テンサイ作業受委託の円滑化には農作業支援組織による情報統合と調整が重要
要約 テンサイの作業受託を円滑に運営している農作業支援組織は、生産者、糖業(集荷業者)、輸送業者と互いに情報共有をする際に、支援組織のマネージャーがそれぞれの情報を統合して作業計画等を示しており、この...
圧雪処理(雪踏み)は野良イモ対策と秋まき小麦の収量確保の両立を可能にする
要約 圧雪処理(通称:雪踏み)は、断熱材の役割をする積雪内の空気を除いて土壌凍結を促進し、野良イモを防除できる。少雪時の高頻度の圧雪を避ければ、道東の輪作体系でジャガイモの次作として最多の秋まき小麦圃...
圧雪による凍土の発達は融雪水の表面流出を促し硝酸態窒素の溶脱を抑制する
要約 寒冷な地域では、冬にトラクター等を用いた圧雪により土壌凍結深が圃場全体で均一に深くなる。これにより、融雪水の浸透が抑制されて表面流出し、土壌中の硝酸態窒素の溶脱が抑制され、前作に作土層に残留し...
要約 カンショ「スズコガネ」は種小いもを圃場に直接植え付ける省力的な直播栽培に適しており、貯蔵性に優れ、線虫抵抗性を備える。焼酎製造時の純アルコール収得量は「コガネセンガン」と同等以上であり、焼酎の...
要約 雪割りによる土壌凍結深の制御技術において、凍結する深さを30cm 前後に制御すると、バレイショの越冬を防ぎつつ、畑からの温室効果ガスの放出や肥料成分の流出も抑えられる。 キーワード 土壌凍結深制御、...
要約 収穫後、圃場に残ったばれいしょ塊茎は、土壌凍結深30cmで死滅する。土壌凍結深制御手法に基づいて決定したスケジュールでの、雪割りにより、本条件の達成で野良イモ個体数を無処理対比5%以下に減らすことが...
半自動型移植機といも類小型収穫機を利用した落花生の省力化技術
要約 移植機を利用した播種作業は、条間90cmの平高畝に株間24cm、深さ3cmに一粒播種することで、慣行と同程度の収量が得られ、作業時間を慣行の約50%に省力化できる。いも類小型収穫機を利用した掘取り・反転作...
要約 マイクロチューバーによる種馬鈴しょ栽培において、直播栽培では0.5g以上のサイズが、紙筒移植栽培では0.1~0.5gの小さなサイズが利用できる。密植栽培で枯凋期が早まり、種いも規格収量、種いも個数とも...
要約 休閑期間に緑肥導入や隔年のロータリ耕管理を行うことで休閑後の雑草発生を抑えられるとともに休閑期間中の作業時間の短縮が図れる。特に休閑後1、2年目に秋まき小麦を栽培する場合には期間の長短にかかわ...
要約 休閑期間に緑肥導入や隔年のロータリ耕管理を行うことで休閑後の雑草発生を抑えられるとともに休閑期間中の作業時間の短縮が図れる。特に休閑後1、2年目に秋まき小麦を栽培する場合には期間の長短にかかわ...
要約 脂肪族ポリエステルを主成分とする生分解性フィルムは、春作ジャガイモのマルチ栽培でポリフィルムと出芽期、地温および収量の差がない。また、フィルムを展張したまま機械収穫ができ、そのまま鋤込める。10...
要約 播種床造成栽培法は乾性火山性土、湿性火山性土、褐色低地土、細粒質褐色低地土で適応可能であり、最適な植付深度は15cmである。これらの土壌では播種床造成時の砕土条件の違いが規格内収量に及ぼす影響は小...
間作バレイショを自走式ポテトハーベスタで収穫するためのサトウキビ(夏植+春植補充)栽培法
要約 間作バレイショを自走式ポテトハーベスタで収穫するために、夏植サトウキビの畦間を240cmに広げて間作栽培を行う。間作バレイショを収穫した跡にサトウキビを春植することで、サトウキビの収量を補え、特に...
要約 新たに開発したバレイショ収穫機は、土塊分離装置、付着土壌除去装置を装備し、重粘土壌地帯で効率的な収穫作業が可能である。作業能率は4時間/10a程度であり、収穫後の付着土壌の重量割合は0.2~2%程度であ...
要約 播種前に土塊・石礫を除去することで、収穫時の培土内の土塊・石礫は皆無となり、2畦収穫機の利用が可能となる。収穫作業能率は0.26ha/hで、慣行の約3倍である。作業体系全体の投下労働量は、慣行の72.9人...
重粘土畑基盤整備圃場におけるバレイショ春作マルチ栽培の高性能機械化体系
要約 重粘土畑の基盤整備圃場におけるバレイショ春作マルチ栽培は、歩行型植付機、乗用管理機、自走式バレイショハーベスタ等の高性能農業機械を用いることにより、作業時間は10a当たり約45時間と、慣行に比べ約3...
重粘土畑基盤整備地域での春バレイショを中心とした省機械化体系営農モデル力
要約 重粘土基盤整備地域の春バレイショ、冬ニンジン、秋冬ダイコンを組み合わせた輪作体系に、異なる2つの省力機械化体系を導入した営農モデルを策定した。経営規模5haで高性能機械化体系を導入する大規模経営モ...
要約 カンショのマルチ栽培におけるマルチ除去作業の機械化を図るため、トラクタ直装型マルチ除去機を利用した除去技術を開発した。マルチ除去機を使用することで、フィルムの剥離作業を 1.0hr/10a程度、回収作業...
要約 カンショ作経営の規模別輪作体系及び特徴を線形計画法により明らかにした。小規模では土地生産性の高い加工ダイコン、中規模では労働生産性の高いカンショ作付が合理的で、大規模では加工バレイショとギニア...
要約 金時は混合地帯で作付面積の減少が小さい。金時の作付の安定化のためには、1)収穫作業の機械化による少人数化・軽労働化、2)収穫時期における金時と食用・加工ばれいしょとの作業競合の緩和、3)金時の価格の...