要約 DGPSの利用により、不整形な茶園においても植栽面積を簡易に一人で測定することができる。肥料繰り出し量が作業速度に連動する高精度施肥機を利用すれば、測定された面積をもとに肥料投入量を茶園ごとに精密...
一番茶生育期における異なる水管理条件が樹冠面温度に及ぼす影響
要約 一番茶生育期において、降雨がないとかん水量が少ないほど日中の樹冠面温度は上昇する。土壌pFに差が生じない程度の少量のかん水でも樹冠面温度は低下し、水ストレスは軽減される。 キーワード チャ、樹冠面...
要約 赤黄色土壌における春季の1日あたりの成木茶園の消費水量は最大で3.5mmと推定され、降雨がない場合は7~11日程度でかん水基準に到達する。7日間隔で25L/m2をかん水することで土壌pF2.3以下になり、一番茶は...
要約 短葉性を示すネギの新品種「砺波No.5」及び「砺波No.9」を育成した。両品種はいずれも葉身が短く、葉鞘の太さを確保しやすく、辛みが少なくて葉鞘・葉身ともにやわらかく良食味である。 キーワード ネギ、新...
要約 点滴施肥法は、機械摘みの覆い下茶園において、年間窒素施用量を4割削減しても、慣行の施肥法と比べて、一、二番茶ともに収量、品質が維持向上する技術である。 キーワード 点滴施肥、機械摘み、覆い下茶園...
要約 クワシロカイガラムシの第1世代幼虫に対する茶園周縁部防除は、茶園全体のクワシロカイガラムシの密度を低く抑えることが可能で、10aの茶園の場合、薬剤散布量を60%程度削減できる。 キーワード チャ、クワ...
無施肥栽培された茶芽の茎の硬さおよびクロロフィル含有量等の特徴
要約 無施肥栽培された茶芽は、慣行施肥栽培された茶芽より茎が硬く、三番茶ではその傾向が強くなる。また、クロロフィル含有量は少なく、製茶に伴うクロロフィルからフェオフィチンへの変化率は大きい。 キーワ...
要約 茶栽培の盛んな洪積台地に隣接した水田下の浅層地下水中では、脱窒活性が局所的に高い場所が存在し、その脱窒速度は32.6mgNm-2d-1と大きいことが明らかになりました。これより、水田下の浅層地下水中におけ...
要約 茶園において、樹冠下まで施肥幅を拡大すると、減肥をしても慣行施肥と同等の収量・品質が得られるのは、施用窒素の吸収利用効率が高まるためである。また、施肥幅を拡大すると、うね間土壌の強酸性が改善...
チャ品種「ふうしゅん」及び「めいりょく」の幼茶樹における少肥適応性
要約 窒素少肥下において「ふうしゅん」及び「めいりょく」は「やぶきた」より幼茶樹の生育が良好で窒素利用率が高く、これらの点からみた両品種の少肥適応性は「やぶきた」より優れている。 キーワード チャ、...
要約 茶栽培が盛んに行われている静岡県牧之原台地の浅層地下水の硝酸性窒素濃度は、降雨による地下水涵養の影響を受け変化する。一方、深層の地下水では、中期的に見ると硝酸性窒素農度は低下傾向にあり、流速は...
バンカー植物で増えたケナガカブリダニがカンザワハダニの密度を抑制する
要約 キク科のチトニアをバンカー植物に利用することで、チトニアで増殖したケナガカブリダニが茶園へ移動し、チトニアから8.5m離れた5畝目までチャのカンザワハダニの密度を抑制する。 キーワード チャ、カンザ...
要約 チャの被覆栽培はカルシウム、マグネシウムを始め無機成分の吸収を抑制し、この抑制は二重被覆時に顕著となる。また、被覆を除去した後も2か月程度は多くの無機成分の吸収が抑制される。 背景・ねらい 施用...
要約 年間窒素施肥量40kg/10aの少肥栽培条件において、収量・品質からみて「やぶきた」より優れる品種は、煎茶では「みえうえじま」、「さえみどり」、「さやまかおり」であり、かぶせ茶では「みえうえじま」、「...
要約 早晩性を異にするエダマメ4品種(「福成」、「湯あがり娘」、「新潟茶豆」、「庄内5号」)について、作成した温度と日長の多項式で表されるDVR(発育速度)推定式を用いて、直播栽培での出芽日、開花日お...
要約 茶園の深刈りや中切り更新後のうね間幅拡大により、雨水の地面への落下や地下への浸透水量が増え、地下への硝酸態窒素の溶脱量も高まる。 キーワード チャ、深刈り、中切り、うね間幅、浸透水量、硝酸態窒素...
要約 深刈り更新直後に石灰窒素入り複合肥料を施肥窒素量で10kg/10a程度施用すると土壌中のアンモニア態窒素含量が高く推移し、翌年の生葉収量が増加する。また施肥量も窒素量で10kg/10a程度ならば、土壌中のpHや...
要約 集団化した茶園が広がる静岡県牧之原台地周辺地域における過去10年間の水質調査の結果、硝酸性窒素濃度に減少傾向が見られる。その程度は、茶園周囲の排水路や湧水で大きく、小河川では小さい。 キーワー...
暖地早場地帯における「べにふうき」緑茶のメチル化カテキン多収摘採法
要約 年4回の摘採が可能な暖地早場地帯の「べにふうき」では、慣行より約10日遅く摘採する極遅摘み法により、年間にメチル化カテキン約15kg/10a、生葉約3300kg/10aが得られる。二、三番茶は、積算温度1200~13...
畜産ふん尿・食品残さ由来膜分離消化液を追肥として施用した場合のチャへの影響
要約 膜分離消化液を茶樹へ追肥として施用したところ、収量、品質とも慣行施肥と同等のものが得られる。 土壌中のカリウムと塩素含有率が多くなるが、生育障害はなく、荒茶への消化液の臭気の影響も認められない...