要約 水田の熱収支モデルに、流入・流出による貯熱量変化や水深による田面の粗度長変化を組み入れることで、日単位の気象データから水田水温を精度よく推定するモデル。深水管理による水温上昇効果や灌漑時刻によ...
要約 植物ゲノムの網羅的な比較解析を行い、高温特異的に働くプロモーターを合成した。このプロモーターは、気候変動による温暖化に対応した農作物や、付...
要約 半年程度の気温観測値からアメダスポイントとの地点間温位差推定モデルを作成することで、50m解像度の日平均・日最高・日最低気温データを、アメダスの全観測期間において作成できる。これは、圃場単位での...
熱帯のイネ品種の遺伝的背景を持つ早朝開花性準同質遺伝子系統の育成
要約 インド型品種IR64を遺伝的背景にイネ野生種Oryza officinalisに由来し第3染色体に座乗するQTL(qEMF3)を導入した準同質遺伝子系統IR64+qEMF3は、IR64に比べ熱帯での圃場条件では...
要約 イネの稔実率は開花期の気温上昇とともに高温域で低下し、その変化傾向は出穂後3日間の日最高気温を用いて推定できる。供試8品種の高温不稔の発生開始温度は34~39℃の範囲で、気温および穂温を基準とした場...
細霧ノズル付循環扇を用いた中山間地域向け低コスト細霧冷房システム
要約 細霧ノズル付循環扇を用いた低コストな細霧冷房システムを用い、時刻と温室内の乾湿球温度をもとに細霧噴霧量を制御すると、夏季日中のハウス内の気温を外気温並みに低下させることができ、高温によるトマト...
50℃の温水点滴処理はニホンナシとリンゴの白紋羽病防除に有効である
要約 白紋羽病罹病樹を中心とした半径1mあるいは2m四方の範囲に50℃の温水を地表面から点滴することにより、ニホンナシ、リンゴの根部に寄生した白紋羽病菌が消失あるいは減少し、治療効果が得られる。 キーワー...
やませ地帯における一季成り性品種を用いた夏秋どりイチゴの収量・品質
要約 夏期冷涼なやませ地帯では、一季成り性品種を用いても、半促成栽培に供した越年株の据え置き栽培やポット苗の短日処理のみで容易に花芽分化し夏秋どりができる。6月から11月までの商品果収量は株当たり140~...
要約 ズッキーニのハウス抑制栽培において、ハウス屋根面を外部遮光し、さらにマルチ資材として地温上昇抑制型フィルムを併用すると、規格外果の発生が少なく、8・9月の前期収量が安定する。 キーワード ズッキー...
要約 冷水で地温を下げる地中冷却技術を用いることで、春~夏作ハウス栽培ホウレンソウ、コマツナの有害成分である硝酸含量を低減できる。 キーワード 地中冷却、硝酸、ホウレンソウ、コマツナ、品質 背景・ねら...
要約 イネの出穂開花期における高温不受精では大気の湿度が高いほど、穂の温度が高くなるため葯における花粉発育が不充分となり、頴花の受精率が低下する。 キーワード イネ、出穂開花期、高温、受精、ファイトト...
要約 イネの出穂開花期における高温不受精では大気の湿度が高いほど、穂の温度が高くなるため葯における花粉発育が不充分となり、頴花の受精率が低下する。 キーワード イネ、出穂開花期、高温、受精、ファイトト...
要約 サヤインゲンでは開花前10日頃の高温による花粉稔性低下あるいは、開花前日および当日の高温による花粉管伸長阻害のため不受精となり落花する。開花後の高温は受精した胚珠の発育を阻害し、変形莢を発生させ...
要約 サヤインゲンでは開花前10日頃の高温による花粉稔性、あるいは開花当日および前日の高温による花粉管伸長阻害のため不受精となり落花する。開花後の高温は受精した胚珠の発育を阻害し、変形莢を発生させる。...
施設パパイヤ「サンライズソロ」における果実重の季節的変動の要因
要約 施設パパイヤの果実重の季節的変動には、開花時期の温度変化に伴う種子数の増減が関与している。小玉果の要因となる種子数の減少には、柱頭~葯間距離の拡大による受粉機会の減少と花粉発芽率の低下が関係し...
要約 ヘアリーベッチのライブマルチは雑草防除面だけでなく、夏場の地温上昇の抑制、土壌の膨軟化、保水性や排水性の向上など土壌の物理性改善にも効果がある。畑作物13品目についてヘアリーベッチのライブマルチ資...
要約
要約 高温対策として遮光栽培するミニトマトにおいては、50%遮光中の葉温は気温より低く、盛夏時においても寄生蜂を利用したコナジラミ類、マメハモグリバエの防除が可能である。宮崎県総合農業試験場・環境部・...
要約 夏秋ギク「精雲」の貫生花の発生を防止するには、消灯1週間目から2週間目までの昼夜間の急激な温度変化を押さえ、追肥は消灯前に終了するか消灯後4週目以降に行うのが望ましい。また、遮光と細霧処理の組合...
中山間地域における白ネギ稚苗移植夏どり栽培の初期保温による生産安定技術
要約 中山間地域の稚苗移植による夏どり白ネギ栽培では、定植後からパスライトをべたがけで40日間、または有孔ポリをトンネル被覆して30日間保温すると初期生育が促進され、保温しないものと比較して生育が早まり...