要約 中山間地域における有機質肥料栽培では、100%有機肥料、特栽用50%有機肥料やペレット牛糞堆肥を用いても化成肥料並みの収量が得られる。穂肥を出穂前20日および30日に施用しても収量は同程度である。米ぬか...
中山間地黄色土での家畜ふん堆肥を活用した水稲の減化学肥料栽培
要約 中山間地黄色土水田での水稲「ヒノヒカリ」栽培において、基肥に家畜ふん堆肥を1t/10a施用し、施肥は化学肥料による穂肥のみとすることで、慣行の分施体系と遜色ない収量が得られ、化学肥料による窒素施肥量...
中山間水田における害虫総合防除等による高品位野菜生産システム
要約 防虫ネット、天敵、太陽熱処理、簡易天窓設置と送風、有機質資材の合理的施用等により、中山間水田でのアブラナ科野菜等の露地および雨よけハウス栽培において、化学合成殺虫剤80%以上削減、化学肥料50%以上...
牛糞堆肥と被覆肥料利用による湛水土壌中条播栽培の窒素施用量削減技術
要約 無湛水出芽方式の湛水土壌中条播栽培において、被覆尿素入り複合肥料の側条施肥による基肥-穂肥体系は慣行の速効性肥料分施体系より窒素施用量を総施用量の20%削減できる。牛糞堆肥2t/10a連用により、さら...
要約 冷涼地域の乾田における水稲に対する土づくり資材の増収効果は、稲わら堆肥と転炉さいで高く、特に冷害年にこれらの併用でさらに高まる。また、10a当たり稲わら600kgあるいは稲わら堆肥1,000kgの施用で土壌...
要約 三重県における酒米「山田錦」の移植適期は、5月中~下旬である。全量有機質肥料による栽培は、慣行栽培と比較すると心白発現率が向上する。また、収穫適期は出穂後40日頃で1穂当たりの帯緑色籾数2~3粒程度...
要約
要約 ヘアリーベッチのライブマルチは雑草防除面だけでなく、夏場の地温上昇の抑制、土壌の膨軟化、保水性や排水性の向上など土壌の物理性改善にも効果がある。畑作物13品目についてヘアリーベッチのライブマルチ資...
水稲の中山間地における黒色再生紙を活用した有機質肥料の施用による栽培法
要約 移植時に低温となる中山間地においては、除草に黒色再生紙マルチを用い、基肥にコシヒカリの場合なたね油粕80kg/10a施用し、本田病害虫防除2回で慣行栽培に近い生育・収量が得られる。 背景・ねらい 化学...
春どりダイコンとホウレンソウの組み合わせによる施設の周年利用体系の組み立て
要約 奈良県中山間地域の雨よけ施設において、2重被覆による春どりダイコンが1作と、雨よけホウレンソウが夏期を中心に4作でき、施設の高度周年利用が可能である。 背景・ねらい 本県中山間地域は雨よけホウ...