要約 このマニュアルは果樹・果菜類の受粉を助ける花粉媒介昆虫の調査に有用な手法を中心に、受粉のしくみや花粉媒介昆虫の見分け方等について解説したものである。このマニュアルを用いることで、花粉媒介昆虫の...
要約 カンキツ新品種「あすき」は、糖度が極めて高く食味がよい晩生のミカンである。ナイフでカットした場合のドリップが少なく、カットフルーツでの利用にも適する。 キーワード カンキツ新品種、晩生、高糖度、...
要約 花粉を運ぶ昆虫など(送粉者)が日本の農業にもたらしている利益(送粉サービス)の経済価値を推定したところ、2013 年時点で約 4,700 億円(そのうち約 3,300 億円は野生送粉者による)と推定されました。...
要約 六条大麦(裸麦)に対する薬剤の開花期散布と開花10~20日後頃の追加散布により赤かび病菌によるかび毒蓄積の低減が期待できる。 キーワード 赤かび病、かび毒、六条大麦(裸麦)、デオキシニバレノール、ニバレ...
要約 「Aldenham Purple」、「Midget」、「Snowdrift」に対して花弁落花直後又は休眠期に前年枝の数芽を残して、強く切り返すと、40 %程度以上の腋花芽着生率を確保できる。また、この剪定法においては、受粉専...
長い新梢の腋花芽を利用すると、クラブリンゴの開花期間を延長できる
要約 リンゴの受粉専用品種としてクラブリンゴを用いる場合、「Ormiston Roy」、「Makamik」、「Redbud」については、枝長が長い新梢を用いることにより、開花期間を1~3日程度延長することができる。 キーワー...
早生で結実・食味の良好なオウトウ新品種「紅ゆたか」(系統番号:オウトウ山形C7号)
要約 オウトウ新品種「紅ゆたか」は、「ビック」に「C-21-7」を交雑して育成した早生系統である。「高砂」と同時期か数日早く収穫できる。結実良好で、果実は6~9gと早生種では大きく、食味良好である。本系統...
二条大麦の赤かび病防除適期は穂揃い10日後頃の葯殻抽出期である
要約 国内の二条大麦は閉花受粉性で、開花期(ほぼ穂揃い期)に葯が抽出しないが、開花10日後頃に葯殻が穎花の先端から押し出されてくる。この時期が赤かび病およびかび毒蓄積に対し急激に感受性が高まる時期であ...
要約 ハウスビワ栽培で、耕種的防除として開花期から天井部ビニルの被覆を行うと、腐敗果の発生率は慣行栽培に比べ1/4~1/6に低下する。果実腐敗の原因となる各種菌類の出現頻度は園地毎に異なるが、本防除法はい...
要約 リンゴ作規模1ha以上層では、マルバ普通栽培体系のもとで労働集約的な管理を実現している。1ha未満層では、基本技術の手抜き化がみられるが、有袋栽培を維持していることから、4月以降の貯蔵リンゴ生産の担...
要約 イチゴの夏秋期施設栽培において、ハダニ類防除に天敵ミヤコカブリダニを放飼し、アザミウマ類の侵入抑制に近紫外線除去フィルムおよび防虫ネットを用いることを核とした防除体系により、化学合成殺虫剤の投...
要約 オウトウ新品種「紅きらり」は、「レーニア」に「コンパクトステラ」を交雑して育成した自家和合性の中生種であり、「佐藤錦」と同時期か数日後に収穫できる。果実は8~9gと大きく、着色・外観が良好で、酸...
夏秋どりイチゴ栽培での近紫外線除去フィルム被覆は果実の外観を良くする
要約 夏秋どりイチゴ栽培のハウス被覆資材に近紫外線除去フィルムを使用すると、アザミウマ類の食害による被害果が顕著に少なくなるとともに、果実の色が明るく鮮やかになる。 キーワード 夏秋イチゴ、近紫外線除...
株間局所送風によりトマト灰色かび病及び葉かび病の発病を抑制できる
要約 トマト株条間に配置したダクトチューブを使用し、株に局所的に送風することで、トマトの灰色かび病や葉かび病の発病を効率的に抑制することができる。比較的小型の送風機での導入が可能なため、導入コストも...
自家和合性で着色・食味の良好な新品種候補「オウトウ山形C10号」
要約 オウトウ新品種候補「山形C10号」は、「レーニア」に「コンパクトステラ」を交雑して育成した自家和合性の中生種であり、「佐藤 錦」と同時期か数日後に収穫できる。果実は8~9gと大きく、着色・外観が良好...
要約 「放育印度」は「印度」にガンマ線を急照射して、選抜したリンゴ斑点落葉病耐病性の突然変異品種で、その耐病性程度は主要品種の「ふじ」並みで、「ふじ」に準じた防除基準で栽培できる。果実形態及び品質...
要約 「放育印度」は「印度」にガンマ線を急照射して、選抜したリンゴ斑点落葉病耐病性の突然変異品種で、その耐病性程度は主要品種の「ふじ」並みで、「ふじ」と同じ防除基準で栽培できる。「放育印度」の果実形...
要約 クラブアップル52品種の中から、「ふじ」と交雑和合性が高い受粉専用品種として「Snow Drift Crab」、「Profusion」、「Red Bud Crab」を選抜した。 キーワード クラブアップル、「ふじ」、受粉専用品種 背...
カキ「太秋」の主幹形整枝隔年交互結実による雌花の安定確保と省力生産
要約 カキ「太秋」は強い切り返しせん定を行い、翌年(遊休年)に強い結果母枝を確保することにより、2年に1回ではあるが雌花が安定的に確保できる。また、本栽培法は冬期せん定が簡単、人工受粉が不要など省力的...
要約 日本ナシ「新高」では、「新興」、「にっこり」、「鴨梨」等が受粉用品種として適する。全花そうの約半数の花芽の先端を3/4程度切除すると摘果時間が約1/2に短縮でき、受粉に羽毛回転式接触型の人工受粉機を...