オリエンタル系ユリにおける温度と個体光合成および呼吸、乾物蓄積との関係
要約 オリエンタル系ユリの個体光合成の適温は、20~25°Cの範囲にある。夜温を15°Cとし、昼温を28°C、24°C、20°Cとする、あるいは昼...
オリエンタル系ユリにおける生育段階ごとの光量と光合成、乾物蓄積との関係
要約 オリエンタル系ユリの個体あたり光合成速度は、展葉期では低く、発蕾期、開花期に向かって高くなる。光量の違いが開花期における乾物蓄積に与える影響は、発蕾期以前で小さく、発蕾期以後で大きくなる。 キ...
要約 EPHEMERAL1遺伝子は、アサガオ花弁のエチレン非依存的な老化を制御しており、本遺伝子の発現を抑制することで、花弁の老化を遅延することができる。 キーワード エチレン非依存性花き、老化、アサ...
ユリ「シベリア」は冷涼条件での栽培で乾物蓄積が促進され切り花品質が向上する
要約 オリエンタル系に属するユリ「シベリア」は、平均温度20°C程度の冷涼条件での栽培で開花までの植物体各部位への乾物蓄積が促進され、新鮮重が重く、長く堅い茎をもつ品質のよい切り花が得られる。 キー...
要約 チューリップの香気成分はモノテルペン、セスキテルペン、脂肪族化合物、および鎮静効果があるとされる3,5-ジメトキシトルエンを含む芳香族化合物である。主要香気成分の割合と生花の官能評価から、チューリ...
要約 ユリの蕾期収穫切り花について、品種選択と蕾長入力によって、各温度条件下での開花日を予測するソフトウェアである。特定日の開花目標本数、一緒に管理する集団の数、部屋の温度を入力すれば、室内で目標に...
黄花色のユリにおいて老化に伴う花弁の彩度低下は観賞価値を下げる
要約 花色の黄色いOTハイブリッド系ユリ「イエローウィン」は開花4日目から花弁カロテノイド含量の減少に伴って花弁色の彩度(鮮やかさ)が失われはじめ、観賞価値が低下する。 キーワード 観賞価値、彩度、ユリ、...
要約 炭素イオンビームを照射し突然変異を誘発することで、アジアティックハイブリッドユリにおいて、花被片の斑点が減少した変異株や花色が変化した変異株を作出できる。シンテッポウユリでは無花粉の変異株を作...
設置が簡易なスリット型コンテナを利用したブドウ根域制限栽培法
要約 根域枠にスリットを有するコンテナを用いて連結させ、用土はマサ土とバーク堆肥の混和工程を省略することで設置が簡易で、根域の大きさが自在の栽培ができる。この方式により、定植2年目で成園並の収量と果...
要約 シンテッポウユリにオリエンタルハイブリッドを交雑して育成された‘みやぎFL5号’と‘みやぎFL6号’は上向き咲きの新品種であり、自然開花期は7月上旬である。花色は‘みやぎFL5号’が鮮紫ピンク、‘み...
雄性不稔性ユリ品種‘秋田プチホワイト’は高温感応により稔性が回復する
要約 葯を形成しないユリ品種‘秋田プチホワイト’は、栽培期間に連続して32/25℃(昼温/夜温)の高温処理すると、葯の分化と花粉の形成が促され、稔性が回復する温度感応性雄性不稔品種である。 キーワード ユリ、温...
要約 花ユリ「Li-26」はスカシユリ「アラスカ」と小輪性を有する場内保有系統を交配し、胚珠-胚培養法を利用して育成した黄金色の小輪性品種である。小球開花性が高く、一年球を切花生産に利用できる。 キーワー...
花色がピンクと黄色の二色咲きする小輪性スカシユリ新品種「Li-30」
要約 花ユリ「Li-30」はスカシユリ「紅胡蝶」と小輪性を有する場内保有系統を交配し、胚珠-胚培養法を利用して育成した2色咲きの小輪性品種である。小球開花性が高く、一年球を切花生産に利用できる。 キーワー...
要約 花ユリ「Li-27」はスカシユリ「アラスカ」と小輪性を有する場内保有系統を交配し、胚珠-胚培養法を利用して育成した澄んだレモン色の小輪性品種である。花弁があまり開かないカップ状の花形で、一年球を切花...
鮮赤紫色の花色でカップ咲き、小球開花性に優れる花ユリ新品種「細育4号」
要約 花ユリ「細育4号」は胚珠-胚培養法を利用して育成した、花色が鮮赤紫色でカップ咲き、中輪のLAハイブリッド系品種である。球根肥大性が良好であることから、一年養成球での切花生産が可能であり、自家球根...
白色の花色で汎用性が高く、小球開花性に優れる花ユリ新品種「細育12号」
要約 花ユリ「細育12号」は胚珠-胚培養法を利用して育成した、花色が白色で花弁基部がやや緑の、中大輪のLAハイブリッド系品種である。球根肥大性が良好で、一年養成球の花蕾数の揃いが良い。家庭用だけでなく、...
チューリップ新品種、「新潟3号」、「新潟4号」、「新潟5号」
要約 「新潟3号」は、濃橙に黄色覆輪のユリ咲き品種である。「新潟4号」は淡赤紫、「新潟5号」は濃桃の八重咲き品種である。「新潟3号」「新潟4号」は切り花・露地花壇用、「新潟5号」は露地花壇用である。...
要約 ‘マルコポーロ’等の1月以降に採花した切り下球を平均採花日の4~6週間後に掘り上げ、品種や茎軸の伸長の有無に応じた冷蔵処理をすることで、冷凍球の利用が困難な10~12月に定植でき、これにより種苗費の低...
花柱切断受粉法と胚珠培養を用いたユリ新品種「愛媛農試FL1号」の育成
要約 「愛媛農試FL1号」は花柱切断受粉法と胚珠培養を利用して、シンテッポウユリとアジアティック・ハイブリッドとの遠縁交雑により育成した品種である。本品種は花形がテッポウユリ型、花色が穏赤紫色で、上向...
要約 LsCHS、LsDFR、LsF3H はカノコユリから単離されたアントシアニン合成系酵素遺伝子と相同な遺伝子である。LsDFR発現は花弁アントシアニンの生成量との相関が見られるが、LsCHSとLsF3Hの発現は相関が見られな...