要約 「川上」で伐採・搬出された原木丸太を「川中」で製材・乾燥し、得られた厚さ数センチのひき板(ラ ミナ)を重ねて接着した木質材料に構造用集成材があります。このうち大断面集成材は、「川下」で 推進され...
灌漑地区上流への野菜作導入で農家の所得向上と灌漑水の均等な配分が両立する
要約 水不足のためにコメの不作付地が増加しているタンザニア北部ローアモシ灌漑地区の灌漑スキームでは、市場性のある野菜作を導入することで農家所得が向上し、スキーム全体の水資源利用の効率化とより均等な灌...
国産材CLTの製造コストを半減し施工コストを他工法並みにする技術開発
要約 スギ等の地域材を活かすCLTの需要拡大と活用促進に向けて、製品価格を半減し施工コストを他工法並みにするための技術開発に取り組みました。製造工程の効率化と製品仕様の標準化による低コスト化、付加価値...
乾式微粉砕で損傷澱粉を高めて、フライ用米粉バッターの粘度を自在に制御
要約 乾式で微粉砕した微細米粉(平均粒径:10μm前後、損傷澱粉:25%以上)はバッターの濃度上昇に伴う粘度増加が著しく、粗い米粉(100μm以上)よりもバッター粘度を幅広く制御できる。本技術により、バッター粘...
投稿型レシピデータを活用した開発農畜産物の普及に資する調理レシピ選定法
要約 投稿型レシピデータを活用して、アンケート等で明らかとなった消費者ニーズや、新規開発農畜産物の特性に合致した調理レシピを選定する手法である。農畜産物やその加工品の開発者や普及担当者が、食材利用が...
要約 家具・内装材用の広葉樹原材料の約8割を海外産が占めています。それを国産に置き換えることを目指して、国産広葉樹の資源蓄積状況、流通・加工の現状を把握し、国産広葉樹の利用を進めるための課題と対応策...
要約 宮城県産ちぢみ雪菜をアクアガスによりブランチングし、温度および湿度を調整した環境下で乾燥することにより、従来にない独特かつ良好な食味および食感を持った乾燥野菜の製造が可能である。 キーワード ち...
米粉100%パンが膨らむメカニズムの解明とパン製造法への応用
要約 米粉、水、イースト、砂糖、食塩、油脂だけで作製できる米粉100%パンは、澱粉粒が発酵ガスと水相との界面を安定化させることで生地が膨らむ。柔らかい生地がつぶれないよう、生地の組成および撹拌・発酵・焼...
要約 新規に開発した「生きたカイコより直接取り出した絹糸腺を用いたシルク素材化法」により得られた素材は、従来の絹繭由来再生シルク素材に比べ、安全...
要約 あなたの地域でもスギからセルロースナノファイバー(CNF)が作れます。山村地域や製材工場の片隅でもCNF を製造する方法を考案し、ベンチプラントでその製造実証試験を行いました。 背景・ねらい 新用途が...
要約 高リン含量の馬鈴薯澱粉にカルシウムイオンを多く含む水溶液(塩化カルシウム溶液またはミネラルウオーター)を加えることによって、カルシウムが強化され粘度特性が改善された馬鈴薯澱粉を効率的に製造できる...
国産の「カギカズラ」で漢方薬を作る ―組織培養で増やし、枝の薬用成分の濃度を探る―
要約 つる性の樹木であるカギカズラは漢方に使用され、高血圧症や認知症の抑制効果があるとされています。これを組織培養で増殖する方法を開発し、また、薬用成分が枝のどこの部分に多く含まれるかを明らかにしま...
要約 スギ・カラマツ・ヒノキなど主要な国産針葉樹材を用い、表面に塗装を施したコンクリート型枠用合板を開発しました。性能試験を行い、実際の建築・土木工事で試用することでその実用性を明らかにしました。 ...
ミールの多角的利用が可能な高収油量のなたね新品種候補系統「東北99号」
要約 エルシン酸を含まず、グルコシノレートが低いダブルローなたね新品種候補系統「東北99号」は、食用油に適し、ミールの多角的利用が可能である。標準品種と比較し、収量性がやや高く、収油量も多い、寒冷地向...
要約 森林総合研究所がこれまでに実施してきたいろいろな種類の木材に関する膨大な数の強度試験の結果をひとつにまとめ、規格改正等に活用できる「木材の強度データベース」を構築しました。 背景・ねらい 木材の...
要約 今後供給増が見込まれるスギ大径木から得られる製材品を公共建築物などの建築用材として利用するために、スギ大径木から大断面の製材品を効率的に生産する製材システムを開発しました。 背景・ねらい 戦後植...
要約 高リン含量の馬鈴薯澱粉にカルシウムイオンを多く含む水溶液(塩化カルシウム溶液またはミネラルウオーター)を加えることによって、カルシウムが強化され粘度安定性が改善された馬鈴薯澱粉を効率的に製造でき...
早生で倒伏に強い稲発酵粗飼料用水稲新品種候補系統「奥羽飼414号」
要約 「奥羽飼414号」は、東北地域中部では"かなり早生"に属する粳種である。「べこごのみ」より、倒伏に強く、黄熟期乾物重が5~7%大きい。普及見込み地の直播栽培では、食用品種の収穫前に黄熟期収穫が可能で、...
温暖地向けリポキシゲナーゼ全欠のだいず新品種候補系統「四国10号」
要約 だいず「四国10号」は子実中のリポキシゲナーゼアイソザイムをすべて欠失しており、粗タンパク含有率が高く、豆腐、醤油などの加工に適する。近畿中国四国地域における成熟期は中生で、同熟期の「サチユタカ...
早生多収の飼料用米に適する水稲新品種候補系統「奥羽409号」
要約 「奥羽409号」は、東北地域中部では出穂期が"早生の晩"に属する粳種である。普及予定地において、多収品種「ふくひびき」より粗玄米重が多い。耐倒伏性は"やや強"である。大粒で品質が劣るため、食用品種と...