要約 シラス土壌における湛水直播の落水出芽では、シラス土壌は透水性が良いため、土壌水分の減少が早く、土壌表面が硬くなりやすい。過度の土壌乾燥は、土壌表面硬度を高め、出芽を阻害する。播種後の土壌へ水分...
要約 過酸化石灰被覆水稲催芽種子を摂氏20度で貯蔵すると土中出芽性の向上とともに種子中のα-アミラーゼ活性の増大及びスクロース含有量の増加が認められる。九州農業試験場・総合研究部・総合研究第1チーム 背...
要約 水稲の再生紙マルチ直播シートを水田に展開する敷設機を開発した。本機は歩行用管理機に装着し、ゴムスポンジ付鎮圧ローラ、車輪・足跡消し装置等を装備しており、代かき後自然落水し表面水がほぼなくなった...
ディスク駆動式汎用型不耕起播種機を用いた水稲不耕起乾田直播栽培
要約 ディスク駆動式汎用型不耕起播種機による水稲不耕起乾田直播栽培は、普通期移植地帯での大幅な省力化と生産費の削減を可能とする。播種適期は4月下旬から5月中旬で、「岐108号」を用いた全量基肥栽培では移...
要約 福島県浜通り地方北部での、乾田直播栽培20ha規模を想定した10a当たり生産費を算出した。また、「営農技術体系評価・計画システム(FAPS97)」により、地域を一つの単位として1経営体が借地により水田作経営を...
籾がら暗渠や乾田土中早期湛水直播の畑地化促進とエダマメ増収効果
要約 強グライ土水田に無代かきで行う乾田土中早期湛水直播(折衷直播)栽培を導入したり、転換畑に籾がら補助暗渠を施工することにより、土壌の乾燥が進み砕土性や降雨後の表面排水が良好となる。そのため、エダマ...
要約 湛水直播水稲の耐ころび型倒伏性の向上には、土壌の表面硬度が1.5kg/cm2程度となるまでを限度とし、中干しにあわせ、生育中・後期に反復して落水期間を設ける水管理が有効である。 背景・ねらい 水稲湛水直...
要約 直播ネギの作溝・播種同時作業機を試作した。水田転換畑においても作溝・播種同時作業機の作業精度は高い。作溝・播種同時作業により、それぞれ別作業する場合に比べ40%の省力化が可能で、収量、品質にも大...
土壌物理性の不均一度のスケール依存性評価のための間隙構造モデル
要約 土壌の間隙を粗間隙と土壌マトリクスの2領域に区分し、土壌物理性をこれらの領域で定義された確率変数の関数として表すことより、土壌物理性の統計的な分布とサンプルの大きさとの関係を理論的に検討しうる...
要約 水稲催芽種子に過酸化石灰を被覆して3日間摂氏20~25度の温度処理を行った後に土中播種すると、被覆当日播種あるいは摂氏10度処理後の播種に比較して出芽速度、出芽率が高まり、土中出芽性が向上する。 背景...
要約 大区画散播直播の苗立ち数は、播種精度と圃場環境に支配され、苗立ち数が不足すれば収量の低下を、過剰では倒伏を誘発して同じく収量低下を招く。苗立ち数50~160本/平方メートル(品種「どまんなか」)では、...
乾田直播水稲におけるフィプロニルフロアブル種子塗抹によるニカメイガの省力防除
要約 乾田直播栽培でのニカメイガ防除を対象として種籾にフィプロニルフロアブルを塗沫 して播種すると、第2世代幼虫による被害まで軽減でき、防除の省力化が期待できる。 背景・ねらい ニカメイガによる被害...
酸素発生資材(CaO2)で被覆した水稲催芽種子の貯蔵条件による土中出芽性の変化
要約 酸素発生資材被覆の水稲催芽種子は、0.5~2時間の陰干し後、5~10℃で密封貯蔵することにより、土中出芽力が高く維持される。この場合、出芽率に品種間差異が認められるが、25日間程度の貯蔵でも出芽率の低下...
要約 酵素発生資材被覆の水稲催芽種子は、0.5~2時間の陰干し後、5~10度で密封貯蔵することにより、土中出芽力が高く維持される。この場合、出芽率に品種間差異が認められるが、25日間程度の貯蔵でも出芽率の低...
要約 水稲過酸化カルシウム粉衣種子の保存方法を、粉衣前の浸種期間について検討したところ、従来の浸種期間より短い無浸種あるいは30℃1日間浸種とすれば、2か月間は出芽率の低下がなく保存可能である。 背景・...
連結ペーパーポットを利用した高温期のホウレンソウの移植栽培法
要約 連結ペーパーポットを用い4~7日程度育苗した苗を簡易移植機で移植する栽培法により、発芽が安定し、高温期のホウレンソウの生産安定が図られる。また在圃期間が短縮され、施設の有効利用が図られる。 背...
要約 乾田直播栽培における播種後~幼苗期の雀害回避対策として、種籾のチウラム水和剤処理が有効であり、顕著な効果が期待できる。 背景・ねらい 乾田直播栽培では、標準的な播種期よりも早播きあるいは晩播き...
要約 水稲中生品種の湛水散播直播の水管理体系は、播種直前~出芽始め落水、出芽期湛水、幼穂形成期前20~30日間中干しとする。これにより、出芽苗立の安定、雀害回避、初期生育の促進、耐倒伏性強化に効果があり...
要約 無代かき作溝直播の播種作業はその時の土壌条件により播種作業や播種精度へ及ぼす影響が大きいため、土壌水分別の播種作業方法について指標化を行った。通常の実作業速度は0.5m/s、含水比が高い場合は0.3~0...
要約 遺伝資源の利用と栽培技術の改良により、催芽種子を直接嫌気的な湛水土壌中に播種する技術を創出し、苗立ちを安定化させると同時に倒伏と雑草害を軽減させる技術を熱帯において開発した。 背景・ねらい 熱帯...