要約 飽和水蒸気を熱媒体とする蒸熱処理装置を用いて、イチゴ苗に寄生するうどんこ病、アブラムシ類、ナミハダニを、50°C10分間あるいは52°C5分間の処理で、苗に重大な障害を生じさせずに、病害虫を同時...
細菌エンドファイトを接種した水稲のイネシンガレセンチュウ密度抑制効果
要約 細菌エンドファイトAzospirillum sp.B510a株の1×108cfu/mlの細菌懸濁液 300ml/箱を移植7日前までに育苗箱に施用すれば、移植から収穫期のイネシンガレセンチュウ密度を抑制することができる。 キーワード イ...
内生細菌Pseudomonas sp. FPH9601によるトマト根腐萎凋病防除
要約 内生細菌 Pseudomonas sp. FPH9601を培土に混和し、育苗したトマト苗は、トマト根腐萎凋病(Fusarium oxysporum f.sp. radicis-lycopersici )に対して発病抑制効果が認められる。 背景・ねらい トマト栽...
要約 ヒラナスプロトプラストの細胞選抜再生系統は、青枯病の発病を遅延する抵抗性を示す。青枯病菌の培養ろ液を選抜物質に用いた場合に得られる系統の自殖第一代の中から、罹病性品種(筑陽)を接ぎ木しても青枯...
要約 寄主植物として初生葉2枚が展開したインゲン苗を毎日搬入し、マメハモグリバエ個体群を維持することにより、マメハモグリバエの大量増殖が可能となる。また、成虫の餌となる5%ショ糖液などをインゲン株に...
マメハモグリバエ天敵(ハモグリミドリヒメコバチ)の大量増殖システム
要約 マメハモグリバエの土着天敵の寄生蜂のなかで最も優占度が高く、増殖効率の高いハモグリミドリヒメコバチの大量増殖システムを確立した。沖縄県農業試験場病虫部害虫研究室 背景・ねらい マメハモグリバエは...
要約 ハクサイ品種T741は、黄芯で品質に優れ、ハクサイ黄化病に対して耐病性を有し、本病の少~中発生条件の圃場では、実用的な防除効果が得られる。 背景・ねらい ハクサイ黄化病は、本県のハクサイ安定生産を図...
コマツナ萎黄病のリサイクル有機質堆肥及び非病原性Fusarium 菌を用いた防除
要約 コマツナ萎黄病に対して、クロルピクリンテープ剤は十分効果が認められ、また抵抗性品種としてあゆみ、楽天の発病が少なく、土壌へリサイクル有機質堆肥及び非病原性Fusarium 菌を添加すると発病抑制効果が...
要約 分離細菌をハクサイ種子にコーティングして発芽させ、根こぶ病菌の根毛感染率を1.0%以下に抑える拮抗細菌は、根こぶ形成も抑制する効果が高く、根こぶ形成を待たずに拮抗細菌を選抜できる。 背景・ねらい ...
線虫寄生性細菌Pasteuria penetransによるカンショのネコブセンチュウの生物的防除
要約 線虫寄生性細菌Pasteuria penetransを土壌に施用し,カンショを連作すると,5作目においてサツマイモネコブセンチュウによる塊根の収量および品質の低下を,D-D剤処理と同等に抑制することができる。 背景・ね...
エンドファイトに感染したトールフェスク種子でのヒラタコクヌストモドキの増殖抑制
要約 トールフェスク種子を餌として貯穀害虫ヒラタコクヌストモドキの飼育をし、エンドファイト感染品種と非感染品種とで10週後の虫の増殖数を比較したところ、感染品種での増殖数は有意に低く、エンドファイト...
Pseudomonas属細菌の出穂期散布によるイネもみ枯細菌病(含む苗腐敗症)の防除
要約 イネもみ枯細菌病苗腐敗症に対し発病抑制能を持つPseudomonas属細菌CAB-02、03株を穂揃期に混合散布することにより穂枯症及び苗腐敗症の発生を抑制できる。 背景・ねらい イネもみ枯細菌病穂枯症は、...