転炉スラグを用いた土壌pH矯正による土壌伝染性フザリウム病の被害軽減
要約 転炉スラグを原料とした石灰肥料を施用して土壌pHを矯正すると土壌伝染性フザリウム病の被害が軽減し、土壌pH7.5前後までは微量要素欠乏による生育の影響は見られない。また、耐病性品種の利用や太陽熱消毒...
キュウリ誘引用支柱を利用した簡易ハウスでの高収益野菜栽培体系
要約
キュウリの誘引用支柱を利用して作成した簡易ハウスは、安価で設置が容易な点が特長である。このハウスを活用し、夏秋キュウリと冬野菜とを組み合わせた栽培体系を導入することで農...
おとり植物を利用したジャガイモモップトップウイルスの多検体土壌診断法
要約 土壌を懸濁した水耕培養液中でおとり植物のトマトを栽培し、根部よりRNAを抽出して、RT-PCR-マイクロプレートハイブリダイゼーション法を行うことにより、多検体の土壌試料からジャガイモモップトップウイル...
Tombusvirus属ウイルスによるトルコギキョウの新病害と血清学的診断法
キーワード トルコギキョウ、新病害、トンブスウイルス、TBSV、血清学的診断法 背景・ねらい 長野県および静岡県のトルコギキョウ産地において、ウイルス病害に特徴的なえそ性の萎縮症状が発生し問題となっている...
要約 大阪府のぶどう園は、複雑な地質母材からなるためCECは園により非常に差がある。点数をこなすためCECの測定は省略し、pHと塩基含量からCECを類推する一次式を作成する。さらに、表計算ソフトにより処方箋を...
要約 促成ナスの養液土耕栽培では、定植前の無機態窒素量から栽培期間中に供給される無機態窒素の総量を推定できる。土壌から供給される無機態窒素の総量が20mg/100g乾土程度の圃場では減肥率を慣行栽培の50~70%...
要約 レタス「長・野28号」はレタス根腐病レース1抵抗性品種として、世界で初めて育成された。この球レタス品種は、レタス根腐病の発病盛期である7月下旬に定植可能な抵抗性及び晩抽性を有する。 キーワード レ...
要約 促成ナスの点滴かん水施肥栽培において20t/10aの収量が得られる場合の窒素吸収量は50kg/10a程度である。土壌からの窒素供給量が約50kg/10aの圃場では施肥量の大幅削減が可能であり、環境への負荷が軽減でき...
要約 イネ由来キチナーゼ遺伝子(EN4-RCC2)をアグロバクテリウム法でナスに導入し、キチナーゼ活性の高い形質転換体を選抜する。そして、うどんこ病抵抗性検定を行うと、うどんこ病抵抗性を持つナス形質転換体が選...
ナス青枯病抵抗性に関するDNA多型のSTS化プライマーの作成法
要約 ナス青枯病抵抗性の「DMP」の培養変異体を用いて、シークエンスゲルを用いたDIG-RAPD法により抵抗性に関する多型バンドを検出する。アガロースゲルによる電気泳動で安定的に遺伝子診断ができるように、STS化...
果実特性選抜とDNA多型検出による青枯病抵抗性水ナスの育成法
要約 水ナスとナス青枯病抵抗性の「DMP」との戻し交雑体系統において、果実特性による選抜を行った後、それらの個体のDNA多型検出を行い、DMPの遺伝子の割合の多い個体をさらに選抜すると、ナス青枯病抵抗性の水...
要約 促成ナス「筑陽」の養液土耕栽培は、地力が中程度の圃場(全窒素濃度が0.13%)において慣行施肥量(窒素70kg/10a)を50%程度削減できる。その場合の畝中央部とかん水チューブの中間点の土壌の硝酸態窒素濃度...
水耕栽培を利用したナス属植物の青枯病抵抗性に関する生物検定法
要約 〔要約〕ナス属植物の青枯病抵抗性を検定するために、人工気象室と水耕栽培法を組み合わせ、確実に感染・発病させる条件を確立した。発病株率と青枯病菌の茎内の移動度を調査することにより、短期間に抵抗性...
要約 ヒラナスプロトプラストの細胞選抜再生系統は、青枯病の発病を遅延する抵抗性を示す。青枯病菌の培養ろ液を選抜物質に用いた場合に得られる系統の自殖第一代の中から、罹病性品種(筑陽)を接ぎ木しても青枯...
要約 トマト植物体からの核酸簡易抽出とウイルス特異的プライマーを用いたPCRからなるトマト黄化葉巻病の簡易診断法を確立した。九州農業試験場・ 地域基盤研究部・病害遺伝子制御研究室 背景・ねらい トマト黄化...
牛ふん堆肥連用畑における春ハクサイ、夏秋ナスの化学肥料減肥率
要約 可給態窒素量を指標とする施肥窒素量の目安を策定した。堆肥5t/10a連用の場合、春ハクサイ栽培では作付け前の可給態窒素量6mg/100g風乾土、夏秋ナス栽培では9mg/100g風乾土以上あれは減肥栽培が可能である。...
要約 基肥窒素を施用せず、生育に応じて液肥で追肥することにより、窒素の総施用量を慣行の55~61%に低減しても、同等の収量が得られる。高知県農業技術センター・生産環境部・土壌肥料科 背景・ねらい 近年、環...
要約 トウガラシの辛味成分(カプサイシノイド)の含有量を、少量のサンプルから短時間で評価する簡易検定法を確立した。本方法は、ピーマン育種で辛味のない個体の選抜に有効である。 キーワード トウガラシ、...
要約 葉枯病菌を接種したコンニャク小葉を、シャーレに入れた水に浸しておく水浸法によって発病させると、その罹病面積率に品種間差が認められ、これを利用して葉枯病耐病性の早期簡易検定が行える。 背景・ねら...
ナスの灌水同時施肥(養液土耕)による土壌及び作物体中硝酸濃度の適正管理技術
要約 半促成ナスにおける灌水同時施肥(養液土耕)栽培は、生産性の向上を図ることができるとともに、窒素施肥量を削減し、養分の利用率を向上させ、環境負荷を軽減する効率的な施肥管理が可能である。 背景・ね...