粘土含量40%以上の圃場で無代かき水稲の導入により後作大豆の高収量を維持できる
要約 代かき移植水稲の後作大豆では、作土中の粘土含量の増加とともに土壌の保水性が低下して、収量が低下するが、無代かき移植や乾田直播水稲の後作では粘土含量によらず収量を維持できる。 キーワード 空知型輪...
要約 空知型4年4作(移植水稲-大豆-小麦-乾田直播水稲)の水田輪作栽培体系において、移植水稲では無代かきの疎植栽培等、乾田直播水稲では前年整地等の技術を導入すると、省力化や大豆収量向上により、大規模経営...
β-グルカンを多く含む大麦粉用二条裸麦品種「ビューファイバー」と「ワキシーファイバー」
要約 両品種はlys5.hを有し、「ユメサキボシ」より整粒重が低く穀粒がしわ粒で外観品質が劣るが、食物繊維のβ-グルカンを従来品種の2倍以上含む。これらの大麦粉を利用してうるち性の「ビューファ...
汎用循環式乾燥機によるトウモロコシ子実の乾燥および水分推定手法
要約 米麦大豆汎用の循環式乾燥機を用いたトウモロコシ子実乾燥は小麦設定など40~50℃の通風温度とすることで、穀温が40℃を上回ることなく乾減率1~2%/hで乾燥可能である。仕上水分の確認には、トウモロコシ仕様...
関東の稲・麦・大豆の水田作経営がオペレータ1人で耕作できる面積の到達点
要約 現状の土地条件と技術体系を前提とした場合、関東の平坦水田地帯における稲・麦・大豆作経営がオペレータ1人で耕作できる上限面積は39haである。この面積を上昇させるには、特に大豆のは種、小麦の収穫、乾...
要約 六条大麦「シルキースノウ」は「カシマムギ」に比較して収量は多収で、耐倒伏性に優れ、オオムギ縞萎縮病ウィルスⅠ・Ⅱ・Ⅲ型系統に抵抗性を有しており、栽培特性が優れている。また、精麦適性が優れるため、...
要約 ナンブコムギを用いた冬期播種栽培において、普通畑、初年目水田転換畑のいずれも基肥窒素量を10kg/10aとすることで、秋播栽培並みの収量を確保することができる。さらに、穂揃期の窒素追肥を組み合わせるこ...
道央水田転換畑における秋まき小麦「ホクシン」の大豆畦間ばらまき栽培法
要約 秋まき小麦の連作回避を目的とした大豆畦間ばらまき栽培技術について、道央地域の「ホクシン」に適応した栽培基準である。 キーワード 道央、転換畑、秋まき小麦、大豆畦間播種、連作 背景・ねらい 秋まき小...
要約 大豆浅耕小畦立播種機を小麦跡で使用すると耕起層の麦稈割合が耕起播種に比べて高くなり、播種後の降雨に対してクラストが形成しにくくなる。乾燥した場合でも耕深を5cm程度とすることで耕起播種と同等の苗...
要約 「ミナミノカオリ」は「農林61号」に比べ2日早生で、タンパク質含有率が1.8ポイント高く、醤油醸造に適することから、平坦地向け醤油醸造用品種として奨励(認定)品種に採用する。 キーワード 奨励品種、ミ...
要約 小麦種子の収穫時の子実水分と出芽率の関係には品種間差がみられる。「ネバリゴシ」及び「ゆきちから」は、子実水分の減少に伴う出芽率の上昇が「キタカミコムギ」より低く推移し、子実水分35~25%の間では...
要約 飼料イネ専用品種の黄熟期収穫物における乾物当たりカリウム含量は、食用米生産より化成肥料や堆肥を多量に施用しても2%を下回る。マグネシウム及びカルシウムとの当量比[K/(Ca+Mg)]も、グラステタニー症の...
要約 飼料イネ専用品種の黄熟期収穫物における乾物当たりカリウム含量は、食用米生産より化成肥料や堆肥を多量に施用しても2%を下回る。マグネシウム及びカルシウムとの当量比[K/(Ca+Mg)]も、グラステタニー症の...
要約 山形県内の農業生産法人等が大豆・小麦立毛間播種技術(2年3作)の導入を想定した100ha規模の経営モデルを作成した。この輪作経営モデルは、大豆単作より2,833千円の所得向上が図られる。 キーワード...
要約 連作および短期輪作では、各作物とも土壌病害虫の発生に伴って収量低下が認められる。収量の長期変動パタ-ンは作物によって異なるが、いずれも4年以上の長期輪作より低収で推移する。根菜類、麦類、豆類を...
販売乾草生産の導入による畑作・野菜作経営の規模拡大と地域土地資源の保全
要約 上川北部の畑作・酪農複合地域に展開する中小規模畑作・野菜作経営では、小麦とばれいしょの作付けを欠くものの、土地利用に販売乾草の生産を導入することにより、経営規模と農業所得の拡大を同時に達成する...
要約 前作が豆類・スイートコーンの場合、後作の根菜類にさまざまな生育障害が発生する。前作の野菜の違いが後作の畑作物の生理障害や病害発生に与える影響は認められない。現地における根菜類のリゾクトニア病は...
要約 大豆の不耕起・狭畦栽培での麦稈は、播種精度・苗立数の低下、生育の抑制等に影響する。慣行栽培に比し生育は良く、成熟期はやや遅れるが、収量は同程度以上に確保できる。麦稈処理法は多い場合は搬出がよく...
小麦・小豆立毛間播種技術体系の小麦栽培経営への適用と経営的効果
要約 東北農業試験場で開発した小麦・大豆立毛間播種技術体系を、連作障害が深刻化していた小麦栽培経営に適用した結果、輪換畑への導入等により収量が向上し、所得増大効果も大きいことが確認された。 背景・ね...
要約 大規模小麦集団転作の成立条件は、(1)地域で土地利用調整を行い転作団地を形成し、そこでの転作を担い手農家組織に一括受託させること、(2)転作田所有者及び転作受託者が互いにメリットを享受できる収益(生...