BT剤の有効成分の一つ、Cry2Aに対する抵抗性の原因遺伝子
要約 ABCA2遺伝子に機能欠損変異を導入したカイコはBT剤の有効成分Cry2A毒素に対する感受性が著しく低下することから、Cry2A毒素に対する抵抗性因子はABCA2である。ABCA2変異のモニタリングにより、BT剤抵抗性発...
ヘプタクロル類リスク低減のためのカボチャ作付適否判断を支援するアプリケーション
要約 ヘプタクロル類の残留基準値超過回避の観点からのカボチャ作付の適否判断を支援できるアプリケーションである。ほ場内1点(1haあたり25点の混合試料)と数点(4点を推奨)の土壌中ヘプタクロル類濃度から、ほ場...
要約 水で抽出した土壌中農薬は、土壌種が異なっていても作物が吸収可能な画分(作物可給性農薬)として評価できる。さらに、酵素免疫測定(ELISA)法を用いる...
「ハイスターチ」のサツマイモネコブセンチュウ抵抗性遺伝子保持系統選抜用DNAマーカー
要約 DNAマーカーE33およびE41は、「ハイスターチ」の後代において、サツマイモネコブセンチュウレースSP1およびSP2に対する抵抗性系統の推定と選抜に利用することができる。 キーワード サツマイモ、サツマイモ...
土地、労働生産性ともに高いダイコン-サツマイモ畦連続使用有機栽培体系
要約 南九州地域を対象としたダイコン-サツマイモ畦連続使用有機栽培体系は、サツマイモ、ダイコンとも地域平均収量以上の生産量が得られる。本体系のサツマイモ作は単作の慣行より土地生産性が52%、労働生産性が...
要約 うどんこ病高度抵抗性キュウリ系統CS-PMR1および中程度抵抗性品種「山東」の持つうどんこ病抵抗性には、それぞれ7カ所および2カ所のQTLが関与する。低温時に十分な抵抗性を発揮するためにはこれら9カ所のう...
堆肥・飼料中のクロピラリドのLC/MS/MSを使用した定量方法
要約 堆肥・飼料中のクロピラリドは、LC/MS/MSを使用することで精度良く定量でき、詳細な動態解析に利用できる。 キーワード クロピラリド、堆肥、LC/MS/MS、園芸作物 背景・ねらい トマト等の園芸作物の栽培にお...
セルリーのチューブかん水栽培における減化学農薬・減化学肥料栽培技術
要約 チューブかん水の導入および適切な薬剤選択と適期防除により、斑点病と軟腐病を慣行よりも少ない薬剤使用回数で防除できる。また、土壌診断に基づく窒素施肥対応により総窒素施用量の適正化が図られ、化学肥...
土壌のリン脂質脂肪酸組成は有機栽培と慣行栽培で差が認められない
要約 ミニトマト栽培農家圃場において、土壌微生物性の指標であるリン脂質脂肪酸の含量、組成に基づく多様性指数(シンプソン指数)および組成は、有機栽培と堆肥等の有機物を施用している慣行栽培との間で差は...
要約 有機質肥料の側条施肥では、化学肥料(速効性)に比べ水稲への施肥効率が向上する。有機質肥料の側条施肥技術による化学肥料5割削減栽培のコシヒカリにおいて、慣行栽培と同等の精玄米収量・品質を確保でき...
環境保全型稲作技術の面的な取り組みによる流出負荷低減効果の定量的評価
要約 化学肥料・化学合成農薬の使用削減と適正な水管理を組み合わせた環境保全型稲作技術の面的な取り組みにより、慣行栽培と同程度の収量・品質を確保しつつ、水稲作付期に安定した流出負荷低減効果が得られ、年...
要約 採苗ほではもみがら採苗法を行い、本ぽではほ場の汚染程度と品種の抵抗性に応じて、還元消毒を実施することで疫病の被害を回避できる。また、開発した疫病の抵抗性簡易検定法は育種に利用可能である。 キー...
要約 イチゴ炭疽病潜在感染を検出できる石川らの簡易検定法を、輪ゴム、ティッシュ、ビニール袋という 手に入りやすい道具を利用する方法に改良しても検出が可能である。 キーワード イチゴ、炭疽病、簡易検定法 ...
要約 タンカンの異常落葉は葉中のマンガン含量が高まるために起こり、土壌の酸度矯正で防止できる。 キーワード タンカン、異常落葉、マンガン含量、酸度矯正 背景・ねらい カラタチ台「垂水1号」において春葉の...
中山間水田における害虫総合防除等による高品位野菜生産システム
要約 防虫ネット、天敵、太陽熱処理、簡易天窓設置と送風、有機質資材の合理的施用等により、中山間水田でのアブラナ科野菜等の露地および雨よけハウス栽培において、化学合成殺虫剤80%以上削減、化学肥料50%以上...
要約 土壌還元消毒により土壌のアンモニア態窒素が増加し、無機態窒素量は太陽熱消毒に比較し約3倍増加するが、可給態窒素量は処理により減少する。コマツナ等の栽培では、土壌還元消毒後は作付け前に土壌診断を...
Colletotrichum acutatum によるブドウ晩腐病の抵抗性簡易検定法
要約 満開70日後から80日後のブドウ果実を採取し、水洗・エタノール殺菌後、ポリエチレン袋に入れて晩腐病菌の胞子懸濁液を噴霧接種し、25℃暗黒下で2週間保持することによってブドウ晩腐病の抵抗性を簡易に検定...
土壌診断結果を活用した化学肥料の適正使用支援のための情報システム
要約 生産圃場の土壌診断結果や施肥履歴を保存し、栽培指針等の基準と土壌診断結果の分析値を比較し分析値の適正判定をおこなう。また、肥料の登録番号または肥料名、施肥量、圃場面積から主要肥料成分総投入量を...
要約 推定生涯産卵数を指標としたチャ主要品種のクワシロカイガラムシ抵抗性の評価において、「はつもみじ、みなみさやか、さやまかおり、うんかい、みねかおり」は、クワシロカイガラムシ抵抗性品種である。 キ...
要約 暖地では5月中旬に移植、7月上旬に紋枯病菌を接種し、8月下旬に発病度調査をすれば、省力的に紋枯病抵抗性がほ場検定できる。また、紋枯病抵抗性の指標品種としてWSS3等を利用して、抵抗性が判定できる。 キ...