融雪水を利用した水稲の無コーティング種子代かき同時浅層土中播種栽培
要約 融雪水を利用した水稲の無コーティング種子代かき同時播種栽培は、一般的な播種期より1ヶ月以上早く播種可能である。播種量を多くし、被覆尿素肥料を用いて基肥量を多くすることで、一般的な播種期より出穂...
糸を10cm~20cm間隔で上面に張ることでスズメの侵入頻度を減らすことができる
要約 内部に餌をおいた2m×1m×1mの直方体の試験枠を10羽のスズメを飼育している施設内に設置し、上面に糸を、50cm、40cm、30cm、20cm、10cm、5cm、2.5cm間隔で平行に張ると、間隔が狭まるほどスズメの侵入頻度は低...
要約 主に短梢せん定ブドウを対象とした果実保護ネットは、棚下で簡易に設置できるため、脚立や踏み台などが不要な果実の防鳥獣資材である。本資材により、鳥獣害対策にかかる作業の省力・安全化ならびに高い防鳥...
すぐに使えてわかりやすい「農研機構の鳥害対策」パンフレットおよび動画
要約 鳥害対策に苦慮している地域や農家に新たな対策技術の普及を促進するために、「畑作テグス君」と「らくらく設置3.5」を加えて、対応できる圃場や作物の範囲を拡げ、わかりやすい適用表を掲載した増補改訂版...
要約 容量420mlの透明容器の内側壁面にダイズシストセンチュウ感受性ダイズの種子を貼り付けて圃場の土壌を詰めて圃場に埋設し,8週間後に根に着生したシスト数を外側から肉眼で計数する事によってダイズシストセ...
モリブデン化合物とべんがらを用いた水稲湛水直播のための種子被覆法
要約 水稲湛水直播での硫酸塩に起因する苗立ち阻害はモリブデン化合物を種子に被覆すると軽減できる。耐水性ポリビニルアルコールを用いてべんがらを被覆した種子は流亡しにくくなる。両者を合わせた種子被覆は安...
要約 イタリアの稲作では平均的な43ha規模で費用合計が65円/kgである。大規模化以外に種子、肥料、農機具が日本国内より低価格なこと、高密度の直播栽培と管理法の省力化が低コスト化の要因である。また、現地で...
鉄コーティング水稲湛水直播栽培で使用する活性化種子の発芽生理特性
要約 鉄コーティング水稲湛水直播栽培で使用する活性化種子(水浸種後、乾燥処理した 種子)は、浸種後に短時間で種子内α-アミラーゼ活性と水溶性糖濃度が増加し、種子から 鞘葉へ糖供給が増加する。 キーワ...
発熱を遅延させる過酸化石灰を用いた水稲種子の密封式鉄コーティング
要約 水稲直播栽培用の密封式鉄コーティングの仕上げに用いる焼石膏を種子重の5%の過酸化石灰資材に換えることにより、開封後の発熱を遅延させることができる。このコーティング方法による鳥害防止効果、苗立ち、...
水稲鉄コーティング直播でのイネミズゾウムシによる苗立ち不良の発生
要約
水稲鉄コーティング種子の湛水直播栽培における苗立ち不良の一因は、イネミズゾウムシの食害によるものである。
キーワード 鉄コーティング、湛水直播、苗立ち...
要約 水田転換畑でのヒマワリ栽培において、既存の麦・大豆用播種機に密植を防ぐヒマワリ種子用ロールを装着し、湿害を回避できる簡易畝立て同時播種方式と組み合わせることにより、適切な苗立間隔を確保でき、子...
水稲湛水土中直播栽培におけるピラゾレート粒剤の減量使用による雑草防除体系
要約 水稲湛水直播栽培において、落水出芽後の湛水時に、ピラゾレート粒剤を減量使用(1.5kg/10a)してノビエの発生を遅らせることで、一発処理除草剤の使用可能期間が拡大し、より十分な除草効果が得られる。 キ...
飼料用稲「べこごのみ」の湛水直播栽培によるWCS全刈り乾物収量10t穫り体系
要約 寒冷地北部の日本海側に適した飼料用稲新品種「べこごのみ」を用いると、大区画圃場におけるWCS全刈り乾物収量は、湛水直播栽培技術による9月上旬から中旬の収穫で10t/haの生産を安定して得られる。 背...
飼料イネロールベールは「広々配置」すればネズミ食害を軽減できる
要約 ロールベールに調製された飼料イネを家ネズミ類から守るためには、ロールベールの間隔を空けてネズミの隠れ場所を作らないように配置すればよい。野ネズミ類に対しては金網を敷くことで対処できる。 キーワ...
要約 稲発酵粗飼料(イネWCS)を収穫圃場周囲で冬季に、電気牧柵を利用して牛の採食行動を制限して給与することにより、残飼は10%程度に抑えられ、イネWCSを牛舎へ運搬給与する場合と比べて経費は約50%削減さ...
要約 浸種したイネ種子(乾籾300kg)を鉄粉で造粒した後、通風、水スプレーおよび乾燥工程を経て、3日間で半年間以上保存できる鉄コーティング種子に仕上げる技術である。種子の発芽率が97%のとき、鉄コーティン...
糖度13%、収量4tを実現するナシ新品種「涼豊」の着果管理法
要約 満開後30 日までに予備・仕上げ一括摘果として4~ 6 番果を対象に3 果叢に1 果を残す。満開後121 日頃に横径が8 cm 以下の果実を対象に修正摘果し、1 平方メートル当たり6~ 8 果の着果量とすること...
要約 そば「北陸3号」は阿蘇地域で5月下旬に播種すると梅雨明けの7月下旬に成熟期に達し、夏の新蕎麦出荷が可能である。収量は安定しており、蕎麦の外観と香り、食味は優れる。 キーワード 夏そば、高品質、良食...
要約 ソルガムの親自殖系統「LN290」は、晩生で紫斑点病抵抗性を持ち、組合せ能力が高く、一代雑種品種の花粉親系統として利用できる。 キーワード ソルガム、自殖系統、晩生、紫斑点病、飼料作物育種 背景・ねら...
液果(木の実)の豊凶による中国四国・九州地方のヒヨドリ果樹被害の予察
要約 秋の早い時期に液果(木の実)の豊凶をモニタリングすることにより、中国四国および九州地方において、晩秋から冬季のヒヨドリによる果樹への被害を予察することが可能である。 キーワード ヒヨドリ、液果...