要約 リンゴの果肉褐変性を制御する染色体領域は3箇所あり、これらの遺伝子型の組合せから褐変性が予測できる。この情報を用いて、難褐変性個体を生じやすい交配組合せを選定する、難褐変性個体を選抜するなど、...
ニホンナシ育種における黒斑病抵抗性実生の選抜を効率化するDNAマーカーセット
要約 黒斑病感受性と連鎖する2種類のDNAマーカーは、ニホンナシ黒斑病感受性品種に特異的なバンドを増幅できる。本マーカーセットにより検出される特異的なバンドを利用することで、幅広いニホンナシ間の交配にお...
要約 高周波パルス加熱(HFP)により、果実や野菜のペーストを連続、迅速、均一に加熱殺菌する技術である。農産物素材の色や風味を保持したペーストを長期間保存可能とし、フードロスの低減、食材としての付加価値...
要約 このマニュアルは果樹・果菜類の受粉を助ける花粉媒介昆虫の調査に有用な手法を中心に、受粉のしくみや花粉媒介昆虫の見分け方等について解説したものである。このマニュアルを用いることで、花粉媒介昆虫の...
わい化栽培リンゴ「ふじ」での着色向上のための窒素施肥基準の策定
要約 わい化栽培「ふじ」における着色を考慮した窒素施肥基準を策定した。これまでの慣行窒素施肥量から、栽培地域の年平均気温により区分した必要施肥量に削減することで、収量や果実品質を低下させることなく、...
要約 支柱を用いてテグスを圃場上面1mの高さに1m間隔で平行に張り、側面は25cm間隔で4段のテグスで囲むことで、カラスの侵入を効果的に抑えられる。短時間で簡易に設置と撤去ができ、作付ごとに圃場を移す畑作物...
要約 ダイコン葉、テンサイ葉などの植物葉部には有用脂質が高濃度含まれるものがあり、グルコシルセラミドおよび酸化安定性に優れるα-リノレン酸の抽出原料としての価値をもつ。 キーワード グルコシルセラ...
要約 クランベリー果汁から、防菌・防カビ効果を有する安息香酸の一部をナノろ過(NF)処理により分離し回収する。安息香酸(分子量;122)をその他の有機酸や糖類、色素(分子量134以上)から選択的に分離し、高純度で...
要約 開発した摘果ハサミは、リンゴの全摘果に適した3枚刃構造であり、一度の切断動作で多くの果梗を切断できる。慣行ハサミによる摘果より開閉回数が30%少なく、長時間のハサミの開閉による手の負担を軽減でき、...
DNAマーカー分析の省力・低コスト化を可能にする1チューブ多重ポストラベル法
要約 特異性の高いタグ配列をDNAマーカーに付加し、蛍光色素標識した同じタグ配列を持つプライマーを事前に加えてPCRを行うことで、最大6種類のDNAマーカーを1チューブ内で個別に標識することが可能である。 キー...
リンゴの斑点落葉病と黒星病に対する複合抵抗性育種に有用な育種母本
要約 リンゴ切離葉に斑点落葉病菌液を噴霧接種することで、斑点落葉病の抵抗性検定ができる。この方法によってリンゴ黒星病抵抗性品種の斑点落葉病抵抗性程度を評価したところ、「Freedom」、「Orlovim」等が抵抗...
要約 リンゴ作共同防除組織は農民層分化とSS 導入を契機に全戸出役型から受委託型に転換したが、オペレータ確保や経済性の点で組織としての自立性が低い。共同防除組織の維持・発展のためには、共販戦略への統合...
要約 ジュンサイは、気温の高くなる時期に若葉周辺が黒く変色することがあるが、この原因物質の一つは鉄イオンである。キレート作用のある有機酸等で黒変除去が可能である。 キーワード ジュンサイ、黒変現象、鉄...
要約 青森県の民間育成品種「トキ」は外観、食味、食感が良好な黄色品種で、早生種の「きおう」と黄色の晩生種をつなぐ中生種として、優れた特性を持つ。 キーワード リンゴ、「トキ」、黄色品種、中生種 背景・...
要約 開発した洗浄機は、果実の凹部に高速気流と微粒子水の混合流を揺動噴射するバッチ式洗浄機である。ナミハダニ休眠雌成虫を除去する打力で隙間なく噴射するため、慣行作業と同等以上にハダニを除去でき、処...
要約 開発した洗浄機は、果実の凹部に高速気流と微粒子水の混合流を揺動噴射するバッチ式洗浄機である。ナミハダニ休眠雌成虫を除去する打力で隙間なく噴射するため、慣行作業と同等以上にハダニを除去でき、処...
キャピラリー電気泳動法を用いた野菜呈味成分・硝酸の低コスト分析法
要約 キャピラリー電気泳動法を用いることにより、野菜の甘味に関係する糖類や、酸味・えぐ味に関係する有機酸、及び安全性の面から蓄積が懸念される硝酸を簡便で安価に分析できる。 キーワード 有機酸、糖、呈...
フラットベッドスキャナを用いた土壌および作物体の簡易診断システム
要約 フラットベッドスキャナを用いて、土壌の全炭素含量の推定、作物の葉色の推定、土壌診断における比色分析を可能とする土壌および作物体の簡易診断システムを開発した。 背景・ねらい 安全・安心な農産物栽培...
要約 果樹(もも、りんご)剪定細断枝はオガクズと1:1の割合で混合することで、敷料として利用可能である。また、果樹剪定細断枝と戻したい肥を用い、高さ60cmの発酵床とした場合、床の最高温度が54℃まで上昇し...
配合飼料制限給与または地域自給飼料だけで日本短角種を肥育する技術
要約 日本短角種の肥育では、配合飼料の給与量を慣行肥育の60%まで制限しても、または配合飼料の替わりに地域内で自給可能な飼料だけを給与しても、牧草サイレージを飽食させれば、慣行肥育と同等の成績の枝肉が...