水稲の無粉衣種子を用いた作溝無代かき湛水表面散播直播作業体系
要約 水稲の無粉衣種子を用いた作溝無代かき湛水表面散播直播栽培を体系化した。10a当たりの延べ労働時間は、乗用管理機を利用した作業体系の場合、10時間程度となる。 背景・ねらい 水稲栽培の低コスト技術とし...
水稲の湛水散播直播に用いる散布機の播種精度と発芽率低下抑制法
要約 水稲の散播直播栽培の播種に、乗用管理機に装着した定幅散布式の粒状物散布装置を用いると、播種むらが少なく、発芽率への影響も少ない。動力散布機よる播種では播種時の衝撃が大きく、無粉衣籾で発芽率が大...
大規模水稲経営へのトラムライン潤土直播栽培技術導入による省力・コスト削減効果
要約 大規模水稲経営モデルへトラムライン潤土直播栽培技術を導入した場合,その導入効果は,①超省力化による労働費削減によって低コスト化が図られる,②春作業における補助労働力削減効果が著しい,③少人数によ...
要約 乾田直播栽培における播種後~幼苗期の雀害回避対策として、種籾のチウラム水和剤処理が有効であり、顕著な効果が期待できる。 背景・ねらい 乾田直播栽培では、標準的な播種期よりも早播きあるいは晩播き...
酸素発生資材(CaO2)で被覆した水稲催芽種子の貯蔵条件による土中出芽性の変化
要約 酸素発生資材被覆の水稲催芽種子は、0.5~2時間の陰干し後、5~10℃で密封貯蔵することにより、土中出芽力が高く維持される。この場合、出芽率に品種間差異が認められるが、25日間程度の貯蔵でも出芽率の低下...
要約 湛水散播水稲のころび型倒伏に影響を及ぼす播種深度、穂揃い期株生育量、土壌の表面硬度と株支持力との関係を、水稲品種「どまんなか」を用いて解析し、耐ころび型倒伏性の診断技術の開発に有効なモデル式を...
東北南部における湛水土中条播栽培の苗立ちに対する出芽時落水管理の効果
要約 湛水土中条播栽培における播種から出芽期間の水管理は、苗立ちの向上と安定化をはかるため、土壌還元の進行を抑制する一時的な落水処理を行うことが、効果的である。また、播種後20日間の積算気温と1葉以上...
要約 10ha以上の大規模稲作に対応し、湛水直播より省力的でかつ耐倒伏性が向上し生育の安定化が図れる無代かき作溝直播について、その導入、普及に役立つ栽培マニュアルを作成した。 背景・ねらい 無代かき作溝直...
要約 無代かき作溝直播において、低温年次の気象データと発育モデルを用い、6月1日に2葉、8月15日に出穂期に達する条件をクリアする地域を気象条件を考慮した栽培適地とした。また、土性SC, SiC, LiC, HCで、土壌...
拮抗細菌をコーティングしたペレット種子によるテンサイ苗立枯病の抑制効果
要約 拮抗細菌の種子コーティングは、PythiumとRhizoctonia菌いずれのテンサイ苗立枯病も慣行農薬並に抑制できる。この拮抗細菌はXanthomonas属で、播種後には根圏に定着する。菌数は既存のペレット種子の造粒...
要約 水稲過酸化カルシウム粉衣種子の保存方法を、粉衣前の浸種期間について検討したところ、従来の浸種期間より短い無浸種あるいは30℃1日間浸種とすれば、2か月間は出芽率の低下がなく保存可能である。 背景・...
要約 水稲直播栽培において2種類の被覆尿素の溶出を比較すると、放物線タイプでは、乾田直播が湛水直播より土壌水分や地温の影響で遅れ、溶出割合に最大20%の差が生じる。シグモイドタイプでは両播種様式とも同...
要約 再生紙マルチに不織布とホットメルト接着剤を用いて水稲種子を固定し、代かき直後の水田に敷設することにより、点播直播が可能となる。 背景・ねらい 国際競争力の強化のため稲作の低コスト化、省力化、高...
要約 初期生育が緩慢な直播ネギにおいて、緩効性肥料(N2kg/a)の基肥施用で化成肥料(N2.7kg/a)施用とほぼ同様な収量、品質、養分吸収経過が得られ、追肥の省略と減肥が可能となる。 背景・ねらい 秋田県におけるネ...
要約 水稲直播技術には規模拡大効果やコストダウン効果のほかに補助労働を省く効果があり、農外恒常勤務の増加や高齢化により補助労働を女子労働力に依存することが困難になった農家では省力化へのニーズが強い。...
要約 直播栽培は、水稲作業省力化をねらいとして基幹男子農業専従者のいない労働力の少ない経営に導入されるケースも多いが、基幹男子農業専従者のいる経営(特に複合経営)においては規模拡大としてのねらいが強い...
要約 代かき後落水した圃場に作溝して播種する作溝潤土表面条播法は寒冷地における実用性が高く、その播種機として作溝部を改良した側条施肥田植機が利用できる。 背景・ねらい 散播による水稲湛水直播栽培は省力...
無代かき作溝直播における施肥窒素の利用率と肥効調節型肥料の利用
要約 水稲無代かき作溝直播栽培において、施肥窒素の利用率は肥効調節型肥料の利用により高まる。溝施肥により生育初期の施肥利用率が高まり、全層施肥に比べて初期生育が向上する。 背景・ねらい 本県の気象、栽...
要約 水稲中生品種の湛水散播直播の水管理体系は、播種直前~出芽始め落水、出芽期湛水、幼穂形成期前20~30日間中干しとする。これにより、出芽苗立の安定、雀害回避、初期生育の促進、耐倒伏性強化に効果があり...
要約 ジネンジョむかごの休眠は5℃、10週間以上の冷蔵処理により打破させることができる。これによって、むかごを使ったポット苗育成が可能となり、むかご直播栽培に比べて大きな芋が育成できる。 背景・ねらい ...