コシヒカリ施肥対応を目的とした陽イオン交換容量の地理情報システム化
要約 土壌陽イオン交換容量は5月上旬移植コシヒカリの玄米窒素含有率・収量に対するカテゴリー基準となる。15me以下では基肥増肥で増収効果がある。20me以上では基肥は少なくする。地理情報システム化により、施...
黒ボク土での夏秋ピーマンのかん水施肥栽培による尻腐れ果低減効果
要約 黒ボク土での夏秋ピーマン「さらら」のかん水施肥栽培は、好適土壌水分値が維持され、尻腐れ果の発生が低減する。また、3~5割減肥しても慣行栽培に比べ肥効が高く、果実収量は慣行栽培を10~15%上回る。 キ...
半促成長期どりアスパラガスにおける初年目牛ふん堆肥の適正施用量
要約 半促成長期どりアスパラガスにおける牛ふん堆肥は、10a当たり10t~30t施用すると、初年目の収量は安定する。しかし、堆肥施用量が30tになると下層土壌の硝酸態窒素濃度が高く推移する。 キーワード アスパラ...
乳牛スラリー連用畑下層土には多様な低栄養性脱窒菌が多数生息する
要約 乳牛スラリーを多量に投入した畑地では、作物根の届かない4mの下層土にも多くの脱窒菌が生息し、その大部分は低い栄養濃度の培地で増殖する低栄養性脱窒菌である。 キーワード 乳牛スラリー、下層土、窒素代...
要約 タイヌビエに対する水稲用アミド系除草剤プレチラクロール、メフェナセットおよびテニルクロールの生育阻害が最大に達する最低濃度および土壌吸着係数(Kd)は15~30℃の範囲では温度の影響を受けない。 キー...
対抗作物の栽培によるダイズシストセンチュウ卵寄生菌の寄生率上昇
要約 ダイズシストセンチュウの対抗作物であるクロタラリア(Crotalaria spp.)やアカクローバ(Trifolium pratense)を栽培すると線虫卵に寄生する天敵糸状菌の寄生率が上昇し、線虫の増殖を抑制する。 キーワード ...
スラリー還元量をカリ20kg/10a相当に減じることによる作土・作物・土壌溶液への影響
要約 飼料作畑への乳牛スラリー還元量をカリ20kg/10a/トウモロコシ1作相当に減じることで、二ないし三年で作土に蓄積した交換性カリの削減ができ、深さ90cmにおける土壌溶液の硝酸性窒素濃度を慣行よりも低減する...
分解菌集積木質炭化素材を用いたシマジンの現地におけるバイオレメディエーション
要約 除草剤シマジンの分解細菌CD7菌群を木質炭化素材に集積させ、ゴルフ場の下層(深さ15cm)に1cmの厚さで敷き詰めると,ゴルフ場に散布されたシマジンは木質炭化素材層に吸着され,そこで分解・無機化される。...
要約 任意の深さの日平均地温が対象の深さより上層の地温と土壌の熱的条件からForce-Restore法を拡張した式で計算できる。さらに、この式に熱伝導方程式を結合させることで、地温の日変化も高い時間分解能で計算...
中国紅壌丘陵地帯水稲二期作地域におけるアンモニア揮散とその制御〔研究〕
要約 中国湖南省祁陽県においては、水田からのアンモニア揮散ポテンシャルが極めて高い。肥効調節型肥料の適切な利用により、アンモニア揮散による肥料成分の損失と環境負荷を大幅に軽減し、収量の維持向上と減肥...
要約 豚ぷん堆肥の連用土壌では、銅および亜鉛の蓄積傾向に対し、カドミウム(Cd)の顕著な蓄積は認められず、pHは堆肥無施用土壌に比べて高い。そのため、根群域の土壌溶液中Cdは連用土壌の方が低濃度になり、葉...
要約 重粘土転換畑で、耕うんしながら同時に畝を立て、大豆を播種する作業技術である。アップカットによる同時作業のため、作業時間が短縮するとともに所要動力が削減される。さらに土中酸素濃度が高くなり、生育...
要約 皮膜中に炭酸カルシウムを含むポリエチレン被覆肥料は、微酸性条件下で溶出が速くなる特性を持つ。また、この皮膜で生理的酸性肥料の硫安を被覆することによって、根の酸性化作用により溶出が著しく促進され...
ヨシへのイネグルタミン合成酵素遺伝子(GS2)の導入と形質転換体の作出
要約 水生植物ヨシの窒素吸収能の遺伝的改良のため、イネから単離したグルタミン合成酵素遺伝子をヨシに導入した。その結果、128個体の形質転換体を作出することに成功した。 背景・ねらい 近年、ヨシ(Phragmite...
地力実態調査及び土壌環境基礎調査基準点調査(一般調査)結果のデータベース化
要約 本データベースは、全国の公立試験研究機関によって実施された有機物・肥料等の長期連用圃場試験での施肥管理データ、作物データ,土壌の理化学性のデータ等よりなる。長期にわたる養分管理の土壌環境や作物...
要約 本システムは簡易型DGPSを搭載した携帯可能な土壌調査支援システムであり、任意の地域と縮尺の土壌図を表示できる。また、土壌図または地形図表示画面上で定点調査の土壌断面や土壌理化学性データ等の検索や...
要約 2,4-Dは、火山灰土壌の構成成分であるアロフェン、イモゴライト、フェリハイドライト、ゲータイト、鉄・アルミニウム-腐植複合体により強く吸着される。その吸着メカニズムは配位子交換反応である。 背景・...
要約 果樹園における単位面積(ha)あたり年間の養分収支は、窒素(45kg)、リン酸(159kg)、カリ(41kg)と見積もられる。窒素成分では、施肥(147kg)と有機物(38kg)からインプットされ、養分吸収(126kg)と脱窒(14kg)に...
北海道和種馬の放牧があやめヶ原における草原植物の種組成に及ぼす影響
要約 北海道厚岸町あやめヶ原における北海道和種馬の放牧は、草原性植物の生育に好適な土壌環境の創出を通じて、草原植生の維持に貢献している。 背景・ねらい
北海道東部の厚岸町あやめヶ原では、北海道...
要約 〔要約〕育苗期の高温により発現するトルコギキョウのロゼット性の程度は、たん水および日最低気温25℃以上の高温条件で栽培し、ロゼット化率を相対評価することにより判定できる。 キーワード 育苗、高温...