要約 イチゴ炭疽病潜在感染を検出できる石川らの簡易検定法を、輪ゴム、ティッシュ、ビニール袋という 手に入りやすい道具を利用する方法に改良しても検出が可能である。 キーワード イチゴ、炭疽病、簡易検定法 ...
隣接カンキツ園への距離20m以内にあるカンキツ新植園での定植直後のミカンキジラミ防除の必要性
要約
緑かび病を主体としたカンキツ果実腐敗防除における薬剤の効果的な組み合わせ
要約 ベンズイミダゾール系剤のベンレート水和剤またはトップジンM水和剤とベフラン液剤25とを混用散布すると、露地の温州ミカンではベフラン液剤25の単独散布に比べて20~30%も防腐効果が向上する。一方、露地お...
基幹薬剤に対して防除効果が低下したヤノネカイガラムシの出現と代替剤
要約 愛媛県内のカンキツ主要産地の一部に、ブプロフェジン水和剤の防除効果が低下したヤノネカイガラムシの個体群が認められ、この個体群は、DMTP乳剤に対しても防除効果低下の兆しがみられる。この個体群に...
透湿性反射シートマルチと樹形によるウンシュウミカン病害の抑制効果
要約 透湿性反射シートマルチは、灰色かび病や黒点病に対して発病抑制効果がある。樹形では主幹形で両病害の発生が最も少ない。また、透湿性反射シートマルチと主幹形の併用により両病害の発生をさらに抑制できる...
グリーニング病激発地での無病苗の植付と薬剤施用によるカンキツ栽培延長・増収効果
要約
ネオニコチノイド系殺虫剤の主幹部散布によるミカンハモグリガの防除
要約 ネオニコチノイド系殺虫剤を未結果カンキツ樹の主幹部に吹き付けることでミカンハモグリガが防除でき、処理時間は慣行防除の約1/3に省力できる。 キーワード カンキツ、ネオニコチノイド、ミカンハモグリガ...
三重県南部におけるアカマルカイガラムシ幼虫の発生消長と防除適期
要約 アカマルカイガラムシ第1世代幼虫の発生は、6月上旬頃から始まり、ピークは6月下旬から7月上旬である。第2世代幼虫の発生は、8月上旬から始まり、ピークは8月中旬から9月上旬である。県南部での防除...
要約 カンキツグリーニング病は、罹病樹周辺の樹へ拡大する可能性が高い。 キーワード カンキツ、グリーニング病、罹病樹 背景・ねらい カンキツグリーニング病は、平成14年4月に本県では与論町で初めて発生が確...
カンキツの後期黒点病と褐色腐敗病の同時防除剤とその耐雨性および効果的使用法
要約 8月中下旬が防除適期であるカンキツの後期黒点病と褐色腐敗病の同時防除剤としてマンゼブ水和剤400倍が有効で、散布後の累積降雨量300mmまで、または散布28日後まで効果が持続する。ただし、一部の殺ダニ剤...
Competitive PCRによるカンキツグリーニング病の病原体DNAの定量
要約 カンキツグリーニング病に感染した植物組織中の病原体に由来するDNAをCompetitive PCR(競合PCR)により定量することで、病原体の増殖量を推定できる。 背景・ねらい カンキツグリーニング病は、熱帯・亜熱...
要約 カンキツそうか病の防除においてジチアノンフロアブルの散布が最も有効であるが、皮膚かぶれを生じる一部の生産者はクレソキシムメチルドライフロアブルを用いることで回避できる。単用の場合は2,000倍で散...
極早生・早生温州の不知火用収穫ハサミ利用による果梗枝の短縮化と果実腐敗病の軽減
要約 果梗枝の長い果実は、選果作業時の衝撃により果実が互いに傷つき、緑かび病の発生が多くなる。このため、収穫時に一般に使用されている収穫ハサミから刃の角度が湾曲した不知火用収穫ハサミを使用することで...
要約 露地栽培の中晩生カンキツ「不知火」ではチャノキイロアザミウマの発生が多く、被害は主に果頂部に発生する。イミダクロプリドフロアブルの6月上旬及び下旬、7月中旬の3回散布で被害を軽減できる。 キーワー...
要約 カンキツ園ではミカンハダニの土着天敵として、ケシハネカクシ類が有効に働いている。三重県東紀州地域では冬期にもカンキツ園で多数確認され、年間を通じて活動している。カンキツで使用される殺菌剤は影響...
ボーベリア・ブロンニアティ剤連年処理による果樹カミキリムシ類の防除
要約 カンキツのゴマダラカミキリおよびイチジクのキボシカミキリに対して、天敵微生物資材のボーベリア・ブロンニアティ剤を露地圃場において2~3年連続処理すると、高い防除効果が得られる。 キーワード ボーベ...
要約 カンキツ苗木に対してネオニコチノイド系殺虫剤の粒剤を、夏芽発芽2週間~20日前に土壌施用することにより、ミカンハモグリガを約3か月間防除できる。 キーワード ネオニコチノイド、ミカンハモグリガ、粒...
要約 温州ミカン園に光反射シートを全面被覆した場合、多発時においても果樹カメムシ類成虫による果実表面の唾液鞘数と果皮内側の吸汁痕数が大幅に減少する。したがって、本シートを吸汁害抑制の物理的手段として...
カンキツを加害するウスカワマイマイに対する無機銅剤の摂食抑制効果
要約 無機銅剤である塩基性硫酸銅水和剤と塩基性塩化銅水和剤は温州ミカンを加害するウスカワマイマイに対して摂食抑制効果を示し、さらにその効果は散布後の累積降雨量が塩基性塩化銅では約400mm、塩基性硫酸銅...
カンキツ黒点病防除におけるマンゼブ水和剤とDMTP剤との混用散布法
要約 カンキツ黒点病の代表的防除薬剤であるマンゼブ水和剤と主要殺虫剤であるDMTP剤との混用は、DMTP剤の剤型が水和剤より乳剤の方が黒点病の防除効果を持続させるので、乳剤との混用が効果的である。 キーワー...