テンサイ作業受委託の円滑化には農作業支援組織による情報統合と調整が重要
要約 テンサイの作業受託を円滑に運営している農作業支援組織は、生産者、糖業(集荷業者)、輸送業者と互いに情報共有をする際に、支援組織のマネージャーがそれぞれの情報を統合して作業計画等を示しており、この...
短紙筒狭畦移植機と自走式多畦収穫機等を用いたテンサイの狭畦栽培
要約 本狭畦栽培は、短紙筒狭畦移植機、自走式多畦収穫機等を用い支援組織が行う。1年間に1台で移植機は60ha、収穫機は移植栽培と直播栽培を合わせて140haの作業が可能である。慣行の移植栽培に比べて糖量が14%向...
要約 イアコーンは、経営面積62.5haの北海道畑作経営の輪作体系を前提とした営農モデル試算によると、10a当たり利益(償却費差引前)が16.8千円以上の場合に小麦やてんさい、大豆、小豆の一部に替わって9.5ha~24.6...
経営類型別の標準財務指標を組み込んだWeb版「農業経営診断サービス」
要約 農業者や指導機関が容易に農業経営診断を行えるWebアプリケーションである。営農類型・地域・規模・品目を想定した経営類型別の標準財務指標を組み込んでおり、診断対象の経営属性を考慮した農業経営診断を...
高速作業でも安定した出芽率が得られる高精度テンサイ施肥播種機
要約 張出側板を有する船底型播種作溝部により、慣行播種機の1.5倍の高速作業でも高精度に播種するテンサイ施肥播種機である。トリプル鎮圧輪により出芽率は87%で、慣行作業よりも33%程度の高能率化が可能である...
てんさい直播、ばれいしょソイルコンディショニングを核とする新体系の導入条件
要約 てんさい簡易耕起狭畦直播栽培は、45ha経営において収量を移植比9割以上確保し、不耕起播種機を2戸共有とすることで導入可能となる。ばれいしょソイルコンディショニング栽培は、作業受託を行うことで機械装...
直接支払の基礎となる過去実績の更新に対する期待を考慮した経営計画モデル
要約 過去の生産実績に基づく直接支払制度下で、過去実績の基準期間見直しに対する生産者の期待(更新期待)をパラメータとして組み込んだ経営計画モデルである。生産者の更新期待を考慮した経営計画が策定できる。...
農業生産システムの環境貢献・環境負荷を測るためのデータベース
要約 農業生産システムの環境貢献・環境負荷を定量的に測るためのデータベースである。農産物、化学肥料、有機肥料、農薬、農作業、農業機械・施設等の生産・管理に関する情報を、モジュール化して提供する。 キ...
要約 バイオ燃料原料として国内で生産可能な資源作物について、栽培に必要な農業生産資材や農業機械によるエネルギー消費量、資材等の価格や労力、収量及び成分をとりまとめたデータベースである。利用者は、デー...
ヒートポンプと温風暖房機の複合加温システムにおける加温特性と省エネ効果
要約 ヒートポンプは、運転開始後、次第に温風温度が低下し、運転を停止するため、設定温度を確保しようと温風暖房機が稼働する。以降、この動作を繰り返し設定温度を確保する。複合加温は温風暖房機単独加温に比...
要約 圃場への鍬込みにより還元されている冠部糖収量は、全糖収量の1割程度を占める。収穫時期を11月上旬まで遅らせることにより、高糖型系統「北海98号」の直播栽培は、移植栽培と同程度の全糖収量が得られる。 ...
要約 有機物の長期(30年)連用により土壌理化学性が改善され、畑作物も増収する。生産力の向上のためには、残さのすき込みに加え、年平均1t/10a程度の堆肥を施用することが有効である。作物に吸収される堆肥由来...
要約 休閑期間に緑肥導入や隔年のロータリ耕管理を行うことで休閑後の雑草発生を抑えられるとともに休閑期間中の作業時間の短縮が図れる。特に休閑後1、2年目に秋まき小麦を栽培する場合には期間の長短にかかわ...
要約 休閑期間に緑肥導入や隔年のロータリ耕管理を行うことで休閑後の雑草発生を抑えられるとともに休閑期間中の作業時間の短縮が図れる。特に休閑後1、2年目に秋まき小麦を栽培する場合には期間の長短にかかわ...
要約 黒ボク土・多湿黒ボク土で簡易耕を行うと、土壌硬度・固相率が上昇、気相率は低 下する。スィートコーンやてんさいで増収、小麦は同等の収量、豆類は減収する危険性が ある。秋まき小麦の簡易耕では残渣処理...
要約 総合施肥播種機に装着した深耕爪の作用により、土壌物理性が改善され、作土層透水性は向上する。深耕爪はロータリ耕盤層の深さを超える作用深 23cm 以上で耕盤破砕効果が大きく、爪本数では 5 本、...
要約 てんさい直播栽培の収益性は移植栽培より低いため、基本的には、移植から直播へ転換すると所得は低下する。しかし、移植収量が低く、かつ労働力の少ない経営群のうち、(1)小規模経営で全面直播栽培をおこな...
要約 てんさい直播栽培における初期生育障害の主原因は土壌の低pHである。対策として、石灰質資材の全面全層施用により作付け前の土壌をpH5.8以上に矯正することが必要である。その上で石灰質資材を作条施用する...
畑作経営への野菜導入に向けた収穫作業省力化技術等の経営的評価
要約 てん菜の直播栽培、小豆のピックアップ収穫などの畑作省力化技術等は、中規模畑作経営への野菜導入・所得拡大を可能とするが、他の畑作物・作業との労働競合のため、効果は制限されている。 背景・ねらい 畑...
てんさいの直播栽培における狭畦幅(50cm)による増収効果と栽植株数の設定
要約 直播狭畦幅(50cm)栽培は、60cm畦幅栽培に比較して、根重で6%程度、糖量で7%程度の増収効果が認められ、収穫株数が8000~10000株/10aとなるように播種機の設定をする。 背景・ねらい 省力栽培法であるてんさ...