灌漑地区上流への野菜作導入で農家の所得向上と灌漑水の均等な配分が両立する
要約 水不足のためにコメの不作付地が増加しているタンザニア北部ローアモシ灌漑地区の灌漑スキームでは、市場性のある野菜作を導入することで農家所得が向上し、スキーム全体の水資源利用の効率化とより均等な灌...
背景・ねらい タマネギ出荷量は1990年頃から減少傾向にあり、年次の変動も大きい。それに代わり輸入量が増えてきている。生産量は133万tであるが、加工用として28万tを輸入しており(2019年財務省貿易統計)、安定...
気象情報とICTを活用した水稲、小麦、大豆の栽培管理支援API
背景・ねらい 近年の地球温暖化にともなう水稲の高温障害などの農業気象災害、年々変動する気象によって生じる栽培暦の変動、さらに国内の農業で急速に進行している経営規模の拡大に対応するため、複雑化している...
飼料用セイヨウアブラナと飼料イネを併用した繁殖牛の冬季放牧技術
要約 飼料用セイヨウアブラナは冬季でも枯れることなく、また蛋白質成分が高いため、繊維源の飼料イネとの併用により、補助飼料なしで維持期の繁殖牛を冬季間に放牧飼養することができる。この冬季放牧に要する繁...
融雪水を利用した水稲の無コーティング種子代かき同時浅層土中播種栽培
要約 融雪水を利用した水稲の無コーティング種子代かき同時播種栽培は、一般的な播種期より1ヶ月以上早く播種可能である。播種量を多くし、被覆尿素肥料を用いて基肥量を多くすることで、一般的な播種期より出穂...
圃場別データセットを活用した大規模水稲作経営に対するデータ駆動型改善提案の要点
要約 多くの圃場を管理する大規模水稲作経営において、栽培管理記録や面積あたりの推定収量を圃場別に集約したデータセットを構築することにより、収量と各種要因との関係を「見える化」することができる。推定収...
要約 施設栽培において、水蓄熱装置と多層断熱資材を導入することで、冬季の暖房に係る燃料消費を大幅に削減することができる。削減の程度は、構築されたシミュレーションモデルによって栽培地域、施設の規模、暖...
テキストマイニングと自己組織化マップによる農産物のリピート購入理由の把握
要約 国産マンゴーなど新規導入農産物のリピート購入理由について、アンケートの自由回答データを用いた自己組織化マップとjaccard係数を組合せて分析することにより、産地ごとに回答の特徴を把握でき、産地の差...
飼料用トウモロコシの作付け拡大に向けた新しい栽培技術<2019年度版>パンフレット
要約 飼料用トウモロコシの作付け拡大にむけた新技術を紹介するパンフレットである。耐湿性等を付与した品種育成、周年省力栽培技術、省力播種栽培に適した施肥管理技術、湿害対策技術、子実用トウモロコシ生産技...
モザンビークにおける乳牛飼養の存立条件を反映した耕畜複合経営計画モデル
要約 モザンビークの小規模農家による乳牛飼養の存立条件を解明し、耕畜連携を通じて効率的に食料と飼料の確保、リスク分散、所得向上等を達成するための複合経営計画モデルを作成する。同モデルは、乳牛飼養の定...
フォールアウト後に新植したクリ・温州ミカン・カキの放射性セシウムの移行係数
要約 放射性物質が降下した樹園地に定植したクリ、温州ミカンおよびカキの移行係数は10-4~10-3の範囲である。また、カキ果実の137Cs濃度に、定植時の表土管理方法(耕うん、表土剥土、表土戻し)は影響しない。 キ...
要約 日本海側砂丘畑地のパン用小麦栽培では低タンパク質含有率になるため追肥量・回数を増やす必要がある。追肥体系の見直しおよび液肥による同時葉面散布による省力作業により作業回数を従来の4/7に削減でき、...
要約 太陽熱土壌消毒、防虫ネット、バンカー法、天敵製剤、栽培用器具等の温湯消毒、有機JAS規格に適合する殺虫・殺菌剤などを活用した施設有機栽培ミニトマトの総合的病害虫管理体系を実践することにより、10aあ...
要約 領域気象モデルを用いた地上気象予報に基づき水稲に被害を及ぼすフェーン注意情報を作成、発信するシステムを構築した。現地では本注意情報の活用により事前に対策を講じることが可能となるため、水稲のフェ...
リンゴ産地におけるリース事業を用いた農協主体による樹園地流動化方策の仕組みと効果
要約 りんご産地の農協が地権者から樹園地を借り受け中間保有するとともに、生産力の高い栽培方式を可能とする樹形へ改植し成木までの樹体管理を行った上で、樹園地を借受者に貸し付ける流動化方策により、担い手...
東北地域での春まき・秋まき栽培の特性データに基づいたタマネギ品種・系統の分類
要約 国内外のタマネギ95品種・系統は、各2回の秋まき・春まき作型における特性データに基づいて、4つのグループに分類し、早生、中生および晩生を判定できる。また、両作型間で高い相関を示す形質については、栽...
水田へのポット埋め込み試験による玄米放射性セシウム濃度上昇リスクの評価
要約 移植直後の水田に埋め込んだポット内で水稲を栽培し、成熟期の土壌中交換性カリ含量および玄米放射性セシウム濃度を分析することにより,カリ施用量が不十分な栽培管理を数年続けた場合の交換性カリ含量の減...
短紙筒狭畦移植機と自走式多畦収穫機等を用いたテンサイの狭畦栽培
要約 本狭畦栽培は、短紙筒狭畦移植機、自走式多畦収穫機等を用い支援組織が行う。1年間に1台で移植機は60ha、収穫機は移植栽培と直播栽培を合わせて140haの作業が可能である。慣行の移植栽培に比べて糖量が14%向...
要約 ルテインを機能性関与成分とする宮城県産寒締め栽培ホウレンソウ(商品名)「野菜でルテイン ちぢみほうれんそう」について、「光による刺激から目を保護するとされる網膜(黄斑部)の色素を増加させる」ことを...
換気窓連動の二酸化炭素施用により暖地トルコギキョウ冬季生産における収益が向上する
要約 暖地でのトルコギキョウ冬季生産において、高昼温管理と組み合わせて日中の光の強い時間帯に二酸化炭素施用を行うとき、換気窓閉鎖時に高濃度、開放時に低濃度と施用濃度を切り替えることで切り花品質や出荷...