要約 温州萎縮ウイルス(SDV)の2分節ゲノムRNAの共通保存配列を標的として設計したユニバーサルプライマーを用いた1ステップRT-PCRにより、簡易かつ高精度にSDVを遺伝子診断できる。本法は既知のSDV全4系統に対応...
ブドウ晩腐病菌(Colletotrichum gloeosporioides)の効率的な分生胞子形成法
要約 ブドウ晩腐病菌(Colletotrichum gloeosporioides)の分生胞子形成には希釈したオートミール寒天培地(希釈OMA培地)が適しており、菌糸の細かい断片を希釈OMA培地上に塗布して培養することで、安定的...
TDR計を用いた枝内水分測定によるウンシュウミカンの水分ストレス診断
要約 TDR計を用いた枝内水分測定は、温度補正を行い枝内水分の基準点を設定することで、7~9月の水分ストレスの変化を精度良く推定できる。 キーワード TDR、カンキツ、水分ストレス、葉内最大水ポテンシャル 背...
高品質なウンシュウミカンを連年安定生産するための土壌と樹体の一体管理技術体系
要約 ウンシュウミカンの隔年結果を軽減し高品質果実を安定的に生産するための、マルドリ方式および弱せん定・後期重点摘果を中心とした土壌と樹体を一体的に管理する技術体系である。併せて利用できる樹体診断技...
要約 イチゴ炭疽病潜在感染を検出できる石川らの簡易検定法を、輪ゴム、ティッシュ、ビニール袋という 手に入りやすい道具を利用する方法に改良しても検出が可能である。 キーワード イチゴ、炭疽病、簡易検定法 ...
奄美諸島のタンカンに観察される病徴によるグリーニング病の肉眼診断法
要約 奄美諸島のカンキツグリーニング病発生地域におけるタンカンでは、病徴型I、Vおよび黄化を主体にした複数の病徴が同一樹上に認められる場合に、カンキツグリーニング病に罹病している可能性が高い。 キーワ...
要約 LAMP法によりカンキツグリーニング病病原体に特異的な遺伝子領域が短時間に増幅される。反応産物をナイロン膜に固定し、AzurB染色により増幅確認を行うことで、PCR法の1/3以下の時間で本病の診断が出来る。 ...
TaqMan real-time RT-PCR によるカンキツエクソコーティスウイロイド( CEVd )の定量的高感度検出
要約 簡易、定量的、そして高感度に、RNA を遺伝子診断する手法であるTaqMan real-time RT-PCR を用いて、RNA を遺伝子に持つ CEVd検出法を開発した。また、本法により樹体内での部位別濃度を定量し、診断に用い...
要約 自根発生樹は、非発生樹に比べ、地上部では中枝、大枝が、地下部では中根、大根の割合が多い。また、T/R率(地上部/地下部比)は低く、葉及び細根量は非発生樹と同程度であることから直接生産に関係のない器...
要約 新根を供試した遺伝子診断技術のひとつであるRAPD分析によりカンキツ「天草」の自根と台木根を高い確率で比較的容易に区別することができる。また、ひこばえを発生させる方法でも簡易的に自根発生樹を識別す...
RT-PCRによるカンキツタターリーフウイルスと7種カンキツウイロイドの同時検出
要約 カンキツタターリーフウイルスと、カンキツエクソコーティスウイロイドなどの7種カンキツウイロイドを一回のRT-PCRで同時に検出する簡易・迅速な方法を開発した。 背景・ねらい ウイロイドは環状1本鎖RNAか...
要約 果樹園、茶園ともに第1層の浅層化と可給態リン酸含量の増加が著しい。特に、ブドウ園や茶園では可給態リン酸含量が全調査ほ場で改善目標値(50mg/100g)の上限を越えている。一方、茶園ではpHが改善目標値(...
要約 カンキツグリーニング病様症状を呈するカンキツ樹から穂木を採取し、検定植物であるオーランドタンゼロに接種して生物検定を行った。さらに簡易で精度の高い遺伝子診断法のPolymerase chain reaction(PCR...