要約 大豆しわ粒(ちりめんじわ)は、晩播になると多発しやすいが、その際、狭畦栽培とするとしわ粒の発生が抑制される。粒肥大後期に株全体を被覆するとしわ粒が軽減することから、狭畦でのしわ粒低減には茎葉に...
要約 亀甲じわは単粒子実水分が13%未満に乾燥した後に、種皮が吸湿すると子葉から種皮が剥離し、立毛中に吸湿と乾燥の繰り返しによって、発生と消滅を繰り返しながら増加する。そのため、従来より早い時期に収穫...
要約 エンレイの子実水分は電気抵抗式の水分計を用いて測定できる。子実をサンプリングし、単粒の水分を測定して平均した後、換算表を用いて平均子実水分を推定する。水分計は携帯式なのでほ場でも測定でき、コン...
レーキ付正転ロータリを用いた大豆の耕うん同時播種による品質・収量向上
要約 レーキ付正転ロータリ(平成17年度研究成果情報)による大豆の耕うん同時播種は、慣行の耕うん播種栽培(慣行ロータリによる2回耕うんなど)に比べて、省力的であり、耕深は15cm程度と深く、麦わらのすき込...
要約 大豆「タチホマレ」は「タチナガハ」よりやや早熟で、耐倒伏性に優れ青立ちが少ない中生品種である。ウイルス病抵抗性で褐斑粒が無く良質で、蛋白質含量が「タチナガハ」よりやや多く豆腐加工に適し、味噌加...
要約 岩手県において、大豆「リュウホウ」は「スズカリ」より倒伏が多く、収量は並~やや少ないものの、豆腐への加工適性に関する評価は高い。県南部では6月上旬播種でやや疎植(7千~1万本/10a)、同中旬播種で...
ダイズ品種サチユタカにおける種皮ミネラル成分としわ粒発生との関係
要約 サチユタカの種皮では、フクユタカ、タチナガハに比べカルシウム含有量が低くカリウム含有量が高い。サチユタカの種皮に含まれるカリウムは結合強度の低い状態で存在することから、降雨や結露などによるカリ...
大豆「サチユタカ」の高品質安定生産に向けたコンバイン収穫技術
要約 品質向上のための大豆「サチユタカ」のコンバイン収穫適期は、成熟期後7日から25日頃までである。収穫時刻は10時から16時、莢水分20%以下を目安とし、結露する日は、莢の露が消えて概ね2時間後に作業を開...
耐倒伏性で加工適性に優れるだいず新品種候補系統「東山199号」
要約 大豆「東山199号」は「タチナガハ」よりやや早熟で、耐倒伏性に優れ青立ちが少ない中生系統である。ウイルス病抵抗性で褐斑粒が無く良質で、蛋白質含量が「タチナガハ」よりやや多く豆腐加工に適し、味噌加...
コムギ品種「ゆきちから」は登熟後期にも赤かび病病斑が伸展しやすい
要約 コムギ品種「ゆきちから」は「シラネコムギ」に比較し、赤かび病に対する伸展抵抗性が弱く、登熟後期にも急激に病勢が進展する。そのため、粒厚の大きな赤かび粒の混入する割合も高い。 キーワード 赤かび病...
要約 「ミナミノカオリ」は「農林61号」に比べ2日早生で、タンパク質含有率が1.8ポイント高く、醤油醸造に適することから、平坦地向け醤油醸造用品種として奨励(認定)品種に採用する。 キーワード 奨励品種、ミ...
要約 早生で実需者評価の高い「エンレイ」を奨励品種に採用し、岐阜県中山間地域において普及をはかる。 キーワード ダイズ、エンレイ、奨励品種、早生種
背景・ねらい 岐阜県では自給率向上を目標にダイズの...
大豆「エンレイ」の子実水分および子実表面の色調から判断した収穫適期
要約 大豆「エンレイ」の高品質化に重要な収穫適期は、子実の水分、子実表面の色調、莢と子実の状態を判断基準にして、子実水分が20%より低くなった時点から約10日間である。 キーワード 大豆、エンレイ、品...
要約 大豆品種「あやこがね」は,「エンレイ」より7日前後成熟期が遅く,見かけの品質が優れている点が特徴である。青立ち症状の発生を軽減して安定した収量品質を得るためには,6月上旬播種,15~20本/平米の...
要約 循環型の穀物遠赤外線乾燥機を使い、汎用コンバイン等で収穫される大豆を大量に、品質を低下させずに乾燥できる。 背景・ねらい 大豆の作付面積が大幅に増加しており、汎用コンバイン等で収穫される大量の大...
要約 大豆の刈り遅れによる外観品質の変動は品種間で異なり、スズユタカは成熟期後20日を過ぎると裂皮粒の発生が著しく、タチユタカは成熟期後30日でしわ粒、変質・腐敗粒が増加し、リュウホウは成熟期後20日以降...
要約 ソバ用コンケーブを装着した大豆・ソバ用コンバインにより、小豆を一斉収穫すると、穀粒損失10%程度の収穫精度で作業が可能である。 背景・ねらい 従来の収穫体系では産地の維持は困難である。一方、大豆...
要約 農産物直売所等で地域特産品として、有望な煮豆用黒大豆「みすず黒」を準奨励品種に採用し、品種特性を活かした栽培法を明らかにした。 背景・ねらい 転作大豆は、山間山沿い地域などのほ場区画の狭い地域な...
要約 コンバインにより大量に収穫される大豆「おおすず」を循環型乾燥機を用いて、送風温度30度C、毎時乾減率0.3%/hで乾燥することにより、品質を損なわずに仕上げ乾燥が可能である。 背景・ねらい コンバインに...
要約 小粒で低収の白小豆を、丹波大納言系品種との交配により極大粒化した新系統「小豆兵系3号」を育成した。本系統は対照の「岡山白」より晩生で、収量、子実百粒重とも約2倍あり、外観品質も種皮色が明るいた...