灌漑地区上流への野菜作導入で農家の所得向上と灌漑水の均等な配分が両立する
要約 水不足のためにコメの不作付地が増加しているタンザニア北部ローアモシ灌漑地区の灌漑スキームでは、市場性のある野菜作を導入することで農家所得が向上し、スキーム全体の水資源利用の効率化とより均等な灌...
気象情報とICTを活用した水稲、小麦、大豆の栽培管理支援API
背景・ねらい 近年の地球温暖化にともなう水稲の高温障害などの農業気象災害、年々変動する気象によって生じる栽培暦の変動、さらに国内の農業で急速に進行している経営規模の拡大に対応するため、複雑化している...
振動ローラを用いた水稲乾田直播の作業性向上のための幅広ローラ
要約 振動ローラを用いて水稲播種後に漏水を防止する乾田直播技術において、作業能率の向上が求められている。ローラ幅を従来の120cmから180cmにし、走行速度を3.5km/hにすることで作業能率は20分/10a以下となり...
要約 暖地二毛作の乾田直播栽培で、表面が硬い台形断面状の播種畝を成形しながら畝の天面に播種することで、圃場の漏水防止、降雨・滞水に伴う種子の酸欠防止を図る播種機である。降雨後の灰色低地土において、通...
融雪水を利用した水稲の無コーティング種子代かき同時浅層土中播種栽培
要約 融雪水を利用した水稲の無コーティング種子代かき同時播種栽培は、一般的な播種期より1ヶ月以上早く播種可能である。播種量を多くし、被覆尿素肥料を用いて基肥量を多くすることで、一般的な播種期より出穂...
メコンデルタにおける水稲・肉牛・バイオガス複合システムの環境影響
要約 ベトナム・メコンデルタ地域における、稲わらの飼料利用、肉牛ふんからのバイオガス生産、消化液の水稲作での肥料利用を組み合わせた複合システムは、専業システムと比較して温室効果ガス排出量、エネルギー...
要約 既存のトラクタや田植機などに自動操舵システムを載せ替えて利用することにより、水稲だけでなく大豆、大麦、エダマメなどの多品目・多作業にて作業精度の高いスマート農業が可能となる。 キーワード スマー...
要約 空知型4年4作(移植水稲-大豆-小麦-乾田直播水稲)の水田輪作栽培体系において、移植水稲では無代かきの疎植栽培等、乾田直播水稲では前年整地等の技術を導入すると、省力化や大豆収量向上により、大規模経営...
要約 領域気象モデルを用いた地上気象予報に基づき水稲に被害を及ぼすフェーン注意情報を作成、発信するシステムを構築した。現地では本注意情報の活用により事前に対策を講じることが可能となるため、水稲のフェ...
九州北部2年4作(稲・麦・大豆・麦)大規模水田スマート一貫体系の作業モデル(案)
要約 九州北部2年4作におけるスマート農業一貫体系は、田植機・トラクタの自動運転作業による規模拡大効果、ドローンやIoTセンサー、自動運転(収量)コンバインによる作業・生育・収量の見える化や水稲追肥作業外...
圃場別データセットを活用した大規模水稲作経営に対するデータ駆動型改善提案の要点
要約 多くの圃場を管理する大規模水稲作経営において、栽培管理記録や面積あたりの推定収量を圃場別に集約したデータセットを構築することにより、収量と各種要因との関係を「見える化」することができる。推定収...
要約 水稲作における一定の水位を維持する普通期の水管理において、圃場水管理システムの水位データから算出した減水深は実測値と大きな差はない。算出した減水深から求めた水位維持に必要な用水量は、実際の用水...
要約 日本海側砂丘畑地のパン用小麦栽培では低タンパク質含有率になるため追肥量・回数を増やす必要がある。追肥体系の見直しおよび液肥による同時葉面散布による省力作業により作業回数を従来の4/7に削減でき、...
有機水稲栽培への高能率水田用除草機の導入の目安と栽培面積拡大の可能性
要約 高能率水田用除草機を導入した有機栽培の費用合計は慣行栽培対比で123%となり、これを上回る販売価格を実現できるかが導入の目安となる。線形計画により試算すると、機械作業ができる労働力を繁忙期に1人追...
水田転換畑でのプラウ耕体系とスナッパヘッダを用いた子実用トウモロコシの高速作業体系
要約 水田転換畑での子実用トウモロコシ栽培では、播種床造成をロータリ耕体系からプラウ耕体系に変えることで収量を維持しつつ高速作業が行え、倒伏による被害を軽減でき、収穫にトウモロコシキットを装着した国...
高速汎用施肥播種機による子実用トウモロコシを導入した省力多収水田輪作システム
要約 高速汎用施肥播種機を使用する乾田直播水稲-極早生子実用トウモロコシ-ダイズの輪作に子実用トウモロコシの作付け前に家畜ふん堆肥を施用し、作付け後に緑肥を導入する省力多収水田輪作システムを開発した。...
安価かつ簡便にハウスの遠隔監視に使えるIoT機器「通い農業支援システム」
要約 通信機能付きマイコンと小型パソコンを組み合わせ、配布プログラムを利用する本システムで、ハウスの状態を遠隔地でも生産者がスマートフォンで確認できる。材料費2万円でハウス内の温度等を定期的に確認し...
東北地域における子実用トウモロコシの生産と子実サイレージ調製に係る費用
要約 子実用トウモロコシ生産に係る作業時間は2.58時間/10aで、費用は約6.4万円/10a、約76円/現物1kg当である。フレコンラップ法によるトウモロコシ子実サイレージ調製に係る費用は、100ロール調製で18.1円/現物1...
水田へのポット埋め込み試験による玄米放射性セシウム濃度上昇リスクの評価
要約 移植直後の水田に埋め込んだポット内で水稲を栽培し、成熟期の土壌中交換性カリ含量および玄米放射性セシウム濃度を分析することにより,カリ施用量が不十分な栽培管理を数年続けた場合の交換性カリ含量の減...
水田輪作体系における無代かきおよび乾田直播水稲栽培の後作大豆の収量向上
要約 北海道の水田輪作体系において、水稲代かき移植栽培と比較して無代かき移植や乾田直播栽培の後作大豆では、苗立ち数の増加と各個体の生育向上により収量が10%以上増加する。 キーワード 水田輪作体系、無代...