要約 未知のスギ花粉アレルゲンを探索するために、スギ花粉でどのような遺伝子が働いているかを解析しました。スギ以外の植物で既に知られているアレルゲンと類似する遺伝子が多数見つかり、今後のスギ花粉アレル...
要約 スギ花粉アレルゲンT細胞エピトープを集積する米(スギ花粉症緩和米)を開発した。花粉症モデルマウスへの投与試験の結果、アレルギー反応やくしゃみの回数が抑えられたことから、スギ花粉症緩和米を食べる...
背景・ねらい エドワジエラ症及びレンサ球菌症は、ヒラメ養殖における最重要疾病である。しかし、これらの治療のために認可されている水産用医薬品は、レンサ球菌症を対象とする2成分しかなく、薬剤耐性化により...
要約 慢性乳房炎牛に天然植物エキスのステビア抽出発酵液100mlを水で2倍希釈し、3日間連続で経口投与すると、乳汁中の体細胞数や細菌数が減少し、CMT変法の乳房炎反応が低下する。 キーワード 乳用牛、乳房炎、...
要約 茶抽出物で遊走される免疫細胞の効果により乳房炎症状の改善が可能である。茶抽出物を乳房炎罹患乳房に注入すると体細胞の増加、細菌数の減少を経て症状が軽減する。 キーワード カテキン、茶、抗生物質利用...
背景・ねらい マツカワは比較的病気の少ない魚であるが、養殖中にエドワジェラ症(写真1)が発生することがある。このため、マツカワエドワジェラ症に対するOTC投薬効果について検討を行った。
成果の内容・...
背景・ねらい 本病の対策については、卵、養殖池の消毒と隔離飼育による発生の予防に取り組み、成果が得られたが、発生を完全には抑えられていない。また、発病を経験していないウィルスフリーと思われるキンギョ...
要約 ヨーネ菌 DNA0.01pg まで検出が可能で、類似菌との反応がみられない特異性の 高い LAMP 用プライマーセット Primer3 を開発した。培養したヨーネ菌を添加した牛糞 便希釈液から LAMP 法によりヨー...
要約 肥育牛の尿道結石症治療として、陰嚢前方切開による外科的治療を試みた結果、術式は簡便克つ容易である。結石の除去方法としては、その状態により手指、カテーテルおよびペアン鉗子による破砕除去の3手法が...
経口免疫寛容誘導活性ペプチドはTh1・Th2細胞応答を抑制する
要約 BALB/cマウスにおいてウシβ-ラクトグロブリン(BLG)に対して経口免疫寛容誘導活性をもつBLGの部分ペプチドは、その経口投与により2種類のヘルパーT細胞(Th1及びTh2細胞)応答をともに抑制する特徴を有する...
要約 昆虫の遺伝子組換え技術を利用して、ヒトの精神遅滞症のひとつである脆弱X症候群の疾患モデルを開発した。ショウジョウバエで病気の原因遺伝子FMR1を破壊したところ、24時間の活動リズムに異常が生じた。こ...
牛胎児の腸管リンパ組織における抗原提示細胞の形態的および機能的特性
要約 牛胎子空回腸パイエル板リンパ濾胞の樹状細胞は、そのマーカーであるS-100蛋白を発現し、細胞表面に検出される膜抗原の種類および局在から二種類(胚中心樹状細胞および濾胞樹状細胞)に大別された。また、...
要約 バキュロウイルス発現系を使用して組換え馬インタ-フェロンγ(reIFN-γ)を作製した。reIFN-γはMHC-II発現作用や抗ウイルス作用などの生物活性を有し、特にRNAウイルスに対し高い抗ウイルス活性を示した。 キ...
宿主域拡張型ハイブリッドバキュロウイルスを利用したブタインターロイキン−2 (IL-2)の大量生産技術の確立
要約 ハイブリッドバキュロウイルスを接種した昆虫細胞の無血清培養系を用い高純度のブタIL-2を,また同ウイルスを接種したカイコを用いて大量のブタIL-2を生産することに初めて成功した。 要約(英語) To u...
要約 卵白アレルゲン・オポムコイド(OVM)の特定領域の部分ペプチドをマウスに経口投与することにより経ロ免疫寛容が誘導される。特にOVMの163-177残基目に相当するペプチドは、OVMの免疫に先立つ経ロ投与により、...
要約 組換えウシ型顆粒球・マクロファージコロニー刺激因子(rboGM-CSF)がin vitroおよびin vivoの両条件下で牛好中球殺菌機能を増強することが確認された。また、同因子の乳房内注入が乳汁中細菌に対して殺菌効...
キュウリモザイクウイルス感染トマトの発病株に対する弱毒ウイルスによる病徴軽減効果
要約 キュウリモザイクウイルス感染トマトのモザイク症状株に弱毒ウイルスを接種すると、ウイルス症状が軽減する。この病徴軽減効果は、弱毒ウイルスに存在するサテライトRNAに起因する。 背景・ねらい キュウリ...
チオファネートメチルオイルペースト剤を利用したリンゴ腐らん病の簡易な治療法
要約 チオファネートメチルオイルペースト剤塗布は、リンゴ腐らん病の胴腐らんに対して高い治療効果を示す。本剤を用いた治療法は、これまでに実用化された泥巻き法あるいは有機胴塗布剤などを利用した削り取り法...
要約 絹糸の生体親和性とその力学的特性が生体腱のそれに近いことを利用して、骨の主成分であるハイドロキシアパタイトの形成のための核となるリン酸基やカルボキシル基をグラフト重合法を用いて絹糸に導入するこ...
要約 イムノPCR法を用いた異常プリオン蛋白質(PrPSc)の検出を行った。本法では6pgのPrPScが検出され,従来法であるウエスタンブロッティング法と比べて約100倍高感度であった。 本法はPrPScの微量検出とプリ...