワード イグサ、品種、畳表、摩耗性 背景・ねらい 中国を中心とする安価な外国産いぐさ及び...
要約 いぐさ「有明5号」は茎の硬さが硬く、製織長が長い。畳表の品質が良くかつ摩耗強度が強く丈夫な畳表が製織できる。 キーワード イグサ、品種、畳表 背景・ねらい 需要低迷や中国を主とする安価な外国産いぐ...
要約 国内外で栽培される主要なイグサ品種間において、多型の認められたISSR-PCR増幅産物の塩基配列を決定し、「ひのみどり」「せとなみ」「筑後みどり」特異的ISSR-STSマーカーを開発した。これらのマーカーは植...
要約 国内外で栽培される主要なイグサ品種間において、多型の認められたISSR-PCR増幅産物の塩基配列を決定し、「ひのみどり」「せとなみ」「筑後みどり」特異的ISSR-STSマーカーを開発した。これらのマーカーは植...
要約 単純反復配列(SSR)を利用して熊本県育成のイグサ品種「ひのみどり」を識別する技術を開発した。畳表から抽出したDNAを鋳型にマルチプレックスPCRにより100から250塩基対のDNA断片を増幅することで,高精度か...
要約 リアルタイムPCR装置を使用した一塩基多型(SNP)の迅速な識別技術を開発した。リアルタイムPCR装置でSNPを含む100から500塩基対のDNA断片を増幅し融解曲線分析を行うことで電気泳動を行わずに1時間20分でSN...
要約 イグサ栽培において、被覆尿素を基肥に施用することで、現行窒素施肥と比べ、総窒素施用量を2割減量、窒素追肥回数を4回から1回に減らすことができ、なお、現行施肥体系と同等以上の収量・品質が得られる。 ...
要約 イグサ品種「筑後みどり」を自然染土で泥染めして畳表に加工する場合、カシ時間を4時間と短くし、製織直前に原草重量比5%の噴霧水量で再カシを行うことにより、畳表の色調の低下が緩やかとなり、織り傷の発...
要約 イグサ二次(八月)苗生育障害の発生防止には、第一義的には二次苗生育障害の発生が過去に少なく、一年間以上休作してイグサ連作を回避した畑を一次(畑)苗床に使用すること、次にイグサ連作を回避した水田...
要約 生イグサの乾燥温度を55℃の定温で行うことにより、慣行の乾燥温度70℃に比べ部分変色茎が10~30%減少し、摩耗強度は10%程度強く、引っ張り強度は約5%強化される。乾燥時間は慣行より1~2時間長くなるもの...
要約 高品質イグサ生産のためイグサ品種「筑後みどり」の茎を細くするには、移植苗の1株当たり茎数を12~14本とし、3月~4月上旬の地干しを強くする。さらに、先刈りを5月上旬に、高さは慣行の地上45cmの部位より...
要約 無染土畳表には「いそなみ」より部分変色茎が少なく色調で優る「筑後みどり」が適する。無染土いぐさの退色は染土を拭き取った泥染めいぐさと差がない。無染土いぐさはかし後製織できるまでの時間が長く、製...
要約 いぐさ品種「ひのみどり」に適する染土液は、淡路地方産の染土と「ひのみどり」用に開発された備後地方産染土を同量使用したものが最も良好であり、その適正な染土液濃度は、縦水切りで28~30Bh,横水切りで2...
要約 いぐさ「ひのみどり」は「せとなみ」よりも多収で、茎の太さが細く、変色茎の発生が少ない。「ひのみどり」を、本県の瀬戸内沿岸の温暖地域向け奨励品種に採用する。 キーワード ひのみどり、多収、茎の太さ...