カドミウム低吸収性の水稲新品種「ふくひびき環1号」、「えみのあき環1号」
要約 「ふくひびき環1号」、「えみのあき環1号」は、多収品種「ふくひびき」、直播栽培向き良食味品種「えみのあき」にカドミウム低吸収性を導入した同質遺伝子系統である。 キーワード 水稲、新品種、カドミウム...
子実生産にも利用できる耐倒伏性の飼料用トウモロコシ新品種「みとりゆたか」
要約 「みとりゆたか」は子実生産用、および乾雌穂重割合が高いことから高栄養なホールクロップサイレージ原料用として利用できる。耐倒伏性、すす紋病、およびごま葉枯病に強く、赤かび病抵抗性は既存品種と同程...
栽培限界地帯でも安定して登熟する超極早生サイレージ用トウモロコシ品種「ハヤミノルド」
要約 「ハヤミノルド」は、早晩性が "超極早生"で、寒地のトウモロコシ栽培限界地帯においても十分に雌穂の登熟が進む。すす紋病抵抗性、ごま葉枯病抵抗性、耐倒伏性に優れる。また、赤かび病抵抗性も...
カドミウム低吸収性の水稲品種「きぬむすめ環1号」、「にこまる環1号」および「たちはるか環1号」
要約 「きぬむすめ環1号」、「にこまる環1号」および「たちはるか環1号」は、各々「きぬむすめ」、「にこまる」および「たちはるか」のカドミウム(Cd)低吸収性同質遺伝子系統である。各々の品種により、Cd低吸収...
カドミウム低吸収性の多収・良食味米品種「あきだわら環1号」、「ほしじるし環1号」
要約 「あきだわら環1号」および「ほしじるし環1号」は、やや晩生の多収・良食味米品種「あきだわら」および「ほしじるし」のカドミウム(Cd)低吸収性同質遺伝子系統である。両品種により、Cd低吸収性品種の適応地...
キチンにより誘導されるイネの防御シグナルはBSR1を介して伝達される
要約 イネの複合病害抵抗性遺伝子BSR1は、糸状菌由来成分であるキチンにより誘導されるイネの防御シグナル伝達に関与している。本研究成果は複合病害抵抗性イネを開発するための重要な知見となる。 キー...
要約 イネ由来の病害抵抗性遺伝子BSR1を高発現するイネは、複数の白葉枯病菌レース、複数のいもち病菌レース、籾枯細菌病菌、ごま葉枯病菌の感染に対して抵抗性を示す。本研究成果は複合病害抵抗性イネ...
近縁野生種由来の耐湿性を持つトウモロコシ新品種「那交907号」
要約 「那交907号」はトウモロコシの近縁野生種テオシント由来の耐湿性の関連形質"地表根形成能"を導入した親自殖系統「Na110」を種子親に持つ中生品種である。既存品種に比べて湿害が発生しやすい条件での生育が...
多収で耐倒伏性に優れる北海道向けサイレージ用トウモロコシ新品種「北交88号」
要約 「北交88号」は、早晩性が"中生の中"に属し、収量性は同熟期の「おおぞら」より多収であり、耐倒伏性に優れる。すす紋病抵抗性にも優れ、北海道の道央中部、道央南部、および道南に適する。 キーワード トウ...
倒伏に強く極多収の稲発酵粗飼料用・飼料用米兼用水稲品種「モグモグあおば」
要約 「モグモグあおば」は暖地では中生の晩に属する粳種である。地上部乾物重収量が多く、耐倒伏性が強いため稲発酵粗飼料用品種として暖地平坦部に適し、粗玄米重も多いため、飼料用米としても利用でき、九州各...
α-1,3-グルカンを利用した植物病原性糸状菌の自然免疫回避機構
要約 広範囲の植物病原性糸状菌が感染時特異的にα-1,3-グルカンを細胞表層に蓄積して宿主植物の自然免疫を回避していることを明らかにした。さらにα-1,3-グルカン分解酵素を導入したイネは病原性糸状...
東北地域向きサイレージ用トウモロコシの多収新品種「北交72号」
要約 「北交72号」は、早晩性が普及品種「36B08」および「セシリア」の中間で、東北地域では“早生”に属する。初期生育に優れ、乾物収量が多い。すす紋病抵抗性は“強”で、赤かび病毒素の...
サイレージ用トウモロコシ一代雑種の新親品種自殖系統「Ho104」
要約 サイレージ用トウモロコシの親自殖系統「Ho104」(エイチオーヒャクヨン)は、晩生のデント種で、耐倒伏性が強く、組合せ能力がデント種、フリント種のいずれとも高く、採種性に優れる。一代雑種品種の親系統...
飼料作物病害標本データベースの作成と飼料作物病害図鑑による公開
要約 畜産草地研究所で保管する飼料作物病害さく葉標本の病名、採集地等の情報をデータベース化し、これをインターネット版飼料作物病害図鑑で公開する。この図鑑には主要病害の病徴、病原菌、生理・生態および防...
サイレージ用トウモロコシ一代雑種の新親品種自殖系統「Ho112」
要約 サイレージ用トウモロコシの親自殖系統「Ho112」(エイチオーヒャクジュウニ)は、中生のデント種で、すす紋病抵抗性が強く、組合せ能力が高く、採種性に優れる。一代雑種品種の親系統として利用できる。 キー...
サイレージ用トウモロコシ一代雑種の新親品種自殖系統「Ho100」
要約 サイレージ用トウモロコシの親自殖系統「Ho100」(エイチオーヒャク)は、中生のフリント種で、耐倒伏性が強く、組合せ能力が高い。一代雑種品種の親系統として利用できる。 キーワード トウモロコシ、自殖系...
サイレージ用トウモロコシ一代雑種の新親品種自殖系統「Ho103」
要約 サイレージ用トウモロコシの親自殖系統「Ho103」(エイチオーヒャクサン)は、晩生のデント種で、耐倒伏性とすす紋病抵抗性が強く、組合せ能力が高く、採種性に優れる。一代雑種品種の親系統として利用できる...
サイレージ用トウモロコシ一代雑種の新親品種自殖系統「Ho106」
要約 サイレージ用トウモロコシの親自殖系統「Ho106」(エイチオーヒャクロク)は、中生のデント種で、耐倒伏性とすす紋病抵抗性が強く、組合せ能力が高く、採種性に優れる。一代雑種品種の親系統として利用できる...
サイレージ用トウモロコシ一代雑種の新親品種自殖系統「Ho108」
要約 サイレージ用トウモロコシの親自殖系統「Ho108」(エイチオーヒャクハチ)は、晩生のデント種で、耐倒伏性とすす紋病抵抗性が比較的強く、組合せ能力が高く、採種性にきわめて優れる。一代雑種品種の親系統と...
極早生品種を利用した九州中北部向けサイレージ用トウモロコシ2期作栽培技術
要約 九州中北部では1作目に極早生品種を4月上旬に播種して7月下旬に収穫し、2作目に晩生品種を8月上旬に播種すると、2作とも乾物率約25%以上となり排汁等による栄養損失が少ないサイレージ原料を生産できる。 キ...