化学合成殺虫剤を半減する新たなトマト地上部病害虫防除体系マニュアル
要約 トマト地上部の難防除害虫の防除に有効な天敵資材やその効果を増強する天敵温存植物と天敵誘引装置、さらに害虫忌避剤、侵入防止資材について、特徴と利用法を解説するマニュアルである。これらの技術の組み...
施設野菜類の微小害虫防除に役立つバンカーシートと利用マニュアル
要約 バンカーシートはカブリダニ類にすみか・増殖場所を与え、害虫に対する防除効果を高める天敵増殖資材である。本資材の活用により、イチゴやキュウリ等の施設栽培の野菜類で問題となるハダニ類、アザミウマ類...
紫色LED光で土着天敵ヒメハナカメムシを集め、害虫を減らす技術
要約 波長405nmに発光ピークを持つ紫色LEDを1日3時間照射することにより、アザミウマ等の微小害虫を捕食する土着天敵ヒメハナカメムシを作物上に最大10倍...
要約 圃場内外への天敵温存植物の植栽と天敵に悪影響の少ない殺虫剤の選択によって土着天敵の定着や増殖を促すことにより、薬剤抵抗性を発達させて難防除害虫となっているアザミウマ類やハダニ類等を安定的に管理...
バンカー植物を用いた捕食性天敵タバコカスミカメ利用技術マニュアル
要約 バンカー植物としてスカエボラとバーベナを利用することで、捕食性天敵であるタバコカスミカメの密度を安定して維持することが可能になり、キュウリのアザミウマ類とトマトのコナジラミ類を低密度に抑制でき...
要約 チャに登録のある農薬類のうち、有機リン系、ピレスロイド系、ネオニコチノチド系を含む化学合成殺虫剤14剤、殺ダニ剤1剤はキイロタマゴバチ成虫に対する死虫率が高く、悪影響は大きい。 キーワード キイロ...
コナガ食害株への殺虫剤散布は天敵寄生蜂の寄主探索行動に影響を及ぼす
要約 土着寄生蜂であるコナガサムライコマユバチは、コナガの食害を受けたコマツナが放出する匂い物質等を利用しコナガ食害株に飛翔定位する。一方、コナガ食害株に殺虫剤が散布されると、コナガ食害株への定位行...
静岡県における施設トマトのハモグリバエ類のエンドウ由来土着寄生蜂による防除
要約 トマトとエンドウのハモグリバエ類の土着寄生蜂は共通する種が多く、エンドウを刈り取り施設内に投入してトマトのハモグリバエ類を防除できる。土着寄生蜂に影響の少ない農薬と組み合わせることにより、トマ...
ミヤコカブリダニを利用したカーネーションの夏季ナミハダニ防除
要約 冬切りカーネーション栽培において、薬剤抵抗性の発達で防除困難なナミハダニに対し、 ミヤコカブリダニを放飼することにより夏季のナミハダニを低密度に抑えることができる。 キーワード カーネーション、...
静岡県におけるチャ寄生クワシロカイガラムシの薬剤感受性の低下
要約 静岡県内にはDMTP乳剤に対する薬剤感受性が低下した個体群が認められる。ブプロフェジン水和剤に対する薬剤感受性は総じて低いが、フェンピロキシメート・ブプロフェジン混合剤に対する薬剤感受性は高く、感...
要約 イチゴのハダニ類防除にミヤコカブリダニを用いると、ハダニ類の発生前から放飼が可能で定着性も高い。気温が高い夏秋栽培では、初期の放飼で栽培期間中のハダニ類密度を抑制できる。冬春栽培では、低温条件...
給餌条件でコナガの増殖抑制に必要なコナガサムライコマユバチの放飼比率
要約 蜜源を設置したコマツナ栽培ハウスでは、株あたり0.05頭のコナガ幼虫に対して、少なくとも1:6.4の放飼比率でコナガサムライコマユバチの雌成虫を放飼すれば、増殖を抑制できる。 キーワード アブラナ科葉菜...
要約 コナガ、ヨトウムシ等露地野菜害虫の天敵であるウヅキコモリグモ若齢幼体に対して、ネオニコチノイド系殺虫剤1種類、その他の合成殺虫剤2種類、BT剤3種類は悪影響が少ない殺虫剤であり、露地野菜のI...
要約 性フェロモン剤と顆粒病ウイルス剤の利用と土着天敵の保護活用、および二番茶摘採後のせん枝処理よる病害伝染源の除去を組み入れた茶の病害虫防除体系は、化学合成農薬の使用を半減以下にすることが可能であ...
ハウス栽培トマトにおける各種殺虫剤のサバクツヤコバチに対する影響
要約 シルバーリーフコナジラミの防除にサバクツヤコバチを利用するハウス栽培トマトでは、ピメトロジン水和剤、ルフェヌロン乳剤およびケルセン乳剤は他の併発害虫防除に使用できる。長崎県総合農林試験場・環境...
土着天敵ケナガカブリダニへの薬剤抵抗性と非休眠性の導入と維持
要約 〔要約〕ハダニ類の土着天敵であるケナガカブリダニの薬剤抵抗性系統と非休眠性系統を交雑し、薬剤淘汰と18℃短日条件下での飼育を組み合わせることにより薬剤抵抗性と非休眠性を導入することができる。また...
土着天敵ケナガカブリダニへの薬剤抵抗性と非休眠性の導入と維持
要約 ハダニ類の土着天敵であるケナガカブリダニの薬剤抵抗性系統と非休眠性系統を交雑し、薬剤淘汰と18℃短日条件下での飼育を組み合わせることにより薬剤抵抗性と非休眠性を導入することができる。また、薬剤抵...
半促成栽培ナスの主要害虫(アザミウマ、アブラムシ類)に対する天敵利用体系
要約 半促成ナスおけるミナミキイロアザミウマに対して、発生初期にククメリスカブリダニ、生育期にナミヒメハナカメムシを利用し、アブラムシ類には発生初期からナミテントウ2齢幼虫を利用する体系で、ナス栽培...
マメハモグリバエ天敵(ハモグリミドリヒメコバチ)の大量増殖システム
要約 マメハモグリバエの土着天敵の寄生蜂のなかで最も優占度が高く、増殖効率の高いハモグリミドリヒメコバチの大量増殖システムを確立した。沖縄県農業試験場病虫部害虫研究室 背景・ねらい マメハモグリバエは...
マメハモグリバエの土着寄生蜂Neochrysocharisokazakiiの大量増殖法
要約 マメハモグリバエの土着寄生蜂の一種であるNeochrysocharis okazakiiの発育零点は雄摂氏11.5度、雌摂氏11.3度、有効積算温度は雄157.2日度、雌169.2日度である。この結果を基に、既に確立しているマメハモグ...