耐病性・消化性に優れる寒冷地・温暖地向きオーチャードグラス中生品種「きよは」
要約 オーチャードグラス中生品種「きよは」は、「まきばたろう」と比べて、寒冷地から温暖地において3か年合計乾物収量が104とやや多収で、早春、秋の草勢、再生力にも優れる。黄さび病、小さび病、すじ葉枯病に...
要約 「あきあかね」は、食味が優れる水稲粳系統である。収量性に優れ、大粒で炊飯米の外観、なめらかさ、粘りにすぐれるため、中食・外食などへの利用が期待される。寒冷地南部では晩生に分類され、中生の主力品...
いもち病に強く耐倒伏性に優れる多収良食味水稲新品種候補系統「奥羽424号」
要約 「奥羽424号」は、寒冷地中部では"やや早"熟期に属する粳種である。いもち病圃場抵抗性は、葉いもち、穂いもちともに"かなり強"である。耐倒伏性は強く、多収で、良食味である。 キーワード イネ、多収、い...
要約 「ほしみのり」は温暖地東部における熟期が早生のうるち米品種である。「コシヒカリ」並の良食味で、収量および玄米品質は「コシヒカリ」より優る。縞葉枯病抵抗性を有し、稲麦二毛作地帯等で普及が期待され...
要約 東北地域における水稲品種・系統の高温耐性を評価するため、ガラス温室で高温条件の栽培を行い、高温耐性の基準となる品種・系統を選定した。検定基準品種は登熟期間の気温条件が異なる熟期に分けた15品種・...
夏播き飼料用トウモロコシにおけるワラビー萎縮症発生地域と発生量の予測地図
要約 夏播き飼料用トウモロコシにおけるワラビー萎縮症の発生地域は温暖化の進行に伴って拡大すると予想される。九州、四国、中国地方では2060年ごろに、関東地方の太平洋沿岸部では2080年ごろに現在の耐性品種に...
幼穂形成前の低水温が穂ばらみ期の水稲穎花の耐冷性を低下させる分子機構
要約 穂ばらみ期に冷害処理(12°C、5日間)した水稲では、穎花の低分子量型HSP及びその制御因子と推定される蛋白質群の遺伝子発現が著しく高まる。しかし幼穂形成の前に低水温処理(18°C、14日間)をするとそ...
要約 水稲「笑みの絆」は寒冷地南部では中生に属し、高温耐性が強く、粘りが少なく硬めの良食味品種で、寿司米への利用が期待される。 キーワード イネ、高温耐性、調理用、寿司、笑みの絆 背景・ねらい 「食の外...
要約 「ヒノヒカリ」は移植時期を遅らせることで白未熟粒の発生が減少する。また、6月上中旬移植では、基肥、穂肥及び晩期穂肥(出穂約10日前)の施肥体系で、かつ、登熟期の水管理は落水時期を出穂後35日以降ま...
ホウレンソウケナガコナダニの増殖をもたらす餌種と死滅に要する高温条件
要約 なたね油かす、糸状菌類および野菜類残さの多くが、ホウレンソウケナガコナダニの増殖原因となりうる。本種の卵は成虫よりも高温に強いが、卵と成虫はともに40℃で24時間、45℃で3時間、あるいは50℃で1時間...
要約 摂氏25度以上の高温登熟条件下における食味を評価する指標としては、テクスチャー特性値(H/-H)が有効である。 キーワード 高温、食味、水稲、理化学的特性 背景・ねらい 近年、水稲の登熟期間中が高温にな...
要約 暖地の圃場では水稲を7月中旬に出穂させると、高温登熟により玄米品質を低下させることができる。高温登熟による玄米品質の劣化程度は、背白と基白の発生程度の合計値で表わせ、この合計値を基準品種と比較...
2種ツヤコバチの利用による促成栽培トマトのコナジラミ類の防除
要約 促成栽培トマトに発生するコナジラミ類の防除に天敵昆虫を利用する場合、秋期にオンシツツヤコバチを、春期にサバクツヤコバチを放飼すれば高い密度抑制効果が期待できる。 キーワード 促成栽培トマト、オン...
要約 我が国の施設栽培におけるポリネーターとして有望視されるハリナシミツバチ類(Meliponinae)を周年飼養し、併せて群殖(コロニーの増殖)が行える加温式水平分離式巣箱を提供する。 背景・ねらい 熱帯・亜...