要約 夏期に、東北地方太平洋沿岸を中心に吹走するやませ下において、従来法より高精度に日平均メッシュ気温が推定できる方法”やませメッシュ気温推定法”を開発した。 背景・ねらい 東北地方では、梅雨期から盛夏...
水稲の穂ばらみ期冷害に対するアブシジン酸(ABA)茎葉散布による冷害軽減効果
要約 水稲の幼穂形成期に、天然型アブシジン酸(ABA)100~200ppm水溶液を、茎葉に散布した結果、障害型冷害が軽減され、稔実歩合が高くなった。 背景・ねらい 水稲の冷害軽減の試みの一貫として、耐冷性の強い品種...
要約 出穂期の稲体に存在する糖類や澱粉等の非構造性炭水化物の蓄積量は、施肥条件により大きく変動し、葉面積や籾数等の生育量が大きい条件下で少なくなる傾向にある。登熟性への影響も認められ、低温・寡照年に...
要約 飼料用トウモロコシの4品種について,日平均気温の6℃以上を積算した有効積算温度を用い,絹糸抽出期と黄熟期の予測が可能となるモデル式を得た。 背景・ねらい 飼料用トウモロコシの的確な作付け計画や栽培収...
フィルム小袋包装と砕氷処理の組み合わせによるアスパラガスの鮮度保持
要約 アスパラガスのフィルム小袋包装では流通中における萎凋がなく品質的に良好である。フィルムとしては直鎖低密度ポリエチレン及び微細孔系フィルムが適し、砕氷処理と組み合わせることにより高鮮度流通が可能...
要約 「ヒメノモチ」は、早生・中稈・偏穂重型水稲糯品種で、耐病性が強く、玄米の“はぜ"が良く、「オトメモチ」に比較して収量性は同程度であるが、米質・食味に優れる。 背景・ねらい 標高700m以上の地帯の糯奨...
要約 「ハナエチゼン」は、早生・短稈・偏穂数型水稲粳品種で、標高700~900m地帯向けの品種として、耐冷性・耐病性・収量・品質・食味など、現行奨励品種の「フクヒカリ」より優れている。 背景・ねらい 「フク...
要約 「美山錦」は極早生の水稲酒米品種で、現在県内で栽培されている主な品種の中では多収であり、平成5年の冷害年も減収程度は小さく、タンパク質含量もやや低い。基肥量はコシヒカリ並とし、追肥は出穂前15日...
要約 正常稲(糊熟期)と同一時期に調製した雄性不稔稲サイレージの発酵品質は正常稲サイレージと明瞭な差はない。また、雄性不稔稲サイレージは正常稲サイレージに比べ、可消化養分総量が低く、可消化粗蛋白質が...
要約 出穂期の稲体に存在する糖類や澱粉等の非構造性炭水化物の蓄積量は、施肥条件により大きく変動し、葉面積や籾数等の生育量が大きい条件下で少なくなる傾向にある。登熟性への影響も認められ、低温・寡照年に...
要約 マルバカイドウ台苗木のつくり方として、長さ15~20cm、基部直径0.7cm以上のマルバカイドウ1年枝に品種の1年枝を通常どおり切り接ぎし、これを発泡スチロール箱に火山灰土壌を入れて挿し木すると、優良苗木...
要約 水稲「上育418号」は北海道で中生の早に属し、良食味で耐冷性を具備した粳種である。本系統を「きらら397」の一部と「ゆきひかり」の一部に替えて作付けすることにより、寒地における産米の食味向上とより一...
要約 水稲「奥羽346号」は中長稈の中間型系統で、東北中南部では中生に属する粳種である。本系統は極良食味でいもち病抵抗性が強く、耐冷性、耐倒伏性、白葉枯病抵抗性も強い。千粒重はやや大きく多収で、宮城県...
要約 水稲「奥羽糯349号」はバリ島の紫黒米に由来する日本稲型の改良紫黒糯系統である。東北中南部では早生に属する中長稈の中間型系統で、穂いもち抵抗性および耐冷性は弱い。玄米果皮が濃い紫色を呈し、赤飯、...
要約 水稲「東北150号」は良質・良食味で宮城県では晩生の晩の系統である。宮城県において出穂期の分散による冷害回避及び刈り取り時期の拡大を目的に「ササニシキ」の一部に代えて奨励品種に採用される予定であ...
要約 あずき「十育133号」は北海道の大納言小豆の主要品種である「アカネダイナゴン」より大粒で大納言規格内子実収量が多く、種皮色が淡く、外観品質・加工適性ともに優れた、中生の大納言系統である。 背景・ね...
水稲の穂ばらみ期冷害に対するアブシジン酸(ABA)茎葉散布による冷害軽減効果
要約 水稲の幼穂形成期に、天然型アブシジン酸(ABA)100~200ppm水溶液を、茎葉に散布した結果、障害型冷害が軽減され、稔実歩合が高くなった。 成果の内容・特徴
要約 栽培不適な高標高地で採種された水稲種子は、栽培適地で採種された種子に比べ発芽率、発芽勢及び苗質が劣る。 背景・ねらい 長野県の水稲奨励品種は標高で区分し普及地域を定めているが、コシヒカリ等の品種...
要約 水稲奨励品種候補「奥羽346号」は、耐冷性、耐倒伏性、穂いもち抵抗性が強い安定多収、良食味の中生粳種である。宮城県における冷害の軽減と、いもち病や倒伏が発生しやすい地帯の作柄の安定を図るため奨励...
要約 「はまゆたか」は、耐冷性・いもち病抵抗性がともに“極強”で、環境不良地帯に適した早生系統である。「かけはし」は、良質・良食味・多収の早生系統である。両品種は、青森県において、「キタオウ」に代えて...