要約 イネの病害抵抗性遺伝子BSR2を遺伝子組換えによって導入し、高発現させることにより、4種の重要病害(灰色かび病、苗立枯病、青枯病、斑葉細菌病)に抵抗性を示すトマトを作出できる。 キーワード トマト、病...
アントシアニン含量の高いパウダー向け紫肉カンショ新品種「むらさきほまれ」
要約 カンショ「むらさきほまれ」は、塊根にアントシアニンを含有する紫肉カンショ品種である。普及対象地域の沖縄において、「むらさきほまれ」は主要紅イモ品種「ちゅら恋紅」よりアントシアニン含量が高く、パ...
土壌くん蒸効果を向上させ現場ニーズに応えるガスバリアー性フィルム
要約 土壌くん蒸消毒時用いられる作物栽培用の農ポリと同等の性状で、かつ生産現場のニーズに応じたガスバリアー機能を付与した新規フィルムを用いること...
殺線虫剤削減にむけた砂質土壌におけるサツマイモネコブセンチュウ被害予測
要約 徳島県内砂質土壌のサツマイモ栽培圃場において、植付準備前圃場の土壌を対象として分子生物学的手法を用いることにより、サツマイモのネコブセンチュウ被害を予測できる。その結果、殺線虫剤処理の要否が判...
Pythium myriotylumによるナデシコ「テルスター」およびペチュニア立枯病(仮称)の発生
要約 セル育苗および鉢上げ段階のナデシコ(「テルスター」Dianthus chinensis L.×D. barbatus L.)およびペチュニア(Petunia×hydrida Vilm.)幼苗において、高温期に地際部の茎や下葉に黄化や萎凋を伴う立枯れ...
Aphanomyces cochlioides遊走子接種によるテンサイ苗立枯病抵抗性検定手法
要約
要約 サツマイモ新品種「べにはるか」は、主要病害虫であるつる割病に“強”、立枯病及びネコブセンチュウに“やや強”を示す複合的な抵抗性を持つ。また、貯蔵中の腐敗が少ない。 キーワード サツマイモ、べにはるか...
要約 軟白みつば栽培に適する品種、播種期、窒素施肥量、播種量および播種後処理、根株の魚箱への詰め方、伏せ込み管理(魚箱、地床)の差異、病害虫発生実態とその対策を明らかにし、軟白みつばの栽培管理暦モデル...
要約 育苗用土を入れた3号ポリポットを播種箱に並べて透明ビニルで全体を包み、小型ビニルトンネル内に 密閉すると、6~9月の晴天日には最高地温が60℃以上になり、晴天日1日の処理で苗立枯病菌、根こぶ病菌、...
要約 ハーブ類に16種新病害の発生を認めた。被害の大きいスペアミントうどんこ病の防除には炭酸水素ナトリウム水溶剤と炭酸水素カリウム水溶剤の散布が有効である。 キーワード ハーブ類、新病害、薬剤防除、スペ...
要約 北海道におけるカリフラワーの適正なN施肥量は18kg/10aである。軟腐病に対して品種間差異が認められ、生物農薬の効果も高い。コナガ等の重要害虫に対し、生物農薬や薬剤の適切な散布間隔で効率的な防除が可...
要約 茨城、富山、香川の各県でキクに発生した立枯症状を新病害、ピシウム立枯病とする。病原菌はPytium ultimum var. ultimum, P. sylvaticum, P. dissotocum, P. oedochilum, P. helicoidesの5種であり、それ...
要約 アシタバの未記録病害9種について、防除の基礎とするため、病原菌を同定し、病名を付した。また、葉枯病に対してイプロジオン水和剤が有効である。 キーワード アシタバ、新病害、薬剤防除、野菜
背景・...
Rhizoctonia solani AG-2-2IIIB に起因するダイズリゾクトニア根腐病と有効薬剤
要約 播種3~4週間目頃のダイズにおける下葉の黄化や胚軸部の褐変、著しい根腐れ症状による生育不良はRhizoctonia solani AG-2-2IIIBによって発生することが見出された。本病に対し、モンカットおよびメプロニ...
土壌生息菌 Pythium oligandrum耐病性誘導物質の特性
要約 Pythium oligandrum から抽出した細胞壁タンパク質画分(CWP)は、テンサイおよび 小麦に対して耐病性誘導活性を有し、植物体の抵抗性関連酵素の活性増強や細胞壁への キーワード Pythium oligandrum、耐病性...
土壌生息菌Pythium oligandrumの耐病性誘導物質の特性
要約 Pythium oligandrum から抽出した細胞壁タンパク質画分(CWP)は、テンサイおよび小麦に対して耐病性誘導活性を有し、植物体の抵抗性関連酵素の活性増強や細胞壁へのフェノール物質(主にフェルラ酸)の沈着を...
要約 香川、三重、茨城の各県で発生したキクの立枯病類似症状の病原を調査したところ、新たにFusarium solani と、二核のRhizoctonia 属菌が分離され、キクに対する病原性を確認した。この2病害と既報の立枯病(...
要約 ウニコナゾールP液剤を催芽前24時間浸漬処理した種子は、箱当たり乾籾播種量で240gの密播稚苗育苗ができる。移植は田植機の苗掻き取り調整により、慣行と同じ株当たり4~5本で行え、苗箱使用量は慣行育苗に...
Verticillium tricorpus によるデルフィニウム半身萎凋病(新称)
要約 〔要約〕宮城県において発生した原因不明のデルフィニウム立枯症状は、これまで国内では未発生であるVerticillium tricorpus が関与する新病害である。 キーワード デルフィニウム立枯症状、Verticillium tr...
冬期におけるクロルピクリンくん蒸剤の土壌消毒によるサツマイモ立枯病の防除
要約 砂地畑のサツマイモ立枯病に対して,冬期の12~2月におけるクロルピクリン剤のマルチ畦内による土壌消毒効果は著しく高い。各処理月日ともに放線菌数が著しく減少し,12月処理では2カ年ともに4月まで増...