Fusarium solaniによるトルコギキョウ立枯病抵抗性の水耕装置を用いた検定法
要約 Fusarium solaniによるトルコギキョウ立枯病に対する抵抗性は、水温を26°C前後の発病適温域に維持できる水耕装置に定植した苗に針刺し付傷処理による菌接種を行い、接種後1週間毎に発病程度を5段階に評価し...
キュウリ黄化えそ病抵抗性を支配するQTLの同定および選抜マーカー
要約 キュウリ系統27028930が有する黄化えそ病抵抗性には3個のQTLが関与する。うち第3染色体に検出されたQTL近傍のDNAマーカーを用いることで、黄化えそ病抵抗性「きゅうり中間母本農7号」と罹病性品種との交雑後...
要約 べと病高度抵抗性キュウリ系統CS-PMR1および中程度抵抗性品種「山東」が有するべと病抵抗性には、少なくともそれぞれ8個および3個のQTLが関与する。うち8個のQTLは同一集団で既に報告したうどんこ病抵抗性QT...
要約 「きゅうり中間母本農7号」は、黄化えそ病に対して中程度の抵抗性を有する。黄化えそ病抵抗性には複数の遺伝子が関与し、抵抗性は不完全優性に遺伝する。黄化えそ病抵抗性品種を育成するための素材として利...
要約 うどんこ病高度抵抗性キュウリ系統CS-PMR1および中程度抵抗性品種「山東」の持つうどんこ病抵抗性には、それぞれ7カ所および2カ所のQTLが関与する。低温時に十分な抵抗性を発揮するためにはこれら9カ所のう...
要約 病害抵抗性反応が誘起されたタバコから青枯病を抑える物質としてジテルペン化合物である「スクラレオール」と「cis-アビエノール」を単離した。これらの物質を与えると、トマトは青枯病、タバコは...
ブドウ晩腐病菌(Colletotrichum gloeosporioides)の効率的な分生胞子形成法
要約 ブドウ晩腐病菌(Colletotrichum gloeosporioides)の分生胞子形成には希釈したオートミール寒天培地(希釈OMA培地)が適しており、菌糸の細かい断片を希釈OMA培地上に塗布して培養することで、安定的...
いもち病圃場抵抗性遺伝子Pi34を保有するイネ個体を選抜できるDNAマーカー
要約 DNAマーカーChu82、Chu87、Chu102、Chu4020は、いもち病圃場抵抗性遺伝子Pi34保有品種と非保有ジャポニカ品種間で異なる増幅断片長を生ずる共優性のマーカーで、選抜育種に利用できる。 キーワード ...
RNAサイレンシングを利用してダイズわい化ウイルス抵抗性を付与する
要約 ダイズに遺伝子組換えを利用して、ダイズわい化ウイルスの外被タンパク質遺伝子を特異的に分解するRNAサイレンシングを誘導すれば、ダイズわい化ウイルスに抵抗性を付与することが出来る。 キーワード ダイ...
リンゴの根頭がんしゅ病抵抗性遺伝子に強く連鎖するDNAマーカー
要約 ミツバカイドウ「サナシ63」の第2連鎖群に位置する根頭がんしゅ病抵抗性遺伝子に強く連鎖するDNAマーカーを用いることで、リンゴ台木育種において根頭がんしゅ病抵抗性のマーカー選抜が可能である。 キーワ...
リンゴの斑点落葉病と黒星病に対する複合抵抗性育種に有用な育種母本
要約 リンゴ切離葉に斑点落葉病菌液を噴霧接種することで、斑点落葉病の抵抗性検定ができる。この方法によってリンゴ黒星病抵抗性品種の斑点落葉病抵抗性程度を評価したところ、「Freedom」、「Orlovim」等が抵抗...
「Madsen」由来のコムギ縞萎縮病抵抗性育種素材「滝系麦1~4号」
要約 「Madsen」由来のコムギ縞萎縮病高度抵抗性を有する「滝系麦1~4号」は、戻し交配により農業特性を「ホクシン」並に改善したことから、後代に「Madsen」由来の不良形質が発現しにくい育種素材として抵抗性...
リンゴ台木における根頭がんしゅ病の抵抗性検定法確立と育種素材評価
要約 根頭がんしゅ病菌液を付傷接種し、がんしゅ形成率を評価することで根頭がんしゅ病の抵抗性検定ができる。リンゴ台木の抵抗性を評価したところ、ミツバカイドウには抵抗性もしくは中位抵抗性を示す系統があ...
Aphanomyces cochlioides遊走子接種によるテンサイ苗立枯病抵抗性検定手法
要約
要約 香川県の地酒用酒米品種として「さぬきよいまい」を育成した。「さぬきよいまい」は本県の奨励品種である「オオセト」に比べて、成熟期が12日程度遅く、多収で千粒重が重く、タンパク質含有率が低く、酒造適...
要約 カーネーションうどんこ病は、花蕾がく筒への接種試験により抵抗性の品種間差異を検定でき、調査した41品種の中には抵抗性品種が複数存在する。抵抗性品種では病原菌侵入に対してパピラ形成等の抵抗反応が見...
クワシロカイガラムシ及び輪斑病に複合抵抗性の緑茶用新品種候補「宮崎23号」
要約 「宮崎23号」は、クワシロカイガラムシ及び輪斑病に複合抵抗性を有する緑茶用新品種候補である。摘採期が「やぶきた」より3~4日早い早生系統で、耐寒性が強く、製茶品質は「さやまかおり」より優れる。 キ...
要約 WYMVの3つの病原型の中、I型は岩手県南部から福岡県に、II型は岩手県以北に、III型は福岡県に、それぞれ発生している。 キーワード コムギ、縞萎縮病、抵抗性育種、WYMV、病原型 背景・ねらい
コムギ...
要約 極早生水稲品種「南国そだち」を育成し、奨励品種として採用した。「南国そだち」は「とさぴか」、「ナツヒカリ」の中間熟期で、「とさぴか」より耐冷性が優れ多収で、アミロース含有率が低く良食味である。...
要約 PCRプライマー(RxSP-S3、RxSP-A2)を用いたPCRによりジャガイモXウイルス抵抗性が判別できる。 キーワード ジャガイモ、ジャガイモXウイルス、抵抗性検定、PCRマーカー 背景・ねらい ジャガイモXウイルス(...