要約 稲作時に施用したオガクズ牛糞堆肥は、施用直後の稲作期間に約16%が、施用後3年間で約42%が分解される。分解に伴う窒素の供給は、麦作期間より稲作期間が多いが、1t(7.2kgN)/10aの単年施用では肥効は小さい...
要約 DMI耐性ナスすすかび病菌の発生が現地圃場で認められた。本剤耐性菌に対しDMIの治療効果は著しく低いが、発病初期から予防的に散布すると効果がある。中程度のDMI耐性菌が発生している圃場でも発生初期から...
要約 育苗期の高温により発現するトルコギキョウのロゼット性の程度は、たん水および日最低気温摂氏25度以上の高温条件で栽培し、ロゼット化率を相対評価することにより判定できる。野菜・茶業試験場久留米支場花...
土壌環境基礎調査・定点調査結果にもとづく農耕地土壌資源特性の変動解析
要約 土壌環境基礎調査・定点調査(1979-1998年)のデータをもとに,全国的な土壌資源特性の変動を地目別・土壌タイプ別に解析し,全地目での可給態リン酸含有率の増加,樹園地土壌でのpHの低下ならびに炭素含...
要約 開発した土壌硬化剤は、軽焼マグネシアとリン酸肥料を主原料とする。セメントや石灰で固めることが難しかった有機質土壌や高含水土壌も固めることができる。硬化物は弱アルカリであり、粉砕すれば土およびリ...
果樹園における液体マルチング資材を利用した園内作業道法面の侵食抑制法
要約 アスファルト系乳化物を主原料とする液体マルチング資材を、園内作業道造成後の側方法面に吹き付けることにより、降雨による土壌侵食を抑制できる。また、資材の吹き付け量を増やすことにより、2年程度の侵...
要約 画像解析を利用して、土壌中で実際に細菌が生息している条件に近い試料である土壌溶液中の細菌の運動性を解析することにより、土壌のストレス要因を規定することができる。 背景・ねらい 根圏微生物の機能...
要約 〔要約〕マルチ栽培によって、キャベツの施肥窒素利用率を高め、土壌中に無機態窒素を保持するため、収量を低下させずに慣行基準(28kgN/10a)の3割減肥でき、圃場外への施肥窒素の流出量を花こう岩風化土壌...
液体マルチング資材を利用した果樹園における園内作業道法面の侵食抑制法
要約 アスファルト系乳化物を主原料とする液体マルチング資材を、園内作業道造成後の側方法面に吹き付けることにより、降雨による土壌侵食を抑制できる。また、資材の吹き付け量を増やすことにより、2年程度の侵...
要約 水田土壌にリン酸が蓄積している実態にもとづき、水稲のリン酸吸収量と土壌中の可給態リン酸(トルオーグ法)水準に対応したリン酸施肥基準を策定し、可給態リン酸30mg/100g以上では無施用とした。 背景・ね...
pH6.2のリン酸緩衝液抽出による水田土壌の可給態ケイ酸の簡易評価法
要約 pH6.2のリン酸緩衝液を使用する抽出法により、黒ボク土を除く水田土壌の可給態ケイ酸を評価できる。この方法は、従来の評価法である酢酸緩衝液法と異なり、ケイ酸質資材の施用による過大評価の問題が無く、...
土壌の分布と特性が容易に検索できる「耕地土壌情報データベース」
要約 土壌図と理化学性、断面写真、柱状図などの土壌調査情報がデータベース化されており、ホームページ閲覧ソフトを利用して、県土壌区ごとの土壌分布と土壌特性が容易に検索できる。 背景・ねらい 土壌図の有効...
イチゴ炭疽病無病徴感染親株における菌の動態と雨よけによる苗立枯れの防除
要約 イチゴ炭疸病無病徴感染親株において、病原菌はランナー発生直前の4月中旬にはすべての部位に存在し、隣接株へ伝染する。本病の伝染期間である育苗期に雨よけを行い、薬剤防除と組み合わせると、苗の発病(...
要約 CaO換算で40kg/10a程度の石灰質資材を作条施用すると、低pH土壌における根近傍のpH上昇をもたらし、石灰欠乏症状が改善されて収量が増加する。 背景・ねらい pH5.5以下の圃場では土壌診断基準値以上にpHを矯...
要約 土壌環境基礎調査・定点調査の調査結果と今後の土壌管理の方向をとりまとめた。北海道耕地土壌の理化学性の実態、及び今後の土壌管理の方向として、化学性では各地目ともリン酸の蓄積が見られるが、カリは近...
雨よけ栽培小ネギの長期連作で養分が集積した土壌における施肥窒素の削減
要約 小ネギ栽培で長期連作により養分が集積した土壌では、施肥窒素を削減できる。作土に無機態窒素が35kg/10a以上集積している場合、初夏~初秋(6~11月)にかけては、無窒素で栽培しても標準施肥とほぼ同等の...
要約 ダイコン栽培で、牛糞堆肥、豚糞堆肥を施用する場合、マルチを利用することにより、岐根の発生を抑制し化学肥料と同等以上の秀品収量水準を維持できる。またマルチにより作土層からの窒素の溶脱を防止できる...
土壌pHの調整によるコウライシバ葉腐病(ラージパッチ)の制御
背景・ねらい 農薬によらない芝草の管理技術のひとつとして、病害が発生しにくい条件に土壌環境を調整する手法がある。これまでに、コウライシバのカーブラリア葉枯病が生理的酸性肥料の施用によって軽減されるこ...
要約 ニンジン、レタスは鶏ふんを基肥連続施用することによって化学肥料栽培並みの収量が得られ、無化学肥料栽培が可能となる。また、連用中止後も3年間は、30%の肥料節減が可能である。 背景・ねらい 近年の消...
クロルピクリンくん蒸剤のジャガイモ植付け同時処理によるジャガイモそうか病の防除
要約 ジャガイモそうか病は、低濃度のクロルピクリンくん蒸剤テープ状製剤を使い、ジャガイモの植付け時に同時処理後、ポリフィルムで被覆することで、慣行の1/10量(3L/10a)で効果的に防除できる。長崎県総合農...