要約 農業分野におけるメタボロミクスの活用を促進するため、栽培現場での分析用試料の取り扱い、分析者が知っておくべき栽培現場作業の基本事項を明確にし、農研機構でのNMRメタボロミクスについて具体的な実施...
ジャガイモの複葉抽出物による土壌中のそうか病菌の影響評価方法
要約 ジャガイモそうか病汚染圃場及び健全圃場で栽培したジャガイモの複葉抽出物をNMRによるメタボローム解析で比較すると、汚染圃場でクエン酸とギ酸の量比が顕著に低いことが認められる。2種の有機酸の量比から...
要約 バレイショの有機栽培では、疫病抵抗性品種を用い、窒素無機化の速い有機質肥料を施肥標準量で施用することが収量、品質の安定化に最も適している。 キーワード バレイショ、有機栽培、疫病、抵抗性品種、有...
非有機リン系アブラムシ防除用殺虫剤の利用による茎葉処理除草剤ベンタゾン薬害の軽減
要約 播種時に施用するアブラムシ殺虫剤をエチルチオメトン剤からチアメトキサム剤に替えると、北海道の主要ダイズ品種でもベンタゾン散布による薬害は低下し、かつ高温・強日射等の薬害発生を助長する条件下にお...
ショ糖リン酸合成酵素遺伝子を高発現させたジャガイモの収量特性の向上
要約 植物におけるショ糖合成の鍵酵素であるショ糖リン酸合成酵素遺伝子の高発現とそれに伴う活性の増加が、ジャガイモの収量並びに塊茎に含まれるショ糖含量を増加させることを、トウモロコシショ糖リン酸合成酵...
要約 ばれいしょの打撲黒変耐性を評価するため、いもに打撲を効率的に与える打撲試 験機を開発した。打撲後、黒変数を調査して評価した打撲黒変耐性は、「ホッカイコガネ」 が強く、「農林1号」などが弱い。 キー...
要約 光センサーにより選果ライン上で「男爵薯」、「キタアカリ」、「メークイン」のでん 粉価が迅速かつ高い精度で測定できる。産地、付着土、貯蔵および品温が異なるばれいしょに ついても、実用上問題ない誤差...
要約 「北海86号」はいもの皮色が鮮やかな赤色で肉色が黄色の特徴をもつ調理用ばれいしょ系統である。熟期は中生で、収量性は「男爵薯」並みである。食味は「男爵薯」並みに優れ、いもの休眠期間はやや長い。ジャ...
暖地バレイショ二期作栽培条件下でのジャガイモ青枯病菌biovarの動態
要約 バレイショの暖地二期連作下では、青枯病菌は年間を通じ約104~106cfu/g乾土の密度で存在し、根圏土壌中では108~1010cfu/g乾土にまで増殖する。各種biovar(Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ)を等量混合接種し、...