要約 雇用確保を図る集落営農では、機械化を通じた省力化・生産性向上が可能な野菜作導入による収益性向上と併せて、省力化により組織関与が低下した構成員の組織参加が可能となる分業体制の採用が重要である。 ...
3輪式乗用管理機にミッドマウント式で搭載する高能率水田用除草装置
要約 3輪式乗用管理機の車体中央部に搭載する(ミッドマウント式)高能率水田用除草装置。条間は駆動爪付きロータ式、株間は揺動レーキ式で除草を行う。最速1.2m/s で除草作業を行うことが可能であり、2回の除草で...
土地、労働生産性ともに高いダイコン-サツマイモ畦連続使用有機栽培体系
要約 南九州地域を対象としたダイコン-サツマイモ畦連続使用有機栽培体系は、サツマイモ、ダイコンとも地域平均収量以上の生産量が得られる。本体系のサツマイモ作は単作の慣行より土地生産性が52%、労働生産性が...
「タカナリ」の脱粒性を改善した中生の多収性水稲新品種「オオナリ」
要約 「オオナリ」は多収性品種「タカナリ」の突然変異系統で、温暖地東部では熟期が"中生の早"に属する粳種である。原品種「タカナリ」に比べて脱粒性が改良されているため、収穫時の収量損失が少なく、粗玄米収...
高精度水田用除草機と米ぬか散布を中核技術とする水稲の有機栽培体系
要約 有機栽培圃場において、高精度水田用除草機による除草作業と移植時の米ぬか散布等を組み合わせることにより雑草を顕著に抑制できる。本技術を中心とした水稲有機栽培体系では、慣行栽培に比べて穂数は減少す...
水稲・大豆作における新たな難防除雑草の早期発見・被害軽減総合対策技術
要約 雑草イネの赤米混入被害は、水田での雑草イネの早期発見と総合対策により軽減できる。圃場周辺の帰化アサガオ類は、年3回の適期防除により大豆畑への侵入を防止できる。アレチウリ等の警戒すべき帰化雑草も...
要約 収穫後、圃場に残ったばれいしょ塊茎は、土壌凍結深30cmで死滅する。土壌凍結深制御手法に基づいて決定したスケジュールでの、雪割りにより、本条件の達成で野良イモ個体数を無処理対比5%以下に減らすことが...
要約 短期の湛水処理によりオオイヌタデとアメリカセンダングサの種子は発芽速度が上昇し、シロザ種子は発芽速度の上昇に加え、休眠覚醒が進み発芽種子割合が増加する。これにより、これら雑草種子の発芽は短期湛...
要約 食料不足が深刻なアフリカで、圃場湛水のための畦畔を備え、均平•代掻・苗移植等の作業で特徴付けられる「アジア型水田稲作」の有効性を実証し、計画から維持管理、施設の補修までの一連の整備技術及び...
飼料イネ2回刈り乾田直播栽培における「ルリアオバ」を活用した雑草防除法
要約 飼料イネ2回刈り乾田直播栽培では、雑草抑圧力の強い「ルリアオバ」を作付けし、イネ出芽前に非選択性除草剤、入水前に茎葉処理型除草剤を処理する除草体系を基本とし、雑草が多発する水田では、入水後に再...
プラウ耕・グレーンドリル播種方式の寒冷地向け水稲乾田直播体系
要約 本方式の乾田直播体系においては、10a当たり労働時間は約6時間であり、直播適性の高い品種(「萌えみのり」など)を用いることで、600kg/10a程度の収量が得られ、60kg当たり費用合計は東北平均の57%まで低減す...
要約 ダイズの条間45cmの狭畦栽培において、ダイズ生育期に生残するタニソバ等の雑草は、飛散防止アタッチメントを使用した非選択性除草剤の畦間株間処理でダイズの収量に影響することなく防除が可能である。 キ...
要約 津波被災農地の除塩では、用排水管理を圃区以上の範囲で行い、循環灌漑地区では用水の塩分濃度を監視する。ヘドロ対策として堆積物が硫酸酸性土壌の場合、硫酸根を含まない石灰質資材を利用する。雑草対策と...
要約 セイタカアワダチソウ、ススキ、オギなどが繁茂した耕作放棄畑は、復元後の雑草の再生を防止するため、前植生の刈り取り1、2回後、夏期に除草剤散布、大型プラウによる耕起、高肥料成分濃度の堆肥を施用する...
水田輪作ダイズ圃場の発生前歴に基づくGISを用いた雑草発生危険度予測
要約 GIS(地理情報システム)を用いた雑草発生程度と発生草種の前歴情報の集積とそれに基づいた雑草発生危険度の予測は、大規模水田輪作地帯のダイズ作圃場における雑草防除対策の策定に有効である。 キーワード ...
帰化アサガオ類の圃場への侵入を防止するための圃場周辺管理技術
要約 帰化アサガオ類の圃場への侵入を防ぐためには、開花期ごとに必ず刈り取ることや非選択性茎葉処理除草剤を使用することにより、畦畔等圃場周辺での種子生産を防止する必要がある。温暖地では6月上旬から警戒...
ツルマメ種子がはじけて飛散する距離を調べて遺伝子組換えダイズとの交雑を防止する
要約 ツルマメはダイズの祖先種とされる雑草で日本にも分布しています。また、成熟すると莢がはじけ、種子が飛び散ります。本研究では、遺伝子組換えダイズとツルマメとの交雑を防止するため、ツルマメ種子の飛散...
要約 萌芽性の劣る「タマアカネ」の直播栽培では、種いもの萌芽処理で初期生育を促進できる。また、挿苗栽培より劣る上いも率および上いも1個重の確保には疎植が有効であり、収量向上にはマルチ栽培が有利である...
ダイズの連続欠株はシロザとホソアオゲイトウの大型化の原因となる
要約 寒冷地ダイズ作では、ダイズの連続欠株がなければダイズ播種1週以降に発生したシロザおよびホソアオゲイトウは大型化しない。年次、草種によらず、雑草の草高は、発生が1週早いと約20cm、連続欠株が約0.5mま...
雑草種子の少ない目土は畦畔造成年のシバ被度の拡大に効果がある
要約 シバ植栽時における雑草種子の少ない購入真砂土の目土利用は圃場真砂土に比べて、2回除草では造成年のシバ被度の拡大は大きく、植被率は小さい一方、雑草の群落高と雑草量は除草日に関わらず小さくなる。 キ...