要約 ナラ林を伐採し、丸太を大量に集積しておとりとして、カシノナガキクイムシを誘引する防除法を開発しました。使用した丸太は、使用後チップとして利用して低コスト化につなげ、伐採したナラ林は多様な種から...
要約 マツモトコナカイガラムシのフェロモンは、他のコナカイガラムシ類のフェロモン(モノテルペン)とは全く異なるヘミテルペン系化合物であることを明らかにしました。この物質は簡単に合成できるため、本種の...
合成性フェロモンを利用したアカヒゲホソミドリカスミカメの被害予測技術
要約 水田内に設置した合成性フェロモン剤を誘引源としたトラップの出穂後5日間のアカヒゲホソミドリカスミカメ誘殺雄数から、その水田の斑点米被害発生確率を予測し、防除要否、回数を判断する技術である。 キー...
アカスジカスミカメとアカヒゲホソミドリカスミカメの混合誘引剤の開発
要約 2種斑点米カメムシ、アカスジカスミカメとアカヒゲホソミドリカスミカメのフェロモン成分を混合しても雄に対する誘引活性は低下しないことから、フェロモン成分の混合誘引剤を用いることにより、2種をひとつ...
合成フェロモン利用自動カウントトラップによるホソヘリカメムシの計測
要約 既存の自動カウントトラップをホソヘリカメムシ用に改造し、誘引源として本種の合成フェロモンを取り付けることで、ホソヘリカメムシ誘殺数が自動計測できる。 キーワード ホソヘリカメムシ、合成フェロモ...
要約 傾斜地茶園でもトートリルア剤(商品名:ハマキコン-N)を、周囲5.4mに250本/10a、その内側は150本/10aの割合で処理するとチャノコカクモンハマキ雄成虫に対して交信かく乱作用を示し、チャノコカクモンハマ...
性フェロモン剤と防虫ネットの組み合わせによるハウス栽培軟弱野菜の鱗翅
要約 ハウス栽培の軟弱野菜において性フェロモン剤の処理と防虫ネットの開口部展張を組み合わせることで、コナガやハスモンヨトウなど鱗翅目害虫を効率的に防除することができる。 キーワード 性フェロモン剤、防...
ホソヘリカメムシ合成集合フェロモン(3成分)は成分を1つ減らしても誘引力は同等
要約 ホソヘリカメムシ合成集合フェロモン(3成分)の主成分に他の2成分をそれぞれ混合すると誘引力が著しく高まる。2成分の誘引力は現行3成分と同等であることから、モニタリングには2成分で十分である。 キーワ...
要約 交信攪乱剤のうちモモシンクイガ対象の単剤を利用し、モニタ-トラップと気象要因から防除適期を把握することで、コストを低減したモモシンクイガやキンモンホソガ等のリンゴ害虫の同時防除が可能である。[...
立木と集合フェロモンを利用した果樹カメムシ類の効率的天敵微生物接種法
要約 チャバネアオカメムシ集合フェロモン剤と昆虫病原性糸状菌を培養した不織布を立木に施用すると果樹カメムシ類に効率的に天敵微生物を感染させることができる(以下この装置を立木感染トラップという)。立木...
要約 ナシ園において交信攪乱剤を用いることによってハマキムシ類やシンクイムシ類に対する防除回数が削減できる。さらに、副次効果として、ハダニ類やアブラムシ類の天敵が増加し、両害虫の発生量が抑制されるこ...
要約 これまで、ネギコガは休眠性が無いと考えられており北日本での加害生態については不明であったが、ネギコガは休眠性を有し、岩手県においては成虫態で越冬している可能性が高いことが明らかとなった。 背景...
要約 ネギコガは休眠性を有し、岩手県では成虫態で越冬している可能性が高いことが明らかとなった。そのため既知の発育零点、有効積算温度による発生予察から適期防除が可能となり、ネギについては年間3~4回の農...