要約 「北陸183号」は寒冷地南部における熟期が早生の晩で、やや短稈、偏穂重型、大粒、多収の粳種である。白米中の易消化性タンパク質であるグルテリン含量が少ないことからタンパク質摂取制限の必要な慢性腎不...
早生、多収の低アミロース米水稲新品種候補系統「上育433号」
要約 水稲「上育433号」は、北海道で中生の早に属するやや早熟で良食味の低アミロース粳種である。収量性、耐冷性、いもち病耐病性に優れる。「はなぶさ」に替えて作付けすることにより、寒地における産米の食味...
要約 自然仕立て園において、冬季に発生する灰色かび病による枝条の枯死は、秋期の生育停止期以降に摘心することにより防ぐことが出来る。 背景・ねらい 自然仕立て園において、冬から春にかけて発生する枝条の...
要約 水稲「山形71号」は熟期が極早生の良質、良食味の粳種である。品質は「みちのくわせ」より明らかに優り、食味は「ササニシキ」に近い良食味である。平成12年度から山形県で「みちのくわせ」に代えて山間部対...
要約 「山形71号」は、極早生の粳種で、いもち病抵抗性、耐冷性及び耐倒伏性がやや強の、良質、良食味系統である。山形県の山間部での安定生産と食味の向上を図るため、2000年から「みちのくわせ」に代えて奨励品...
要約 原原種は隔離ほ場で生産し、面積を要する原種の生産は周辺の異品種と15日程度の出穂期差を確保して行えば、非隔離ほ場でも異型株のごく少ない原種が生産でき、採種ほ場における異型株抜き取り作業が軽減され...
要約 この品種は「アサマムギ」並の早生種である。倒伏に強いもち性の六条皮麦で、精麦白度が高く、麦飯食味の官能評価が高い。 背景・ねらい 北陸、東北、東山地域における六条皮麦の主力品種「ミノリムギ」は、...
上位葉の葉いもち発生量とBLASTAMを用いた首いもち発生量の予測
要約 出穂期における上位葉(止葉・次葉)の株当たり病斑数とBLASTAMで推定された出穂前10日間における感染好適条件出現頻度から、首いもち発病穂率を予測できる。 背景・ねらい 不必要な薬剤散布を避け、農薬の使...
要約 葉しょう褐変病は出すくみ穂率5%以上の発病で被害を生じ、稲体ケイ酸含有率が止葉期6%、成熟期10%以上で被害は回避できる。褐変穂による減収はほとんどない。着色米の発生は玄米の老化による生理現象であり...
要約 極早生で耐冷性強く、良食味で安定多収の水稲「信交488号」を育成し、長野県で奨励品種に採用予定である。良食味の特性を生かし、高位良質安定生産を行うためには、作期・栽植密度とも標準植がよく、基肥量...
要約 水稲新品種「信交糯144号」は長野県で「コシヒカリ」よりやや晩い“中生の晩"の紫黒糯で脱粒性“難"の、良質な品種である。平成10年度から長野県の特産的品種として普及に移した。 背景・ねらい 本県では、特...
要約 耐冷性、いもち病抵抗性、耐倒伏性が強く、低蛋白で良食味の極早生の水稲新品種「広系21号」を葯培養法を用いて育成した。平成10年度から広島県北部及び内陸の標高350~ 600m地帯における極早生~早生品種...
要約 心白発現率高く、醸造適性の高い酒造好適米水稲「ひとごこち」を育成し、奨励品種に採用した。大粒で醸造適性の高い高品質米の安定生産には、基肥を抑え幼穂長5~10mm期に追肥を行う。 背景・ねらい 本県の...
要約 水稲新奨励品種「信交485号」の良質良食味・安定多収栽培のためには、「コイヒメ」の基肥水準よりやや減肥し、密植を避けて倒伏を抑え、幼穂10mm期に穂肥を施用するのがよい。 背景・ねらい 早生・良食味品...
要約 水稲「山形54号」は、葯培養で育成した早生の晩の良食味系統である。耐冷性が極強、品質が極良質で安定していることから中山間部の主要品種、平坦部の作期拡大用品種として山形県の優良品種に採用された。 ...
要約 「新潟46号」は、新潟県では極早生の中間型に属する粳種である。耐冷性は強く、登熟も良い。品質は上中、食味は上下である。山間地での収量性も安定している。平成9年から新潟県下の山間高冷地で普及に移す...
要約 8月上旬の葉いもち発生量(巡回調査から得られた県平均発病株率値)および葉いもち病勢進展程度(気象データを用いて葉いもち発生予測モデルから推定した発生面積率の7月下旬の増加値)を説明変数とした重回...
早生、耐冷、良質・良食味水稲新品種「ふさおとめ」の育成と奨励品種採用
要約 水稲うるち新品種「ふさおとめ」は、早期栽培での熟期が「はなの舞い」並の早生で、障害型冷害に対する耐冷性は極強である。玄米千粒重が約22gと大粒であり、良質で、「コシヒカリ」に匹敵する良食味である...
要約 早生,耐冷性強,良質,極良食味の水稲「信交485号」を育成した。「コイヒメ」に替えて奨励品種に採用し、本県高冷地の産米改善を図る。 背景・ねらい 本県高冷地における主要な粳品種「コイヒメ」は耐冷性が強...
福島県における耐冷,耐病,良食味水稲新品種候補「東北152号」の採用
要約 「東北152号」は親である「ひとめぼれ」から耐冷性と良食味、「チヨニシキ」から耐病性と耐倒伏性を受け継いだ系統である。福島県において県南および浜通り平坦部の初星、チヨニシキを対象に奨励品種に採用...